将来の空母船体形状について : TOMOCAT(99/6/2 01:11)
re:将来の空母船体形状について : マイヤー(99/6/4 20:09)
re:将来の空母船体形状について : TOMOCAT(99/6/5 21:58)
re:将来の空母船体形状について : よしの(99/6/4 18:16)
re:将来の空母船体形状について : SUDO(99/6/2 15:33)
有り難うございます : TOMOCAT(99/6/3 00:31)
re:有り難うございます : SUDO(99/6/3 23:54)
re:将来の空母船体形状について : 大戦略 太郎(99/6/2 11:47)


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将来の空母船体形状について
TOMOCAT(99/6/2 01:11)

 『あなたはどっち?』で空母の形状は半没潜水艦みたいになると書いたTOMOCATです。フネではなく飛行機が好きな人たちは、将来の空母船体形状についてどのようなモノになると考えておられるのか、なんだが知りたくなってしまいました。
 私が半没潜水艦と思ったのは、『あなたはどっち?』に書いた通り、ダメコン上の要請があると思うのです。J.C.ステニスは基準排水量で10万トンを超えたと記憶しています。ということは、とんでもなくデカいわけです。こんなん敵にしてみればとっても好いマトです。実際、JSFの想像図にSTOVLがありましたが、これの運用法が確立すれば、長大な飛行甲板は必要無くなると思います。勿論、アーミングエリアは解放されていた方がダメコン上有利なハズなので飛行甲板から消えないとは思いますが、それでも現状ほどはいらないと思われます。むしろ格納庫が水面下にあるほうが有利なのではないでしょうか。潜水艦の脅威も存在はしますが、対艦ミサイルよりも脅威度は少ないと思います。
 みなさんどうお考えなのでしょう。
 ご教示ねがいます。


1092 [1057] [1112]
re:将来の空母船体形状について
マイヤー(99/6/4 20:09)

>  『あなたはどっち?』で空母の形状は半没潜水艦みたいになると書いたTOMOCATです。フネではなく飛行機が好きな人たちは、将来の空母船体形状についてどのようなモノになると考えておられるのか、なんだが知りたくなってしまいました。
>  私が半没潜水艦と思ったのは、『あなたはどっち?』に書いた通り、ダメコン上の要請があると思うのです。J.C.ステニスは基準排水量で10万トンを超えたと記憶しています。ということは、とんでもなくデカいわけです。こんなん敵にしてみればとっても好いマトです。実際、JSFの想像図にSTOVLがありましたが、これの運用法が確立すれば、長大な飛行甲板は必要無くなると思います。勿論、アーミングエリアは解放されていた方がダメコン上有利なハズなので飛行甲板から消えないとは思いますが、それでも現状ほどはいらないと思われます。むしろ格納庫が水面下にあるほうが有利なのではないでしょうか。潜水艦の脅威も存在はしますが、対艦ミサイルよりも脅威度は少ないと思います。
>  みなさんどうお考えなのでしょう。
>  ご教示ねがいます。

この考え方は、紺碧シリーズで多用されている、あれを思い浮かべればいいのでしょうか?
実際に、空母が完全に潜行できれば、レーダはおろか、悪天候も関係なく、単独で作戦が
可能になるかも・・・!
半没潜水艦方式にすると、確かにレーダに対して水面に出ている部分だけステルス使用に
すればいいですが、艦上機発艦中に高波におそわれたら、甲板の上の物は大被害でしょうね!


1112 [1092] なし
re:将来の空母船体形状について
TOMOCAT(99/6/5 21:58)

> この考え方は、紺碧シリーズで多用されている、あれを思い浮かべればいいのでしょうか?
> 実際に、空母が完全に潜行できれば、レーダはおろか、悪天候も関係なく、単独で作戦が
> 可能になるかも・・・!
> 半没潜水艦方式にすると、確かにレーダに対して水面に出ている部分だけステルス使用に
> すればいいですが、艦上機発艦中に高波におそわれたら、甲板の上の物は大被害でしょうね!


 あの、実は私、紺碧にしろ旭日にしろ、あるいは他のモノでも(本屋で働いていたにも関わらず)1ページとか2ページくらいしか読んだことないんです。あとは後書きくらいです。だから「あれ」と言われても実は解らなかったりします。
 だって、負けた戦争でいつまでも恨みがましく「あーすれば良かった、こうすれば勝てた」なんて言うのは愚の骨頂だと思いませんか?
 後書きをみると、かの作者先生は相当勉強していらっしゃるらしく、執筆にあたって読んだ本のタイトルを挙げてらっしゃるようですが、なんだか無駄です。
 同じ「あーすれば良かった、こうすれば勝てた」と言うんだったら、クレスト社発行、小室直樹氏の『大東亜戦争ここに甦る』がはるかに読書に値します。
 私の戦争観は今回の議論の主旨からハズレますので、割愛させていただきます。 


1089 [1057] なし
re:将来の空母船体形状について
よしの(99/6/4 18:16)

甲板は着艦専用になって、発艦はすべて専用ランチャーから全自動制御で発射されるゼロゼロ発進・・・
ってことは、ないですよね。きっと


1062 [1057] [1071]
re:将来の空母船体形状について
SUDO(99/6/2 15:33)

すんません、ヒコーキよか、おフネの好きなSUDOです(^^;;

ダメコンって意味わかってます?
ダメージコントールなのですよ
ダメージを受けても、死なない、沈まない
沈まない限り、比較的容易に戦闘能力は回復できます
特に空母の場合、搭載機さえ確保できれば、短時間で前線に復帰します
太平洋の米空母、特にヨークタウン級三隻の活躍を見れば判ると思います
ダメコンとは被弾しないことでもないし>小型化とかステルス化
被弾しても損害を受けないことではないのです>重装甲化
受けた被害を拡大させず、最小限で食い止めることなのです

半没潜水艦では予備浮力が少なくて、わずかな被害で沈没しちゃいます
これでは、被害を極限する意味合いすら否定するものです
それに、空母ですから広い格納庫が必要です
それを水線より下に設けるのですか?
僅かな破口から大浸水に繋がり、ダメコンの思想から外れます
当然ですが、舷側エレベータも無くなるので
搭載機の取り扱いから飛行甲板の強度に至るさまざまな問題点が出てくるでしょう

また、予備浮力が小さく、乾舷が低いと波をかぶりやすくなります
これは荒天時の運用に多大な制限があること意味します

確かに、船体シグネチャーの減少は生存性に大きく影響し
いたずらに大型化させるべきでは有りません
ステルス機も、飛べなければ無意味ですよね
つまり飛行機として機能して初めて他の性能を論ずることが出来るのです
空母の場合も、航空母艦としての機能が最優先されるべきであり
それが一定の水準を満たしてから、他の性能を見るべきです

個人的には、将来の空母と言っても
現状のニミッツ級の突起物や外舷を洗練させてRCSを下げるぐらいしか
目でわかる変化は無いのではないかと思います


1071 [1062] [1079]
有り難うございます
TOMOCAT(99/6/3 00:31)

> すんません、ヒコーキよか、おフネの好きなSUDOです(^^;;

> ダメコンって意味わかってます?
> ダメージコントールなのですよ
> ダメージを受けても、死なない、沈まない
> 沈まない限り、比較的容易に戦闘能力は回復できます
> 特に空母の場合、搭載機さえ確保できれば、短時間で前線に復帰します
> 太平洋の米空母、特にヨークタウン級三隻の活躍を見れば判ると思います
> ダメコンとは被弾しないことでもないし>小型化とかステルス化
> 被弾しても損害を受けないことではないのです>重装甲化
> 受けた被害を拡大させず、最小限で食い止めることなのです

> 半没潜水艦では予備浮力が少なくて、わずかな被害で沈没しちゃいます
> これでは、被害を極限する意味合いすら否定するものです
> それに、空母ですから広い格納庫が必要です
> それを水線より下に設けるのですか?
> 僅かな破口から大浸水に繋がり、ダメコンの思想から外れます
> 当然ですが、舷側エレベータも無くなるので
> 搭載機の取り扱いから飛行甲板の強度に至るさまざまな問題点が出てくるでしょう

> また、予備浮力が小さく、乾舷が低いと波をかぶりやすくなります
> これは荒天時の運用に多大な制限があること意味します

> 確かに、船体シグネチャーの減少は生存性に大きく影響し
> いたずらに大型化させるべきでは有りません
> ステルス機も、飛べなければ無意味ですよね
> つまり飛行機として機能して初めて他の性能を論ずることが出来るのです
> 空母の場合も、航空母艦としての機能が最優先されるべきであり
> それが一定の水準を満たしてから、他の性能を見るべきです

> 個人的には、将来の空母と言っても
> 現状のニミッツ級の突起物や外舷を洗練させてRCSを下げるぐらいしか
> 目でわかる変化は無いのではないかと思います

ありがとうございます。
 ダメコンの意味、思いっきり取り違えていました(と書いてる今もまだそうかも知れない)。
 自分ではすごくいい案だと思ってたんですが、訊ねてみて良かったと思ってます。
 ところで予備浮力ってなんですか?


1079 [1071] なし
re:有り難うございます
SUDO(99/6/3 23:54)


>  ところで予備浮力ってなんですか?

船体の水密容積と重量の比で表現する数値>予備浮力係数
沈みにくさを表すと思って良いです

イメージとしては、釣りの浮き
浮きは有る程度までは沈むけど、一部は上に出てます
この上に出ている部分(当然水密構造の分だけ)を予備浮力と言います

客船なんかは上部構造が大きいですが、水密ではないので
この数値や用語には含まれません

一般に水線より上の「船体」を差します
水密ではない構造は「上部構造物」とされます
場合によっては混同しやすいので注意して下さい
最大の違いは「水密構造」です

潜水艦では、この予備浮力を小さくします
そうすれば、簡単に潜没出来ますから、戦術上有利になります
大型戦闘艦等ではこれを大きめに取ることで耐久力や荒天時の戦闘力を確保します
また、一部の艦艇では、上部構造物を改善することで
船体構造の一部として予備浮力を改善することもあります

ただし、普段はあんまし役に立たないモノですから
無闇に大きくしても、使い勝手が悪いとか、船体重量過大だとか
重心が高くて揺れるとか、復元性が悪いとか、になるので
どの程度でバランスさせるかが難しいと言えますが

軍艦では絶対に無視できないモノです


1061 [1057] なし
re:将来の空母船体形状について
大戦略 太郎(99/6/2 11:47)

>昔の赤城(大失敗だったけど)みたいに多段式になるんじゃないですか。
>格段開放型で上部着艦、下部発艦、下段が上段よりも長い。
>でも多段式だと空母の高さは高くなって見つかりやすくなるし、船揺れがひどそうだし着艦難しそうだし、対艦ミサイルに当たりやすくなりそう(自分でいってて欠点ばかり)、でも発着艦がいいままでどうり同時にできるし、VTOLじゃない大型の機体も運用できて敵の艦載VTOL機を圧倒?でいいんじゃないですか(やっぱり失敗作でしたごめんなさい)。
>無難にのっぺらな角材、板が浮いてるような形になるんじゃないですか。

意見ください


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