やはり、昨年に続き、歳末は大和ネタがよろしいようで。結構なお題と存じます。
> 利根の例は有りますが、果たして大和の場合は利根の様な美しい艦になったかは疑問が残ります。
同感です。しかし、大和のシルエットに藤本デザインの影響は100%無いとは言い切れないような気がします。
>> ・間接防御重視(排水量,資材の節約) >> ・タービン/ディーゼル混載(目標20万馬力) >> の高速戦艦になったのではないかと思うのですが。 > この点については賛成!ですが、大和が27ノットしか出ない故さも使えない艦のレッテルを貼られているのは惜しい!
そりゃ、惜しいさ!俺も惜しい! けれども、大和ファンのトラウマとも言うべき30ノットコンプレックスですが、同時代の他国の戦艦は27.5ノットを記録した大和に比べてKGX級にせよ、ノースカロライナ級にせよ実測値は全く同等といってもいいほどです。
また、30ノット出れば空母に随伴できて活躍の場も、との説もありますが、ノースカロライナもサウスダコタも機動部隊と行動を共にしていますし、実際には問題は生じなかったと思われます。 更に、よく言われるように米海軍は新戦艦を空母の護る為の高射砲陣地代わりに輪形陣に組み込んで使用することは実際にはほとんどありませんでした。 機動部隊の決戦に片が付く付かないに関わらず、敵艦隊は勇敢にも我が主力と水上砲戦を、常に意図していたことは戦史からも明らかです。 大和級に出番が無かったのは帝国海軍があまりにも潔く水上砲戦を諦めて戦艦を消極的に運用したことに尽きるのではないでしょうか。
また、仮に20万馬力、30ノット版の大和級が完成したとして、この戦隊、燃費が悪すぎませんか?これでは出撃の機会がかえって少なくなるのは明白ではありませんか。
敵新型戦艦との水上砲戦において必勝を期した艦を使いこなせなかったのは、ひとえに用兵側の責任でしょう。
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