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BUN(00/5/28 13:03)
> 常設展示としては以下のような企画が考えられます。 > > ・当時最新鋭機の箱絵ギャラリー(センチュリーシリーズなど) > ・国産消滅メーカー(オオタキなど)の名作キット > ・航空雑誌の特集・スクープ傑作選 > ・ブームがやってきた(エリア88、マリンジャンボなど) > ・航空雑誌が捉えたガセネタ傑作選(ソ連空軍など) > ・全文掲載、インストは僕の宝 > ・ヒコーキ少年の愛読書・宝物 > ・WARBIRDS常連がヒコーキ少年だった頃(コラム) > ・戦前のヒコーキ趣味・コレクション > > 企画を実現する際には、WARBIRDS常連の皆さんの力を > お借りしたいと考えています。
実に興味をそそる企画なのですが、プラモに関して言えば、絶妙の角度から平野克己氏が60年代、70年代をまとめて出版してしまった直後ですので、あれと異なる視点、別の角度からのアプローチはなかなか困難ではないか、と思われます。また、独自の切り口からこうしたものを企画立案しようとしたら、まず自ら先頭に立って「ライター」として筆を振るうことが絶対条件ですが、そうすると、今の御時世、高くつくんです。 絶好の資料、と思うモノが街にあっても既に上記平野氏のムックに象徴されるように、懐古趣味は飛行機分野でも成熟期にありますから、知っている人は知っている為に、もう、骨董的価格が付けられて流通してしまっているのです。 私がオフ会でお土産にした数個のキットすら、最近に新たに購入する(そんな人間は実は殆どいない=だから市場に商品がある)場合はひと箱、愚かにも数千円の値がついているものもあります。 よって、体系的な収集はおろか、一つのテーマでの数個の集積すら負担が大きい時代なのです。 また、私の付き合っている同種の趣味人が特別心の狭い人種なのかも知れませんが、自分の秘蔵のコレクションを人の手にゆだねるマニアというものは、珍しい存在と言えます。これは書籍でも映像資料でも他のアイテムについても概ね同様な状況にあると思います。 もちろん、Warbrdsに集う方々は大らかな人物ばかりだとは思いますが、マニアってのは多かれ少なかれそんな心根の人々であって、自分のコレクションが不特定多数の目に触れることを嫌うものなのです。(私がクズプラモ等を人にあげるのは、いわゆるコレクターではないことと、「一緒にお酒を呑んでくれた同好の士にはお土産をあげる」と那智の瀧で願を掛けたからです。何を祈願したかは秘密。) ですから企画、編集だけでコンテンツを収集充実させることは困難なのではないでしょうか。
そこで提案。 思い切って古い話はやめにして、90年代以降とか、自ら自分の足で歩いた時代に限定してはどうでしょう?まだ骨董には早い時代を自分が実感を失わない内に記しておくのです。題材は少しは安く、かつ豊富にあることでしょう。生の声も多く集まることでしょう。そうすれば頼りにならない他人ではなく、自分で語りたく、また語れることを語れば良くなるではありませんか。
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