|
うるける(99/6/21 23:35)
矢野徹著のドキュメント 「４４２連隊戦闘団」の、イタリア戦線における二世部隊のある軍曹の
科白が印象にのこってます。
従軍記者アーニー・パイルが、あまりに無茶な攻撃をくり返す二世部隊を見てたまりかねて
「何故あなたたちはこうも無理とわかっている攻撃をかけているのですか？（中略）」
と、質問した後の二世の軍曹の科白です。
『我々はやらなければいけないのです。我々はニ正面作戦をやっているのです。ドイツ軍と戦う
と同時に、日系アメリカ人全体のために戦っているのです』
これを読んで、何と痛ましい科白だと思いました。
それともう一つ。フランス戦線のボージュという所で孤立したテキサスの大隊を救うため、二世部隊が
救出に出動し、死傷率97％という、膨大な被害を出しながらテキサス兵を救出した時の日系人の科白
も印象に残ってます。
テキサス大隊の指揮官が、救出に来た日系部隊の少尉の前に現れ、
「ありがとう、・・・ありがとう、君たちは、ジャップ部隊か？」
尋ねた時、日系の少尉がいきなりテキサスの指揮官の胸倉を掴みあげ、
『この野郎！ジャップとはなんだ、無礼な！ジャパニーズと呼べ、ジャパニーズと！』
と怒鳴りつけたエピソードが凄く印象に残ってます。
| 
好きな名言、名文句は？ : はるな(99/6/20 01:52)
