砲戦距離2万 : SUDO(99/10/11 12:56)
祝、大和vsアイオワ : BUN(99/10/11 17:33)
Re:祝、大和vsアイオワ : SUDO(99/10/11 22:52)
Re:砲戦距離2万だよーん : ハヤブサ(99/10/11 23:48)
極単純に考えれば : dg(99/10/12 17:52)
Re:砲戦距離2万ですだ : ハヤブサ(99/10/12 00:54)
補足 : BUN(99/10/12 04:17)
Re:砲戦距離2万だがや : ハヤブサ(99/10/12 00:55)
Re[2]:砲戦距離2万だがや : J(99/10/12 02:42)
Re[3]:砲戦距離2万だがや : Navy(99/10/12 02:55)
Re[3]:砲戦距離2万だがや(訂正) : Navy(99/10/12 02:56)
Re[3]:砲戦距離2万だがや : SUDO(99/10/12 12:09)
長いぞ〜(笑) : SUDO(99/10/12 03:57)
とりあえず、希望込みってことで : FIX(99/10/12 16:18)
Re:砲戦距離2万 : kazu(99/10/12 19:23)
Re[2]:砲戦距離2万 : Navy(99/10/12 20:24)
Re:砲戦距離2万 : ひもと(99/10/13 01:20)


2025 Root [2026] [2028] [2029] [2030] [2037] [2039] [2042]
砲戦距離2万
SUDO(99/10/11 12:56)

AnsQからです

大和級とアイオワ級
果たして昼間に殴り合いやったらどっちが勝つのか?

これって、ドッチにもあったし
過去の議論ボードでもかなりやりあった記憶があるのですが


私は、考えるまでもなく「大和」です


2026 [2025] [2027]
祝、大和vsアイオワ
BUN(99/10/11 17:33)

これは恒例の行事と化したということなのでしょうか?
世界の艦船別冊の記事で昨年の私の主張は十分カバーされるので、今回は「いや、真っ正面からならリシュリューが強い」といった剛胆な主張を待つことにします。


2027 [2026] なし
Re:祝、大和vsアイオワ
SUDO(99/10/11 22:52)

> これは恒例の行事と化したということなのでしょうか?

いや、まったく(笑)

ただ、意見を出すと、どうしても長文になると思うし
それこそ議論化すると思うんで・・・・

取りあえず、直接防御の人なんで
リシュリューはダメっぽいに一票(笑)

欧州最強はビットリオベネトだと思う、とか書いてみる(ぉぃ
アウトレンジに徹すること前提でね(笑)


2028 [2025] [2038]
Re:砲戦距離2万だよーん
ハヤブサ(99/10/11 23:48)

んーと、じゃあ始めます。
どこから書いていいものやらわかりませんが、まずはisiさんから、

>1)主砲貫徹力:大和有利(運動エネルギーで1.25倍)
>2)発射弾数 :アイオワ有利(1.33倍)
>3)砲弾の性能:アイオワ有利
>4)射撃精度 :昼間なら大同小異
>5)耐弾防御 :大和有利(特に水平装甲と機関部)
>6)予備浮力 :大和有利(推定2倍)
>7)復元力  :大和有利
>8)ダメコン :耐砲弾なら顕著な差なし
>9)速  力 :逃げるのでなければ無関係

と並べてみるとなんとなく説得力があるように見えますが、個々の項目を見ると内容に
疑問があります。例えば4の射撃精度。果たして「昼間なら大同小異でしょうか?」
根拠が不明です。それから7の復元力というのは被弾浸水時の傾斜復旧能力の事でしょ
うか?だとしたら復元力とは別の物です。8のダメコンのなぜ「耐砲弾なら顕著な差無
し」と言えるのでしょうか?その他でも予備浮力が約2倍であるとか、速力が無関係だ
とか根拠不明の評価が目立ちます。(3の砲弾の性能というのもそう)


>砲弾威力と防御力から,16in砲弾が大和に命中しても致命傷にはなりにくく,一方46cm
>砲弾がアイオワに命中すれば致命傷となる確率が高いでしょう。主砲口径と排水量の差
>がかなりストレートに反映されると思います。

16インチ弾がそうそう致命傷にはならないという点には同意しますが、なぜ18インチが致命傷になる確率が高いと言えるのかわかりません。


>「日本側が勝ると考えられるのは散布界の小ささのみ」
>1弾の威力(運動エネルギー)は明白に大和が上回ります。しかも装甲の薄いアイオワ
>では命中時のダメージはより深刻です。

>「測的能力と発射速度では米海軍の勝ち」
>測的能力が勝っていても,大和の測的能力が0というわけではなく,どの程度の差かが
>問題です。
>発射速度が3割高いのは「有利」ですが「決定的」ではありません。また1弾の威力
>大和が勝るため「1弾の威力×発射速度」は両艦とも同等です。

私は測的能力と発射速度でアイオワが勝っている、と書いただけで10対0であるなどと書いていません。
「1弾の威力X発射速度」が同等だとしましょう。しかし「1弾の威力X発射速度X射撃精度」
ではアイオワが優越していると思います。

>「絶対不利」
>攻撃力・防御力とも大和が上と私は考えますが,それでも「有利」なだけで「絶対」で
>はありません。有利さが「どの程度」かが問題です。

これは大和対アイオワ全般についての言葉ではなく射撃能力について書いた言葉です。


>「防御力について言えば、砲撃戦で勝負が付くのは弾火薬庫直撃ぐらい」
>“弾火薬庫に命中しなければ関係ない”とはなりません。主砲弾を受ければ双方とも相
>当のダメージを受けます。ダメージの累積が先に限界に達した方が戦闘不能になるでし
>ょう。この点アイオワは


> 3)傾斜すると水平装甲が敵弾に打ち抜かれやすくなる
といった点で不利です。

弾火薬庫直撃くらいという表現は極端に過ぎたかも知れませんが、ジュットランド以降
は遠距離射撃による弾火薬庫直撃という事が期待されたのは事実です。


> 1)装甲が薄いので1被弾でのダメージが大きい

確かに1被弾あたりのダメージは大きいでしょうが、少なくとも「1弾の威力×発射速度」
だったのではありませんでしたっけ?


> 3)傾斜すると水平装甲が敵弾に打ち抜かれやすくなる
>といった点で不利です。

これについては解説をお願いします。


ついでに
>「アイオワは距離40000ヤードの第一斉射で大和を直径300ヤードの主砲砲弾の散布界に
>収め」
>着弾修正なしで第1斉射から挟夾できるとは思えませんし,36,000mで散布界が300m未満
>とも思えません。この数字は物理的に疑問を感じます。現実問題として30,000m以上で有
>効な砲撃戦が成立するとは思えません。

着弾修正なしで第1斉射から挟差するのは確かに日本海軍の常識では無理ですが、後期の
米海軍では決して不可能ではありません。それが私が言っている「測的能力」の差というものです。


2038 [2028] なし
極単純に考えれば
dg(99/10/12 17:52)

フル整備済みの状態で、単艦同士の決戦であれば、より大きく(重く)、より新しい船の勝ですね.
ビスマルクvsフッド
ビスマルクvsPウエールズ
霧島・比叡vs米新型16インチ砲艦

ならば、
65000トンの大和が、45000トンに
負けるわけはない.相手の初弾がたまたま命中し、それが前部副砲塔を直撃貫通爆発などという
極めつけ不運(運も力の内だが)がなければ.


2029 [2025] [2035]
Re:砲戦距離2万ですだ
ハヤブサ(99/10/12 00:54)

次にBUNさん。

>1.トランジスタも無い時代のレーダーに信頼性と精度を求めるのは本来無理なこと。

信頼性は確かに今の基準からすると劣るのは推定できますが、精度を含めるのは行き過ぎでしょう。米海軍のレーダー射撃がその程度だったというのが趣旨だとすれば、それなりの根拠をお願いいたします。


>2.高速を利して距離を取り続ける消極的戦法を採用する艦長は開戦後、査問される可
>能性大。

米海軍は勇敢さは求めますが、猪突猛進の蛮勇を認める訳ではないでしょう。最後まで
損害を恐れて消極的戦法をとればどこの国でも艦長や司令官は非難されるでしょうが。
少なくとも私が最初に書いたのは、有利な夜間に攻撃をしかけるという意味です。


>3.アイオワの防御力は水平、垂直とも自艦の砲弾にも耐えず、問題あり。かえって近
>接する必要あり。

「近接する必要」とは?


>4.機動の激しい単艦同士の砲戦で、照準修正を考慮すると、発射速度の差は問題にな
>らない。

なぜ「問題にならない」のか解説をお願いします。


2035 [2029] なし
補足
BUN(99/10/12 04:17)

>>1.トランジスタも無い時代のレーダーに信頼性と精度を求めるのは本来無理なこと。

この件は残念ながら詳しいデータはありませんが少し電気をかじった人間なら数あるアイオワ伝説の中で真っ先に疑問に思う事柄ではないでしょうか。

>>2.高速を利して距離を取り続ける消極的戦法を採用する艦長は開戦後、査問される可能性大。

米軍が特に夜戦を有利と考えていた形跡はありません。戦後のマニアがカタログデータを比較した上での机上の判断でなければそうした結論は出ないでしょう。
逆に日本は夜戦に対して、あるいは砲戦そのものについての自信を崩壊させていた形跡が顕著に見えますが、我が方より「自信と戦意に満ちた」米艦長は、失探の恐れのある夜戦より徹底追撃できる昼戦を迷うことなく選択するはずでしょう。
 私はかなり本気で、その際、彼が立つのはCIC等でなくアイオワの勇壮な露天艦橋なのではないかと考え、楽しんでいます。

>>3.アイオワの防御力は水平、垂直とも自艦の砲弾にも耐えず、問題あり。かえって近接する必要あり。

水平防御を打ち破られる危険性については米軍は認識していた可能性があると思います。敵新戦艦に対しアイオワは垂直防御主体となるところまで距離を詰める可能性があるということです。

>>4.機動の激しい単艦同士の砲戦で、照準修正を考慮すると、発射速度の差は問題にならない。

日露戦争時のように数倍の差があればその差は顕著に現れるでしょうが、大和、アイオワクラスの巨砲が最大発射速度でかつ装薬を減らすこともなく釣瓶撃ちに射撃し続けることなど非現実的です。仮にそうした発射速度で撃ち続ければアイオワの砲は大和より先に発射不能に陥ることでしょう。


2030 [2025] [2031] [2034]
Re:砲戦距離2万だがや
ハヤブサ(99/10/12 00:55)

続いてSUDOさん。風邪引いて熱有るからこんな事やってる場合じゃないと思いつつ。


>米軍の公称性能って飛行機でもそうだけど
>本当にそれが実戦性能だったのか、よく考えるべきではないでしょうか
>ええ、レーダーの性能も含めてですよ

公称性能を鵜呑みにするのは問題外ですが、レーダーの性能が日本側に勝り、また
射撃管制に使えるレベルだったのは確かです。もちろん実際の戦例を見る限り、
昼間晴天の場合でも光学装置に優越していたのは否定できないと思います。


>よく日本の遠距離戦闘能力が怪しいと言われますが
>スラバヤでもアッツでも命中率で勝ったのは日本軍の方です
>確かに当初予想された数値からは凄まじく悪いですが

スラバヤの場合、砲戦に関する限り日本側が勝っていたとは言えません。水上戦に
おいて日本側が勝った多くの例と同じく魚雷攻撃あっての勝利です。
アッツでも先に有効弾を得て命中弾を出したのはアメリカ側です。それ以降も有効弾
(挟夾)を送り続けた事からすると照準自体は正確だった事になります。命中弾が出
なかったのは散布界の問題と同時に日本側にツキがあったと言えなくもありません。
戦力が日本側が米側のほぼ倍だった事はおいておいても。


>サマール沖の米軍艦艇の被弾報告を見れば
>日本軍の2万前後での射撃能力は大体想像できます
>スコール・煙幕・空襲という悪条件で出した数字は十分に立派です

「十分に立派」というのはどのような判断基準に基づいているのでしょうか?
日本側で最高の命中率をあげたのは「利根」の1.7%(408発中7発 日本側判定)
です。「利根」艦長の黛治夫大佐が戦前豪語した、30000mで3%、26000mで6%と
いう数字には遠く及ばないのは仕方がないとして、この数字を「立派」と判断
する根拠が私にはありません。
空襲はともかくスコールや煙幕というのがレーダー射撃では「悪条件」とならな
い点も付け加えておきます。


>反対にレイテ戦で米軍の射撃能力はかなり怪しい物でした
>大抵の場合、一方的に攻撃していたのにです

これは上と合わせて「米海軍の射撃能力は日本海軍のそれより低いものだった」
と書きたいのだと解釈してもよろしいのでしょうか?レイテ戦でそれを証明する
例があるのなら、あげて下さい。


>米軍が活躍した事例は
>一方的な射撃、出来れば雷撃等で相手が混乱しているときに
>これを米軍の「平均的数値」と見なすのは危険です

なぜ「一方的な射撃」が可能なのかというのは置いておいても、叩き合いで米海軍
が負けた例は少ないと思います。



2031 [2030] [2032] [2033] [2036]
Re[2]:砲戦距離2万だがや
(99/10/12 02:42)

> 空襲はともかくスコールや煙幕というのがレーダー射撃では「悪条件」とならな
> い点も付け加えておきます。
このスコールって強風のことですか?
雨も混じってるんですか?
当時のレーダーでは雨は悪条件ではないんですね。


2032 [2031] なし
Re[3]:砲戦距離2万だがや
Navy(99/10/12 02:55)

質問の方に書いたが
2万mの昼間並行砲戦で
アイオワは16インチを毎分18発、2.2トン/分
大和は18.1インチを毎分13.5発、6.1インチを45発、2.3トン/分

2万mでは91式徹甲弾の水線下直進距離は30ー50mほどと見れば、アイオワの幅方向の標的面積が2ー3倍に増大する。
毎分45発の6.1インチ砲弾は致命傷は与えられないものの、アイオワ上構造へ被害をあたえるか、照準動作のさまたげになるなど、利点が多い。

この条件では大和が有利であると結論できる


2033 [2031] なし
Re[3]:砲戦距離2万だがや(訂正)
Navy(99/10/12 02:56)

質問の方に書いたが
2万mの昼間並行砲戦で
アイオワは16インチを毎分18発、22トン/分
大和は18.1インチを毎分13.5発、6.1インチを45発、23トン/分

2万mでは91式徹甲弾の水線下直進距離は30ー50mほどと見れば、アイオワの幅方向の標的面積が2ー3倍に増大する。
毎分45発の6.1インチ砲弾は致命傷は与えられないものの、アイオワ上構造へ被害をあたえるか、照準動作のさまたげになるなど、利点が多い。

この条件では大和が有利であると結論できる


2036 [2031] なし
Re[3]:砲戦距離2万だがや
SUDO(99/10/12 12:09)

>> 空襲はともかくスコールや煙幕というのがレーダー射撃では「悪条件」とならな
>> い点も付け加えておきます。
> このスコールって強風のことですか?
> 雨も混じってるんですか?

残されている写真からは、雨ですね
どの程度の影響を受けるのは、判りません
肉眼よりはマシでしょうし、米軍はスコール越え射撃もしてます


2034 [2030] なし
長いぞ〜(笑)
SUDO(99/10/12 03:57)

> 公称性能を鵜呑みにするのは問題外ですが、レーダーの性能が日本側に勝り、また
> 射撃管制に使えるレベルだったのは確かです。もちろん実際の戦例を見る限り、
> 昼間晴天の場合でも光学装置に優越していたのは否定できないと思います。

ええ、基本的に同意します
ただ、彼らの公称数値が正しいとは思えないだけです
また、中距離以遠で電探射撃した事例が少ないこと
近距離では日本軍の側も良好な射撃をしている事例が多いこと
そういったコトを総合すると、どれだけ違いがあるのかは判りません


命中率に関してですが

スラバヤの命中ゼロは何をどう言いつくろっても事実
アッツの方は米軍が勝っていた可能性も否定しませんが
結果は結果だと思います

敢えて書きます、日本軍の射撃精度は決して悪くはなかった


>>スコール・煙幕・空襲という悪条件で出した数字は十分に立派です
>
> 「十分に立派」というのはどのような判断基準に基づいているのでしょうか?

まず、海戦結果と分けて考えています
砲撃と言う一つの行為に対しての個人的見解です
また命中率よりも、命中弾数を見て考えた結論で
それも米軍の被弾報告主体の推定事項です

この海戦では
煙幕等から出てくる目標に対しての短時間の応戦が主体で
光学測距故の最初の数回は試射になりやすく
補足出来ても短時間でそれが隠れてしまうことが多かった様です

これでは、夾叉後の持続射撃で命中弾を期待する
公算射方にはもっとも向かない条件です
空襲下でダンスしながらコレを行うことは困難だったでしょう

それでも一定の結果を出しているのです
同様の劣悪な条件下で交戦した事例を浅学にして知らないのですが
これが悪い結果だとは思えません


> 空襲はともかくスコールや煙幕というのがレーダー射撃では「悪条件」とならな
> い点も付け加えておきます。

ええ、勿論、当然です
この事例は、日本軍の光学測距能力
それも短時間での夾叉率(および命中率)を見るモノです

米軍の被弾報告と照らし合わせると>一部ですけどね
盲弾のカウントが日本側には入ってないと思われます
当たった後がどうなのかは砲術技量には直接影響しないと思うので
それらも考慮すれば、3%程度は見積もって良いように思えます

利根の消耗弾数から見ると、斉射にして50回分
共同行動を末期にとっていた羽黒の射撃報告等から想像すると
7−10目標に対して射撃、1目標に対して平均5−7斉射
これで利根が7発当ててるなら、毎回の交戦で1発当ててる計算になります
これは、大抵の海戦の平均よりも良好ではないかと愚考します
補足後、より長時間に射撃できていたら、もっと当たったでしょう
既に光学装置と大型水上艦が役割を果たせない状況下だったことが
見かけの結果を悪く見せているだけで
一つ一つの情景を切り出せば、本来の想定環境下に近ければ
それなりに戦闘能力を発揮できるモノと想像できます
これが「立派」と判断した経緯です


>>反対にレイテ戦で米軍の射撃能力はかなり怪しい物でした
>>大抵の場合、一方的に攻撃していたのにです
> これは上と合わせて「米海軍の射撃能力は日本海軍のそれより低いものだった」
> と書きたいのだと解釈してもよろしいのでしょうか?レイテ戦でそれを証明する
> 例があるのなら、あげて下さい。

極端に悪いと言うつもりはないですが
エンガノ岬やスリガオ海峡での交戦
どれも良好とは言い難いように思えます
スリガオ海峡の海戦も、駆逐艦雷撃が主体で
果たして戦艦がどれだけ命中弾を稼いだのか疑問です
これは対象が沈没しているので、はっきりとは判らないのですが
最上を取り逃がしているコトから
十分な射撃精度が果たしてあったのか・・・・
戦艦級の砲弾が複数当たれば
ソロモンの霧島の様に、大きなダメージを受けるものです
所詮重巡の最上がボロボロとはいえ自力で脱出出来たことは
米戦艦の射撃能力が不十分だったことの状況証拠といえるかも知れません

軽巡や駆逐艦の射撃はかなり当たってるようですから
射撃速度が低くて距離がある場合
電探盲従射撃(矢矧の戦闘詳報より)には不向なのかも知れません
サンベルナルジノ海峡で野分を撃ったときも
アイオワ級戦艦は有効弾を出せなかったようですし
水柱と目標の観測に問題を孕んでいたのか
未来位置予測のルーチンに問題を抱えているのか
それとも単に電探の精度が距離が大きくなると悪化するのか
フィードバック無しで射撃しているのか

どれも可能性としてありそうです
昼間なら光学と併用してフィードバックしていれば解決するので
運用面での工夫で対応できる問題だとは思いますが
どの程度、これを問題としていたのか、今となっては判りません

ただ、こうした事例を眺めると
米軍と日本軍で、昼間に素直に殴り合ったら
射撃精度が違うっていう可能性は、あまり無いように思えます

なんか寝ぼけて書いてるので
日本語が変なトコロは勘弁してね(;_;)


2037 [2025] なし
とりあえず、希望込みってことで
FIX(99/10/12 16:18)

 結論から書くと、砲戦特化艦の大和に、汎用高速戦艦のアイオワが、バカ正直に昼間砲戦やって勝てるとは思えません。

プラン1.距離2万を維持した場合
 アイオワの16インチで大和のヴァイタルパートを貫通できる可能性は、かなり低いはずです。
 仮に命中率に2倍の差があったところで、1発あたりのダメージの差が2倍じゃすまないほどに拡大してしまうので、アイオワ級の勝率はかなり低くなってしまいます。

プラン2.砲戦距離を開こうとした場合
 後ろから追いまくられながら砲戦をやることになるので、まだ距離2万の方がまだマシなように思えます。

プラン3.数千メートルでのどつき合い
 これをやるとアイオワ級は電探射撃のメリットを殺してしまうことになります。日本海軍の砲撃命中率が言われるほど高くないとはいっても、近距離砲戦ですら電探に一方的に撃ちまくられるほど低いとも思えません。
 となると、(プラン1で示した理由より)序盤戦を有利に進められる大和級の方が有利になるのではないでしょうか。この場合、確率次第ではアイオワ級の勝利も十分考えられますが。
 
 ちなみに、今回の検討では、水中弾食らってアイオワが爆沈する可能性と、副砲に直撃弾食らったりダメコンミスったりして大和が爆沈する可能性を、相殺させてもらいました。


2039 [2025] [2040]
Re:砲戦距離2万
kazu(99/10/12 19:23)

私は勝敗の判定がつかない、つまり両者引き分けではないかと思います。笑わないで、怒らないで聞いて下さい。
砲戦距離2万メートルで弾が音速で飛ぶとすれば着弾までだいたい20秒。一方発射時の発光や煙は瞬時。向こうの戦艦の主砲発射の瞬間を一方発射時の発光や煙で確認し、「でいや!」と気合いもろとも転舵を開始すれば20秒で元の予想コースからかなり離れられるのではないかと。
そもそも全力で回避運動してる相手にこっちが全力で回避運動しながら射撃して、命中率1%超えるもんですか?
大和の主砲弾数は約900発と聞いた事ありますので命中率1%以上は無いとアイオワを無力化出来ないと思います。
米国の科学力がいかに優れていようと、ミサイル飛ばすわけぢゃないんだし、アイオワも似たような状況ではないでしょうか?


2040 [2039] なし
Re[2]:砲戦距離2万
Navy(99/10/12 20:24)

>砲戦距離2万メートルで弾が音速で飛ぶとすれば着弾までだいたい20秒。一方発射時の発光や煙は瞬時。向こうの戦艦の主砲発射の瞬間を一方発射時の発光や煙で確認し、「でいや!」と気合いもろとも転舵を開始すれば20秒で元の予想コースからかなり離れられるのではないかと。

大和18.1インチは780m/sec,アイオワ16インチは760m/secが初速で着弾時の存速はおそらく400-500m/secでしょう。
砲戦距離2万mなら4ー50秒は見ましょう。
大和は舵の効きがことの他悪く,転舵後1分近くしないと回頭し始めないらしいですから,発砲火炎を視認めてから転舵では遅いでしょう。

話は変わりますが,2万mにおいて着弾したとき,徹甲弾は砲弾軸線からどれだけ傾いているのでしょうか?リュウ弾砲の高仰角射撃では弾は軌道より常に上を向いて飛びそのため旋転方向に向かって空気力を受けて方位角より着弾がずれます。極端な場合,砲弾は着地のさい尻餅をつく形で衝撃を受けるため信管の設計が難しいといいます。
アイオワの砲弾は1225kgと長門などより2割以上も重く,長いように推定されます。これは発射方向軸に直角の軸のモーメントは通常の弾より大きいはずです。この場合,放物線を描く弾道に対してアイオワ砲弾の軸線のずれは通常弾より,大きくなるのではないでしょうか?
私の言いたいのは,2万m付近で着弾したアイオワ16インチ砲弾は,弾の斜め側面を向けて目標に突入するために,徹甲弾としては弾穀強度や貫通力に問題を生じるのではないかということです。

考えすぎでしょうか?


2042 [2025] なし
Re:砲戦距離2万
ひもと(99/10/13 01:20)

アイオワ級の対弾防御は、たしか自艦の主砲弾にたいし23500−28500だったと記憶しています。(前後1000ずれるような気もするけれど、幅が5000しかなかったはず)。そして、この距離でも大和型の46cm砲は、当たり角度が浅くなければ、防御不能。
また、アイオワはたしかに単位時間当たりの発射弾数は大和に勝り、単位時間あたりの射出する弾丸重量も匹敵するが、深い突入角度でなければはねかえされる。(更に、大和・武蔵は46cmに対して防御過剰と日本自身が判断している。少なくとも対弾防御では、世界一であろう。(副砲除く))

となると、果たしてアイオワの射撃精度が大和をいくら上回るかに勝負がかかるのだろうが・・

大和の砲術長の回顧によると、トラックの訓練で距離32000(だったはず)で初弾命中したという。もとより訓練の話であるから実戦でどうなるかは不明であるが、昼戦で視界がよければ、照準はそれなりの精度はあったのではないだろうか。(時期にもよるだろう。S20年時点ではかなり低下していたと推察する)
また、日本海軍自体の砲戦能力としては、戦艦では霧島の奮戦からして、けっして「低い」ばかりではないと考えられる。
また、散布界については、大和・アイオワはほぼ同じあたりではなかろうか。
私としては、アイオワが前述の不利を覆すほど一方的に命中弾を叩き込む、とは思えず、泥仕合に突入するように思える。(なお、爆沈については、どちらもどちらである。ただ、言われているほど大和の副砲は「当てやすい」ものとはおもえない)
泥仕合になれば、自力で優れる大和に軍配があがる・・・のではないだろうか?
なお、ダメコン等であるが、はたして殴り合っている最中にどれだけ効果を発揮するか疑問である。



FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]