艦上戦闘機の運用標準について : たかつかさ(00/8/31 23:55)
Re:艦上戦闘機の運用標準について : tackow(00/9/1 16:23)


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艦上戦闘機の運用標準について
たかつかさ(00/8/31 23:55)

「烈風の翼面荷重」について回答いただいた方々、ありがとうございました。

関連して新しい(と言うより、こちらが先であるべきか)問題提起です。

日本海軍の艦上戦闘機の運用標準はどのように変遷したのでしょうか?

「真実一路」の「性能標準〜」の変遷は
「出来るだけ少ない機数で艦隊防空」(機数を増やすと艦爆、艦攻が減る)から
「航空攻撃において、敵艦隊周辺の制空」への変化を示しているように思われます。
「防空の為に仕方なく載せるもの」から「攻撃に欠かせないもの」への変遷があったのかと思います。

しかしその一方で、マリアナ沖海戦においては戦闘機を減らしています。
部隊側では依然として「対艦攻撃を行う機体が最優先」だったのでしょうか?

みなさまの意見はいかがでしょうか。


4034 [4033] なし
Re:艦上戦闘機の運用標準について
tackow(00/9/1 16:23)

「マリアナ沖で戦闘機を減らしている」
というのはどうなんでしょう??

翔鶴や瑞鶴の搭載機の定数は南太平洋海戦のそれと変化がありませ
んが?
ちなみに、南太平洋海戦での2航戦の戦闘機の比率は44%。マリ
アナ沖での1航戦の戦闘機の比率は37/43(爆戦含む)%、2航
戦では39/59(爆戦含む)%ですから、数字上はマリアナ沖の方
が若干少ないのですが。これは、南太平洋海戦で直掩用の小型空母の
搭載機が戦闘機を主体としているためです。
従って、「爆戦」の取り扱いによって若干数値は変わりますが「減ら
した」という程の変化は無いと思います。

3航戦の爆戦は、「特殊攻撃」用ですから「艦上戦闘機の運用基準」と
は関係無いでしょうし。1航戦、2航戦の爆戦は空戦訓練も実施して
いた様ですから、これを「戦闘機」の範疇に入れればマリアナ沖海戦以
前よりも「戦闘機」の比率は大きくなります。

マリアナ沖海戦で大きく変化したのは「戦闘機の運用基準」ではなく
て「艦隊の運用」だと思いますけれども。

少なくとも「アウトレンジ」が出来た場合には、直掩機は必要無いで
すから。そして、それは成功したのですけれども・・・






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