第二次世界大戦の範囲 : FIX(00/9/3 11:42) Re:第二次世界大戦の範囲 : かっぱ(00/9/3 19:02) Re[2]:第二次世界大戦の範囲 : アリエフ(00/9/4 00:35) Re[3]:第二次世界大戦の範囲 : BUN(00/9/4 04:49)
公式には、第二次世界大戦とは、39年9月1日(ドイツのポーランド侵攻)から、45年8月15日(日本政府ポツダム宣言受諾)までを指すものとなっています。 しかし、本当にそうなのでしょうか? 私は非常に疑問です。 入る可能性が少しでもあるものを、ちょっといろいろ並べてみます。 みなさん、どう思いますか?太平洋地域・満州事変・日中戦争(31年〜37年) ・日中戦争(37年〜41年) ・国共内戦(日中戦争中) ・ノモンハン事件 ・仏印進駐・ソ連軍侵攻(〜8月15日 )・ソ連軍侵攻( 8月15日〜)・国共内戦(日本降伏後)・朝鮮戦争大西洋地域・エチオピア侵攻・スペイン内乱・アルバニア侵攻・冬戦争・バルト三国併合・ベルリン封
> 公式には、第二次世界大戦とは、39年9月1日(ドイツのポーランド侵攻)から、45年8月15日(日本政府ポツダム宣言受諾)までを指すものとなっています。> しかし、本当にそうなのでしょうか?> 私は非常に疑問です。日本人には日本人による定義と呼称があっても何ら不思議ではありません。使うか使わないか、用いるか用いないかは別にして。第二次世界大戦、対ファシスト戦争、大祖国戦争、アジア太平洋戦争、、、これらの呼称は他人のふんどしで相撲を取っている感が否めません。どうも自国にのみ厳しい言葉狩りは行き過ぎだと思います。私自身は“太平洋戦争”を呼称しますが、かと言っても『大東亜戦争』の呼称を否定するものでもありませんし、寧ろその様に称することを尊重する立場にあるものです。(本当は「世界大戦」及び「大戦」のニュアンスは活かしたいんですが―。)
> 日本人には日本人による定義と呼称があっても何ら不思議ではありません。満州事変から昭和20年8月に至るまで、日本は中国大陸を含めて戦闘の連続であり、これらをひっくるめて「十五年戦争」という呼び方もあります。近代史の学会用語でもある。戦争を宣戦布告に始まる戦闘として捉えるか、戦闘には至らないものの武力による威圧外交も含めてより広く捉えるかで変わってきます。ドイツの場合もラインランド進駐、ズデーデン併合といったプロセスの延長にポーランド侵攻があるわけだから、相手国に対する宣戦布告無くとも、周辺諸国との紛争が継続し「準戦争」とでも言うような状況だったと考えるべきか。
「15年戦争」というのは左翼の側から付けた現実を無視した用語ですので、今は小中学校の教師等が使用する程度ではないでしょうか?こうした白髪三千丈の類の低級な造語が何を強調して、何を無視して造られたかをよく検討する必要があるでしょう。 第二次世界大戦の起源については既に様々な研究所が出版されており、それを頼りに考えれば良いことで、今回のFIXさんの言うような疑問については「戦争のことばっか、考えてちゃいかんよ」との一言があるのみです。戦争の間に挟まった平和の形と内容に注目しましょう。