艦対空 : ぎんが(99/8/11 07:01)
re:艦対空 : J(99/8/11 16:24)
re:艦対空 : FIX(99/8/11 14:56)
re:艦対空 : REFREX(99/8/11 09:48)
re:艦対空 : SADA(99/8/11 09:42)
re:艦対空 : かっぱぎ(99/8/11 09:26)
米軍の水上部隊はもっと遠慮がない : BUN(99/8/12 20:10)


1586 Root [1600] [1599] [1592] [1591] [1589]
艦対空
ぎんが(99/8/11 07:01)

太平洋戦争で艦船は飛行機に勝てないのが証明された となっていますが、又一方で防御側(艦船)の進歩が攻撃側(航空機)の進歩を上回ったとも聞きます。日本軍の研究でアメリカの機動部隊の弾幕を突破して目標に達するのが1/20、再び弾幕を突破して生還出来るのが1/400という話もあります。と言うことは大戦後半のアメリカなみの輪形陣どうしで戦えば、航空機で有効なダメージを与えられず、結局大艦巨砲主義の勝利になるのでは?(大戦後半のアメリカ軍は艦船の方が強かったのではないか?という事です)


1600 [1586] なし
re:艦対空
(99/8/11 16:24)

うーん、飛行機が近づきにくいから対艦ミサイルが発達したのですからね。自衛隊が艦載砲の誤射で米軍機を落とした時も本来は対ミサイル用で航空機を打ち落とすためのではないと解説されていたので。というわけで航空機が自由・スマート爆弾・魚雷で攻撃したらそのとうりになるでしょうね。対艦ミサイルで攻撃した時には大艦隊を組んでいても危険でしょう。今は艦隊に直接攻撃をする事はほとんどないし、イージス艦の少ない艦隊はミサイルに弱いです。ですから制空権は艦対空の戦いに重要でしょう。


1599 [1586] なし
re:艦対空
FIX(99/8/11 14:56)

 結局のところ、防空戦は典型的なシステムウォーです。艦隊だけ、航空機だけで防空戦を実行すればよほどの戦力差がない限り失敗します。
 その辺のことをわきまえてしっかりとした防空体制を組めば、航空攻撃というのはさほど恐ろしいものではないはずです。


1592 [1586] なし
re:艦対空
REFREX(99/8/11 09:48)

同様の議論は佐藤大輔氏の『パシフィックストーム』の中でも議論されていますが、まったく同レベルの艦隊同士が戦えば最終的に戦艦の出番があるかも知れません。しかしアメリカ並みの対空システムが無ければ大和一隻に引き換え撃墜した敵機が10機以下という実例があることでもお分かりでしょう。その意味で対戦末期の太平洋に限って言えば、アメリカ軍は艦船の方が強かったと言ってもいいかも知れません。ただ、それを大艦巨砲主義の勝利といえるかどうか。


1591 [1586] なし
re:艦対空
SADA(99/8/11 09:42)

> 太平洋戦争で艦船は飛行機に勝てないのが証明された 
>となっていますが、又一方で防御側(艦船)の進歩が
>攻撃側(航空機)の進歩を上回ったとも聞きます。
>日本軍の研究でアメリカの機動部隊の弾幕を突破して
>目標に達するのが1/20、再び弾幕を突破して生還
>出来るのが1/400という話もあります。

 その前にパトロール中の防空戦闘機部隊によって相当数が
減らされますよね。アメリカ機動部隊にはF6FやFM-2が護衛に
ついていることをお忘れなく。もし、それを計算に入れないなら、
急降下と雷撃の同時攻撃で敵の火力を分散させれば、この数字よりは
だいぶマシになったと思います。もっとも、それをする力も、
錬度もなかったのですが。

 航空機に対抗するのは航空機が一番簡単なのです。ドイツみたいに
まともな誘導爆弾が有れば、対空砲の射程外の高度から水平爆撃、
という手もあったんですけど・・・。こうなれば艦船は全く無力ですよね。

>と言うことは大戦後半のアメリカなみの輪形陣どうしで戦えば、
>航空機で有効なダメージを与えられず、結局大艦巨砲主義の勝利に
>なるのでは?(大戦後半のアメリカ軍は艦船の方が強かった
>のではないか?という事です)

戦艦が近づく前にお互いのTBF・SBDによってフネの戦闘能力
喪失、の可能性の方が大きいかも。米軍機は非常にタフですし。


1589 [1586] [1608]
re:艦対空
かっぱぎ(99/8/11 09:26)

確かに、兵器の優位とは相対的なものですから、大戦後半の米海軍機動部隊に匹敵するシステマティックな防空体制があれば、日本でなくとも、本家アメリカの航空攻撃であっても、米機動部隊に打撃を与えることはかなり困難だったと思います(1000機くらいで飽和攻撃をかければ何とかなったかもしれませんが)。
 そうなれば、最終的には戦艦などの水上戦闘艦艇によって決着をつけるしかない状況は発生し得たかもしれません。


1608 [1589] なし
米軍の水上部隊はもっと遠慮がない
BUN(99/8/12 20:10)

米軍機動部隊の防空体制については沖縄の泊地の防衛が印象が強いのですが、
洋上での決戦において、空母を含む輪形陣にはあの対空砲火をハリネズミの如く身に纏った
高速戦艦部隊が加わることは希で、意外にシンプルな陣形で戦いに臨んでいます。
米軍の防空が航空機を主軸としていることのあらわれでしょう。

では空母の輪形陣からは自由な高速戦艦部隊は何を意図していたかと言えば、
敵母艦部隊の壊滅を待たずに率先して突撃し、敵主力と砲戦を行う意思を持っていました。
マリアナの米機動部隊の陣形、レイテの状況等はこうした戦術思想の反映でしょう。
米海軍は敵航空兵力の脅威に対して無頓着にさえ見える戦術を数多く実施しています。

ならば、何故そのようになったのかと言えば、
それは、有史以来、まともな航空援護下で航空機に撃沈された戦艦は一隻も存在しないからなのでしょう。


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