無題 : 怒らないでねオコリザル(99/3/5 18:38)
re:無題 : ダコタ(99/4/17 20:59)
五式戦は影うすい(悲しい) : 大戦略 太郎(99/6/1 14:01)
あんまし(ちうか,殆ど)関係無いけど : かDo(海野土左衛門)(99/3/8 14:39)
キ−100が美人に見えるのは・・・。 : BUN(99/3/6 22:26)
re:キ−100が美人に見えるのは・・・。 : 怒らないでねオコリザル(99/3/9 08:46)
ゴシキはフシギ。 : BUN(99/3/9 21:59)
re:ゴシキはフシギ。 : Undu(99/5/24 13:17)
重心と空力中心 : (N)(99/3/10 11:10)
re:重心と空力中心 : たにし(99/3/10 12:00)
re:重心と空力中心 : Navy(99/3/11 01:00)
re:重心と空力中心 : たにし(99/3/11 13:39)
re:重心と空力中心 : Navy(99/3/11 16:40)
re:重心と空力中心 : SADA(99/3/11 17:12)
re:(爆)この架空機 : 佐藤利行(99/3/12 19:22)
re:(爆)この架空機 : SADA(99/3/12 21:26)
re:挨拶間違えた^^;(お詫び) : 佐藤利行(99/3/12 21:07)
re:重心と空力中心 : (N)(99/3/10 19:51)


974 Root [1000] [977] [975]
無題
怒らないでねオコリザル(99/3/5 18:38)

いろいろ資料を読んで得た印象は、疾風がスポーツカーなら五式はカローラでしょうか。
故障が少なく扱いも楽、それでいてゼロ戦の最後期よりも高性能。
かっこわるいけどパイロットたちに人気があったようです。
悪い評判をあまり聞きません。本当のところは?

***


1000 [974] [1044]
re:無題
ダコタ(99/4/17 20:59)

> いろいろ資料を読んで得た印象は、疾風がスポーツカーなら五式はカローラでしょうか。
> 故障が少なく扱いも楽、それでいてゼロ戦の最後期よりも高性能。
> かっこわるいけどパイロットたちに人気があったようです。
> 悪い評判をあまり聞きません。本当のところは?


光人社NF文庫の 戦闘機「飛燕」技術開発の戦い にいろいろ詳しく書いてあります。
その本の内容からすると、カローラではなく「瓢箪から駒」かも知れません。
このシリーズは結構面白いので10冊ぐらいはすでに読んでいます。

ダコタ


1044 [1000] なし
五式戦は影うすい(悲しい)
大戦略 太郎(99/6/1 14:01)

>小林たけし先生の漫画で疾風と五式戦を書いたのがボムコミックありました読んでみてください。五式戦は生産数が少ないし登場時期がおそいから影うすいですね。

意見まっています。


977 [974] なし
あんまし(ちうか,殆ど)関係無いけど
かDo(海野土左衛門)(99/3/8 14:39)

> いろいろ資料を読んで得た印象は、疾風がスポーツカーなら五式はカローラでしょうか。

 とある自動車雑誌(J's ○ipo)では,よくよく三菱vsスバルで「零戦,隼の頃からライバルだった」って書いてありますけど,あれって正確には「九六艦戦,九七戦の頃から」の間違いですな。
 まもそれは兎に角・・・疾風ってSVXって感じですな。馬力荷重が大きいとか,コックピットが小さ目とか・・・じゃあ烈風がGTO・・・まんまやん。
 この論理で行くとキ44がレガシィ,J2がギャラン,キ43がインプレッサでA6がランサー・・・うーむ。でも,この論理で行くとH8はゴミ収集車の荷台なんだよな・・・マズひ。


> 故障が少なく扱いも楽、それでいてゼロ戦の最後期よりも高性能。
> かっこわるいけどパイロットたちに人気があったようです。
> 悪い評判をあまり聞きません。本当のところは?

 格好悪いですかね?あれ。少なくともFw190よりは数百倍格好良いです(私的にはね)。
 推単排付きのおかげでキ44みたく絞り過ぎの欠点が出てきませんでしたし,設計的にも良かったと思います。速度が580で止まっているのは三枚ペラとペラ自体の設計の稚拙さですな。
 操縦性については,何かの本で(またまた元ネタ忘れ,どうせ立ち読みだ)海軍パイロットが「零式艦戦に比べ高速時の安定性も操舵性も操縦性も全てにおいて勝っている。旋回性能も零戦より優れている」って書いていました。その本には「角型胴体を使用した為,旋回性能が高かった」と書いてありました。・・・ホンマか?

 キ100について(っちうか,陸軍の戦闘機)は問題が無いとは言えません。それは,終戦時一番評価された機体が基本設計は三年前のもの,というところでしょう。ここには,日本の航空技術力の停滞度がよく現れていると思います。


975 [974] [979]
キ−100が美人に見えるのは・・・。
BUN(99/3/6 22:26)

「必勝不敗」とまで褒め上げた小林戦隊長率いる二四四戦隊をはじめ、五式戦を
装備した部隊は三式戦と二式復戦からの転換部隊でした。重爆並みの馬力荷重に悩む
馬力不足の三式戦から乗り換えたのですから、「軽快」に感じたのは無理もない気がします。
 まして、邀撃部隊の隊長であった小林戦隊長にとって上昇時間の短縮は何にも代え難かったと想像できます。
 また、恐らく三式戦は反復出撃がほぼ不可能な為、複数の機体を乗り継ぎ乗り換えながら出動していた状況から
五式戦によって解放されたことも、先の若干オーバーな表現に寄与しているのでしょう。

 結論としては、馬力荷重を比較すると明らかなように飛燕、疾風が馬力不足で「重い」飛行機でありすぎた為に、
零戦より重く、上昇性能の劣る機体でも「軽快」に感じられたのでは?
 ただ、零戦五四型より数百キロ重い、この重さによって無理の利く機体を実現して
搭乗員達に安心感を与えていた可能性も大です。
 五式戦の戦闘力については「P51に墜とされはしないが、墜とせもしない」との冷静な評価もありますが、
この発言をしたその人が「好きな飛行機」と語っているのですから、
「強い」と「好き」は別のことかも知れません。


979 [975] [983]
re:キ−100が美人に見えるのは・・・。
怒らないでねオコリザル(99/3/9 08:46)

ちょっとだけ道がそれるのですが、三式戦の設計者が、「五式があれだけの評判をとったのも、キー61の試作時
に近い重量バランスを持ったからだ。」と言っています。
車の重量配分なら前後50:50が理想と言われていますが、飛行機の重量バランスが優れているとは
どういったことでせう。

***


983 [979] [1033] [987]
ゴシキはフシギ。
BUN(99/3/9 21:59)

車輪の無い飛行機では前後輪への配分より、ストレートに重心近くに重量物が集まっていることが大切。
 そういう点から見ると三式戦は重いホー5とその弾倉を装備するために機首を伸ばし
加えて胴体後部に燃料タンクを増設し、段々とバランスを崩して行った訳ですよね。
 しかし、五式戦ではラジエーターを取っ払った効果の方が大きいように思えます。

 あと、五式戦の解説でよく語られる「Fw190ゆずりの機首まわり」についてですが、
U型ではあっさりとカウルフラップ後方を成形しているのはどういう事なのでしょうか?
基本的に馬力は変わらず、水滴風防による抵抗増、推力式排気管の省略等、不利な条件の下、
速度の低下も殆ど無いのですから、T型の機首は失敗だった、ということではないでしょうか?

 また、プロペラなんですが、バターナイフ型の日本機ばなれしたドイツ風のあのブレードは
一体、何処から来た物なのでしょう。彗星三三型とは当然異なり、百式司偵によく似た形状の
ブレードはやはり輸入ドイツ機からのものなのでしょうが、Me109EでもFw190Aでも無い
ようです。何の影響なのでしょうか。

 更に五式戦の不思議はありまして、紫電改より生産数が少ないのに、六個戦隊に配備されて
それぞれそこそこに戦闘記録が残っています。大部隊とはいえ、343空のみに配備された
紫電改とは随分と状況が異なりますが、この異様な効率の良さも不思議なところですね。


1033 [983] なし
re:ゴシキはフシギ。
Undu(99/5/24 13:17)

>  更に五式戦の不思議はありまして、紫電改より生産数が少ないのに、六個戦隊に配備されて
> それぞれそこそこに戦闘記録が残っています。大部隊とはいえ、343空のみに配備された
> 紫電改とは随分と状況が異なりますが、この異様な効率の良さも不思議なところですね。

紫電改についてなんですが、新米が急にスロットルを戻すと、エンジンの回転数
が異常にあがり、プロペラの可変ピッチ変化が間に合わずにレブリミットを超え
てエンジンをぶっこわす、といったトラブルが結構たくさんあったそうです。

"&"


987 [983] [988]
重心と空力中心
(N)(99/3/10 11:10)

飛行機の場合もう一つ重要なのは、重心位置と空力中心位置との関係です。
この位置関係は安定性と操縦性(運動性)を決定する重要な要因です。例
えばこの問題からP―51では、胴体内燃料タンクの使用に制限があった
のは有名なハナシ。


988 [987] [990] [989]
re:重心と空力中心
たにし(99/3/10 12:00)

> 飛行機の場合もう一つ重要なのは、重心位置と空力中心位置との関係です。
 重心位置はわかるのですが、空力中心位置とはなんでしょうか?
 有名な話(p−51の件)も知らないのです。教えてください。

***


990 [988] [991]
re:重心と空力中心
Navy(99/3/11 01:00)

>> 飛行機の場合もう一つ重要なのは、重心位置と空力中心位置との関係です。
>  重心位置はわかるのですが、空力中心位置とはなんでしょうか?
>  有名な話(p−51の件)も知らないのです。教えてください。

P-51は燃料搭載量を増やすため、座席の後方にも大きな燃料タンクを置いています。
これが最大離陸重量時に重心位置を後退させて、静安定を負にしてしまいます。
飛行機の安定性は10〜数十秒の周期の長周期、1〜数秒の中周期、 コンマ秒以下の短周期の振動成分に分けられます。
前者は手放し時の安定性、まん中は俊敏な操縦王応答性、後者はフラッターに相当します。
Pー51が最大離陸重量時には、昇降舵タブを調節することによりトリムを合わせて、水平飛行を容易にできますが、後部の燃料を使い切るまでは手放し飛行できないのだと思われます。
そのさい急激な舵操作は禁止されてるはずです。キー61でも座席背部のタンクが空戦時に悪性のスピンの原因になるので、取り外しています。
空力中心とか主翼の揚力成分の生じる前縁からの距離を指し、翼型や迎角によりますが25%位置に通常あります。また迎角を増すごとに空力中心は前進する傾向にあります。

尾翼形式の飛行機では水平飛行時に機体重心と同じかわずかに後ろに主翼の空力中心を置くことにより、静安定を正にしています。重力中心と主翼の空力中心距離にくらべて、尾翼アームすなわち重心位置からの距離が充分に大きくしてあるので安定を保てるわけです。
突風で迎角が大きくなったとき、重心より後ろに主翼の空力中心があれば、揚力によるモーメントは重心に向かって空力中心が前進することにより、主翼全体の機体への回転モーメントは小さくなり、尾翼に関しては長いアームの変化は小さいので尾翼の空気流に対する迎角変化の分だけ水平に戻す方向へのモーメントが働きます。
重心が主翼の空力中心の後方にある場合には、迎角の上昇→空力中心の前進→迎角を大きくする方向へのモーメントの増大、と正のフィードバックが起きるので、尾翼容積次第で安定性は負になることもありえます。

1234


991 [990] [992]
re:重心と空力中心
たにし(99/3/11 13:39)

> P-51は燃料搭載量を増やすため、座席の後方にも大きな燃料タンクを置いています。
> これが最大離陸重量時に重心位置を後退させて、静安定を負にしてしまいます。


では、P−39のような前輪式にすれば解決できたのですか。
(まるっきり素人の質問です。)

***


992 [991] [993]
re:重心と空力中心
Navy(99/3/11 16:40)

>> P-51は燃料搭載量を増やすため、座席の後方にも大きな燃料タンクを置いています。
>> これが最大離陸重量時に重心位置を後退させて、静安定を負にしてしまいます。


> では、P−39のような前輪式にすれば解決できたのですか。
> (まるっきり素人の質問です。)


重心を前に移すために首輪式にする方法ですか?離陸時はいいだろうけど、燃料消費時にも重心位置が前過ぎて、運動生が悪くなるかも?
F6Fのように座席下の重心位置に近い場所にタンクを設置するか、尾翼容積を増すため安定板面積の増大かアームを長くするため後部胴体の延長とかですかねぇ〜?>解決法

1234


993 [992] [994]
re:重心と空力中心
SADA(99/3/11 17:12)

>>> P-51は燃料搭載量を増やすため、座席の後方にも大きな燃料タンクを置いています。
> 重心を前に移すために首輪式にする方法ですか?離陸時はいいだろうけど、燃料消費時にも重心位置が前過ぎて、運動生が悪くなるかも?
> F6Fのように座席下の重心位置に近い場所にタンクを設置するか、尾翼容積を増すため安定板面積の増大かアームを長くするため後部胴体の延長とかですかねぇ〜?>解決法

あとは、伏臥式コクピットにして無理矢理胴体中央にスペースを作る手も
あります(^^;;;詳しくは
http://www.geocities.co.jp/Playtown/1454/bv140.htmをご覧ください(←って、自分の架空機作品の宣伝やん)


994 [993] [996] [995]
re:(爆)この架空機
佐藤利行(99/3/12 19:22)

Navyさん、こんばんは。
元のお題と関係ないけど凄い発想の艦上戦闘機ですね(爆)
思わず、色んな所が心配になってしまいます^^;

1.着艦時の衝撃でパイロットを支えているベルトのハーネスが外れたら・・・
 パイロットが風防を突き破って前に飛び出して、プロペラでみじん切りに
 されて、グラーフ・ツェッペリンの飛行甲板が血に染まったりとか・・・(爆)
 (試作機時代にそんな事故ありません^^?)

2.この機体、機関砲とプロペラ位置がだいぶ離れてますけど・・・
 機関砲とプロペラの同調って大丈夫なんでしょうか?
 (しかも4門もあるし、すっごく心配^^;)
 使い古した機体だと同調のリンク機構にガタがきてて、旋回中に射撃
 したらドンッ!って凄い音がして目の前からプロペラが消えたなんて・・・

3.パイロットの脱出は・・・
 ひっとして機体上面のカバーがレーバー操作一つでガバ〜!っと外れるとか?

この機体、上面図をみると、なんとなくI−16を思い出します^^


996 [994] なし
re:(爆)この架空機
SADA(99/3/12 21:26)

> 思わず、色んな所が心配になってしまいます^^;
実は私も心配です(爆)ただし、飛行特性の方が。

> 1.着艦時の衝撃でパイロットを支えているベルトのハーネスが外れたら・・・
ま、これはハーネスを強化すれば対処できるでしょう。
外れるにしろ、切れるにしろ。

>  機関砲とプロペラの同調って大丈夫なんでしょうか?
>  (しかも4門もあるし、すっごく心配^^;)
試験のうちに大量の試射・調整を繰り返して、それで大丈夫・・・、なはず。
ま、ドイツですから、不具合があればそれを修正するメカニズムを作ってく
れるでしょう!日本とはレベルが違いますし。

>  使い古した機体だと同調のリンク機構にガタがきてて、旋回中に射撃
>  したらドンッ!って凄い音がして目の前からプロペラが消えたなんて・・・
うーん、ガタがくるような機構がくるとおしまいってのは他の
機首武装単発機もいっしょですから、これはそんなに心配していません。


>  ひっとして機体上面のカバーがレーバー操作一つでガバ〜!っと外れるとか?
そうです。がぱっと行きます。


995 [994] なし
re:挨拶間違えた^^;(お詫び)
佐藤利行(99/3/12 21:07)

> Navyさん、こんばんは。
ごめんなさい、SADAさんだ・・・挨拶するの^^;
お詫びしますm(_ _)mペコ


989 [988] なし
re:重心と空力中心
(N)(99/3/10 19:51)

えーと、取り敢えず「http://www.aero.kyushu-u.ac.jp/birdman/intro/hikou/
とか、図も有ってわかりやすいかも。P―51については、いま出てる世界の傑作
機に書いてなかったかな?。丸メカニックスペシャルには書いてあったはず。
いや、他力本願で御免なさいなんですが、うろ覚えで、いー加減なこと書いても悪
いんで…


FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]