陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : かDo(98/11/22 01:39)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SADA(98/11/22 12:36)
対艦攻撃機としてなら : 犬さん(98/11/24 10:12)
re:渡洋爆撃機としてなら : 犬さん(98/11/24 10:05)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SUDO(98/11/22 23:40)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SADA(98/11/23 00:44)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SUDO(98/11/23 04:38)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SADA(98/11/23 11:31)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SUDO(98/11/24 20:03)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : BUN(98/11/22 21:59)
戦略爆撃私論 : SADA(98/11/22 22:46)
戦略爆撃は最上の思想かな? : BUN(98/11/23 10:50)
re:戦略爆撃は最上の思想かな? : SADA(98/11/23 12:03)
反論ばかりでごめんなさい。 : BUN(98/11/23 21:38)
戦略爆撃は核の代用作戦 : 犬(98/11/24 16:32)
戦略爆撃は核の代用作戦にしても、さ。 : BUN(98/11/24 22:53)
戦略爆撃に限った収支は不明 : 犬(98/11/25 10:36)
B17「陸攻」説にこだわってみる : BUN(98/11/23 21:18)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : Hiro(98/11/22 04:04)
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個 : SUDO(98/11/22 03:42)


757 Root [761] [760] [759]
陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
かDo(98/11/22 01:39)

 一式陸攻が双発を採用したがために防弾が犠牲になった事は有名な話です。それでは、あの速力を維持したまま防弾を強化するには、手っ取り早く4発にしてしまうのと、航続低下覚悟で双発のままにするのと、どっちがいいのでしょうか(っつーか、どっちが難しいのでしょうか)?
 この話は私の仲間内でもかなり議題に上るのですが結論がどうもつきません。ここはひとつ、皆さんの意見をお聞かせ下さい。お願いします。

 で、もう一つ。
 「あなたはどっち?」で一部の人が激爆していた(そのうちの一人は私です)アニメ系の話題、ここでするべきなんでしょうか?気が向いたらでいいですから、ご意見をお聞かせ下さい。


761 [757] [774] [773] [764] [762]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SADA(98/11/22 12:36)

>  一式陸攻が双発を採用したがために防弾が犠牲になった
>事は有名な話です。それでは、あの速力を維持したまま防弾
>を強化するには、手っ取り早く4発にしてしまうのと、航続低
>下覚悟で双発のままにするのと、どっちがいいのでしょうか
>(っつーか、どっちが難しいのでしょうか)?

 陸攻は艦隊作戦に協力する機であり、運動性と航続力という
2つの特性を同時に求められる以上、「雷撃が可能な運動性を
もち、その上で長大航続距離を飛ばなければならない」ことにな
ります。その結果、「双発で魚雷が積めて、その上長大航続」の
1式陸攻は間違っていません!と、いうよりも、雷撃が難しくなる
4発化はしてはいけません!

 その結果、ライターと呼ばれる機体になるしかないわけです。
じゃあ、どこが間違っていたのか。そう。陸攻で艦隊支援という、
構想そのものがすでに間違いだったのです。

 陸攻はあくまで条約時代の思想。空母を思う存分持った以
上、陸攻は不要です。それが重爆がわりに使われるから悲劇
が発生した。

まとめ。
・「陸攻思想」に基づく限り、陸攻はすべて1式陸攻のような双発長距離機を目指さなくてはいけない。
・陸攻思想を適用すれば、1式陸攻は欠点の無い優秀機である。
・だからといって、それが「兵器として優秀」かどうかとは別問題である。
・↑のような事になるのは、「陸攻思想が前時代的なドクトリン」だったからである。

・日本海軍に必要だったのは陸攻ではなく、「戦略爆撃」の思想
であった。


774 [761] なし
対艦攻撃機としてなら
犬さん(98/11/24 10:12)

船を沈めるのに、800kgの戦艦の砲弾改造爆弾と、250kgの
艦爆用と、航空魚雷しかない状況の改善が先だったと思う.
商船を襲うならともかく、軍艦なら、敵も一応武装しているわけだし、重要な目標になればなるほど、空母戦闘機が上空直援してるからね.攻撃機は、あくまでもプラットフォームで、破壊力の主体を、スタンドオフ化することに予算と頭脳を投入することが必須だった.フリッツXなんてので、戦艦ローマが轟沈しているんだ.


773 [761] なし
re:渡洋爆撃機としてなら
犬さん(98/11/24 10:05)

>>  一式陸攻が双発を採用したがために防弾が犠牲になった
>>事は有名な話です。それでは、あの速力を維持したまま防弾
>>を強化するには、手っ取り早く4発にしてしまうのと、航続低
>>下覚悟で双発のままにするのと、どっちがいいのでしょうか
>>(っつーか、どっちが難しいのでしょうか)?

>  陸攻は艦隊作戦に協力する機であり、運動性と航続力という
> 2つの特性を同時に求められる以上、「雷撃が可能な運動性を
> もち、その上で長大航続距離を飛ばなければならない」ことにな
> ります。その結果、「双発で魚雷が積めて、その上長大航続」の
> 1式陸攻は間違っていません!と、いうよりも、雷撃が難しくなる
> 4発化はしてはいけません!

>  その結果、ライターと呼ばれる機体になるしかないわけです。
> じゃあ、どこが間違っていたのか。そう。陸攻で艦隊支援という、
> 構想そのものがすでに間違いだったのです。

>  陸攻はあくまで条約時代の思想。空母を思う存分持った以
> 上、陸攻は不要です。それが重爆がわりに使われるから悲劇
> が発生した。

> まとめ。
> ・「陸攻思想」に基づく限り、陸攻はすべて1式陸攻のような双発長距離機を目指さなくてはいけない。
> ・陸攻思想を適用すれば、1式陸攻は欠点の無い優秀機である。
> ・だからといって、それが「兵器として優秀」かどうかとは別問題である。
> ・↑のような事になるのは、「陸攻思想が前時代的なドクトリン」だったからである。

> ・日本海軍に必要だったのは陸攻ではなく、「戦略爆撃」の思想
> であった。

完璧.おいら、このように話をまとめる能力が不足している.
たから.「あなたはどっち」で、1939年当時なら、
金星×6発を提案してみた.


764 [761] [765]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SUDO(98/11/22 23:40)

> まとめ。
> ・「陸攻思想」に基づく限り、陸攻はすべて1式陸攻のような双発長距離機を目指さなくてはいけない。
> ・陸攻思想を適用すれば、1式陸攻は欠点の無い優秀機である。
> ・だからといって、それが「兵器として優秀」かどうかとは別問題である。
> ・↑のような事になるのは、「陸攻思想が前時代的なドクトリン」だったからである。

全面的に賛成(^o^)

> ・日本海軍に必要だったのは陸攻ではなく、「戦略爆撃」の思想

コッチはどうかと思うよ
戦略爆撃構想は基本的に仮想敵国の戦争継続能力を消滅させるためのものですから
仮想敵国がアメリカで有る以上、ICBMでも用意しないと成り立たない
それに、そういった運用や構想は陸軍の範疇だと思う、正確には「空軍」か

あくまでも、対艦攻撃機としての運用が基本で有る以上
陸攻は、銀河や流星へと発展していく流れの中での一里塚なんだと思います


765 [764] [766]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SADA(98/11/23 00:44)

>> ・「陸攻思想」に基づく限り、陸攻はすべて1式陸攻のような双発長距離機を目指さなくてはいけない。
>> ・陸攻思想を適用すれば、1式陸攻は欠点の無い優秀機である。
>> ・だからといって、それが「兵器として優秀」かどうかとは別問題である。
>> ・↑のような事になるのは、「陸攻思想が前時代的なドクトリン」だったからである。

> 全面的に賛成(^o^)

お買い上げありがとうございます(←違うって!!(笑))

>> ・日本海軍に必要だったのは陸攻ではなく、「戦略爆撃」の思想
> コッチはどうかと思うよ
> 戦略爆撃構想は基本的に仮想敵国の戦争継続能力を消滅させるためのものですから
> 仮想敵国がアメリカで有る以上、ICBMでも用意しないと成り立たない
> それに、そういった運用や構想は陸軍の範疇だと思う、正確には「空軍」か

確かにおっしゃるとおり。
でもねぇ・・・。陸軍はソ連とか南方とか、大陸の方しか見てな
かったようだし、海軍と違って航続距離も雷撃能力もいらない
爆撃機が搭載量たった1トンだったり、4発重爆の重要性にも
気づいていなかったようだし、それこそ戦略爆撃のかけらも見
えないのですが。

海軍については「戦略爆撃私論」で述べていますのでそちらを
参照してください。

まあ、日本の陸軍と海軍を比較した場合、海軍のほうが戦略爆
撃に目覚めやすく、またそれを受け入れる下地があったのでは
ないかと思って「海軍に必要だったのは戦略爆撃の思想」と書
いたまでの話です。陸軍がそういうそぶりを少しでも見せていた
なら、陸軍に任せたほうがいいのは言うまでもありません。

# ただ、中国国土や、米国の国土を日本がやられたように
# 焼き尽くせるかは非常に疑問に思ってますが。
# なんせ広いのだ。

>陸攻は、銀河や流星へと発展していく流れの中での一里塚なんだと思います
流星は違うだろう・・・。あれは艦上機なんだから。艦隊決戦に
参加するのは当然であって・・・。
あくまで陸攻の存在意義は「戦艦も空母も数で劣らざるをえな
かった時代に、その劣勢を跳ね返すべく陸上から繰り出す戦力」
なのだから、同列に論じるべきではない。


766 [765] [768]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SUDO(98/11/23 04:38)

>>陸攻は、銀河や流星へと発展していく流れの中での一里塚なんだと思います
> 流星は違うだろう・・・。あれは艦上機なんだから。艦隊決戦に
> 参加するのは当然であって・・・。
> あくまで陸攻の存在意義は「戦艦も空母も数で劣らざるをえな
> かった時代に、その劣勢を跳ね返すべく陸上から繰り出す戦力」
> なのだから、同列に論じるべきではない。

太平洋戦争末期は「戦艦も空母も数で劣って」ませんか?
結果的にそういったシチュエイションになってしまい
艦載機としてでは無く「陸上から繰り出される戦力」として存在しました
フォークランドのシュペルエタンダールもそうですね

私は、海軍の爆撃・攻撃機群を「戦術攻撃機」もしくは
「対艦攻撃機」と見ています>有る意味当然の思想だし

最終的に戦術攻撃機は単発機(小型機というべきか)に収斂するものと見ます
それはF/A-18のような多用途戦術機へと発展していくモノで
陸攻は不充分な馬力しか得られない時代での試行錯誤の産物なんでしょう

そう判断すると、彗星や流星が登場すれば陸攻の存在意義は消滅します
あくまでも、太平洋の戦場で、基地から発進して艦隊に空襲を敢行する場合ね
海軍はソレを念頭に置いていたと私は判断しますし

ソレから見ると、艦爆と艦攻を一体化させた流星は
陸攻・陸爆すらも内包した「対艦攻撃機」である、と見ます


768 [766] [779]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SADA(98/11/23 11:31)

> 太平洋戦争末期は「戦艦も空母も数で劣って」ませんか?
> 結果的にそういったシチュエイションになってしまい
> 艦載機としてでは無く「陸上から繰り出される戦力」として存在しました
> フォークランドのシュペルエタンダールもそうですね

ま、計画時は空母戦力で互角だったしねぇ。
(彗星は13試。流星は16試。天山は14試。)
あくまで艦上の運用を念頭においていたはず。彗星設計者も
「生産性は落ちるだろうけど艦上機なのだから生産数は限定さ
れる。よって生産数は無視しても良い」という驚くべき論理を展
開しています。
つまり、これら艦上の攻撃戦力は、陸上基地からの運用は考え
ていなかった。艦隊決戦のおおもととなる艦隊そのものが消滅
していたのが、陸上機としての運用を迫られた背景にあります。

> 私は、海軍の爆撃・攻撃機群を「戦術攻撃機」もしくは
> 「対艦攻撃機」と見ています>有る意味当然の思想だし

> 最終的に戦術攻撃機は単発機(小型機というべきか)に収斂するものと見ます
> それはF/A-18のような多用途戦術機へと発展していくモノで
> 陸攻は不充分な馬力しか得られない時代での試行錯誤の産物なんでしょう
> そう判断すると、彗星や流星が登場すれば陸攻の存在意義は消滅します
> ソレから見ると、艦爆と艦攻を一体化させた流星は
> 陸攻・陸爆すらも内包した「対艦攻撃機」である、と見ます

以上のくだりは全面的に賛成です。 条約の期限が切れて、
空母を存分に保有できるようになった時点で「陸上からの
増援」の必要性は無くなります。

ただ忘れてはいけないのは「艦上機はあくまで艦隊決戦の主力
であって、陸攻の代用品ではない」ということ。むしろ、「陸攻が
艦攻や艦爆の代用品である」ということです。


779 [768] なし
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SUDO(98/11/24 20:03)

> ただ忘れてはいけないのは「艦上機はあくまで艦隊決戦の主力
> であって、陸攻の代用品ではない」ということ。むしろ、「陸攻が
> 艦攻や艦爆の代用品である」ということです。

ええ、陸攻がそういう存在なのは理解してます
どの機種も「対艦攻撃機」としての運用が最前提であり
尚且つ艦載可能ならグッドってスタンスが有ったのではないかと見てます


762 [761] [763]
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
BUN(98/11/22 21:59)


> まとめ。
> ・「陸攻思想」に基づく限り、陸攻はすべて1式陸攻のような双発長距離機を目指さなくてはいけない。
> ・陸攻思想を適用すれば、1式陸攻は欠点の無い優秀機である。
> ・だからといって、それが「兵器として優秀」かどうかとは別問題である。
> ・↑のような事になるのは、「陸攻思想が前時代的なドクトリン」だったからである。

> ・日本海軍に必要だったのは陸攻ではなく、「戦略爆撃」の思想
> であった。

 賛成、素晴らしい結論ですね。これでここのコーナーでは中攻論は再燃しないのでは?
しかし、当時、先進国の工業地帯が全て地球の裏側にあった日本にとって、
「戦略爆撃の思想」が芽生える余地があったのでしょうか。
(同名の連載がかつて朝日ジャーナルにありましたが、井上成美の考えや「ゲルニカ」は
都市爆撃ですよね。)
 また、戦略爆撃の実施に伴う膨大なコストは果たして妥当なものなのでしょうか。
 B29はあれだけ一方的に行動できていながら、400機の損失を一年に満たないうちに
受けていますが、(零戦に換算してざっと4000機分ですよね。)欧州も含めて、
「戦略爆撃思想」というものは非常に疑問の多いものなのではと思いますが。
如何でしょうか?

BUN


763 [762] [767]
戦略爆撃私論
SADA(98/11/22 22:46)

> しかし、当時、先進国の工業地帯が全て地球の裏側にあった日本にとって、
> 「戦略爆撃の思想」が芽生える余地があったのでしょうか。
> (同名の連載がかつて朝日ジャーナルにありましたが、井上成美の考えや「ゲルニカ」は
> 都市爆撃ですよね。)

私は、戦略爆撃を非常に明快に「敵国の戦争遂行能力を後方
から突き崩す為の爆撃である」と考えています(もちろん賛否両
論あるでしょうが)。

つまり、戦略爆撃と都市爆撃との境界はあいまいで、区別する
必要は無いと考えます。

もちろん、後方から突き崩すとは、生産施設を破壊するだけでな
く、「どこに逃げても無駄なんだ。勝てないんだ」と思わせ、敵国
民の戦意を失わせることもありと考えています。

日本海軍が行った都市爆撃の中で、(たしか重慶だったと思い
ますが)、「戦意を失わせる目的」で行われた爆撃が有りました。
「首都をどんどん奥地へ移しているようだが、どこへ逃げても日
本軍の爆弾が降ってくることを教えてやろう」という目的で行わ
れたのですが、それを突き進めると結局戦略爆撃になったと思
います(もっとも中国の戦争能力は、ほとんど農村に貯えられた
食料と人口によるもので、日本が相手にするにはしぶとすぎた
のですが)。

ま、あと、「富嶽」なんかも戦略爆撃思想の表われですよね。
遅すぎましたし、技術が追いつけなかったのですが。

>  また、戦略爆撃の実施に伴う膨大なコストは果たして妥当なものなのでしょうか。
>  B29はあれだけ一方的に行動できていながら、400機の損失を一年に満たないうちに
> 受けていますが、(零戦に換算してざっと4000機分ですよね。)欧州も含めて、
> 「戦略爆撃思想」というものは非常に疑問の多いものなのではと思いますが。
> 如何でしょうか?

「敵国の完全屈服」という結論を導き出すためには絶対に必要な
ものです。いくら前線をたたいても、後方から戦力が補充される
限り、愚かな指導者は戦争を遂行しようとしますから。日本の大
陸進出を認められない、ドイツのフランス占領を認められない
英米が行ったのも当然といえます。

逆に、敵国の指導者が利口で、負け戦と判断したら即退陣する
ような人間だった場合や、あるいは敵国の完全屈服を望まない
場合にはこれほど無駄な出費も無いのですが。

# サダム・フセインは相変わらず支持率高いようですし。
# 次に戦略爆撃が行われるとしたら、市民を巻き込んで
# バグダットなのかなぁ・・・。


767 [763] [769]
戦略爆撃は最上の思想かな?
BUN(98/11/23 10:50)

 重慶爆撃は敵国民の士気阻喪を狙った爆撃、と言う点では「戦略的」でしょう。
ただ、「戦略爆撃」という考え方そのものが、果たして、計画的に用意されたものなのか、
ちょっと疑わしく思っています。米英は戦前から4発の「戦略爆撃機」を用意していた、
との反論もあるでしょうが、よく考えてみれば、B17は「陸攻」そのもので、
「陸攻」の任務についていましたし、英国の爆撃機も、前大戦のゴータ等の都市爆撃に
対抗して用意され、実際に就いた任務もゴータとよく似た夜間都市爆撃と戦術任務でした。

 そんな色々な理由から、2次大戦における「戦略爆撃」はかなり応急的な作戦だった
のではないかと思っています。大陸への反抗が数年実施できない米英がその代償行為として
多大な犠牲(にも関わらず飛行機も戦車も生産を止めることができなかった)を払って実施した
壮大な無駄、なのではと考えます。もし、仮に「戦略爆撃」が無条件に有効な手段であるなら
独の兵器生産は何故、1944年後半にピークを迎え、その後の大陸侵攻の進捗によって
減少してゆくのか説明がつきません。まとめれば、

1 戦略爆撃の思想は戦前より存在した。
2 それはあまり重視されなかったが応急的に実施された。
3 実施してみると意外に危険で高価で不利であった。
4 敵国にある程度の対応を実施されると更に非効率であった。

また極端なこと言っちゃったかなあ。


BUN


769 [767] [771] [770]
re:戦略爆撃は最上の思想かな?
SADA(98/11/23 12:03)

>  重慶爆撃は敵国民の士気阻喪を狙った爆撃、と言う点では「戦略的」でしょう。
> ただ、「戦略爆撃」という考え方そのものが、果たして、計画的に用意されたものなのか、
> ちょっと疑わしく思っています。米英は戦前から4発の「戦略爆撃機」を用意していた、
> との反論もあるでしょうが、よく考えてみれば、B17は「陸攻」そのもので、
> 「陸攻」の任務についていましたし、

ついてないついてない(^^;;;;;(笑)
二次大戦中の海軍のB-17保有数はたった1機。それも早期警
戒機の試験に使われている。あと17機は沿岸警備隊が救難機
として使われている。
それを言うならB-24(海軍名PB4Y)の哨戒任務(約1700機)だ。

> 1 戦略爆撃の思想は戦前より存在した。
> 2 それはあまり重視されなかったが応急的に実施された。
> 3 実施してみると意外に危険で高価で不利であった。
> 4 敵国にある程度の対応を実施されると更に非効率であった。

これはすべて真実だろう。だがしかし、それによってルールが焼
け野原になったことも見逃せない。

>英国の爆撃機も、前大戦のゴータ等の都市爆撃に
> 対抗して用意され、実際に就いた任務もゴータとよく似た夜間都市爆撃と戦術任務でした。

> 大陸への反抗が数年実施できない米英がその代償行為として
> 多大な犠牲(にも関わらず飛行機も戦車も生産を止めることができなかった)を払って実施した
> 壮大な無駄、なのではと考えます。

だとしたら、ドイツ空軍が最優先機種として「戦闘機」を選び、
他の多くのマンパワーを要する大型機がキャンセルされた理
由はどうしてでしょうねぇ。

実際には戦略爆撃はドイツの心臓をえぐっていたのではない
でしょうか?

> もし、仮に「戦略爆撃」が無条件に有効な手段であるなら
> 独の兵器生産は何故、1944年後半にピークを迎え、その後の大陸侵攻の進捗によって
> 減少してゆくのか説明がつきません。

戦車をあきらめて、自走砲。爆撃機をあきらめて戦闘機。そう
いった手間のかかるものを捨てたことで数値上は生産数が上
がったように見えるだけなのでは?

ま、あと考えられるのは、戦略爆撃で目標が漏れていた工場が、
モスキートによるピンポイントで破壊されたとか。

# ランカスターの被害を深刻に見た英空軍では、モスキートに
# しかベルリン爆撃を行わせないようにしています。


771 [769] [778]
反論ばかりでごめんなさい。
BUN(98/11/23 21:38)

 1944年には独はGNPそのものがピークなのです。
 戦車生産も陸ファンはご存知の通りの内容です。
 爆撃の効果は大変大きかったけれども、「戦略爆撃」が
達成しなければならなかった目標のはずの「敵国のGNP低下」が
あまり成功していなかったのは数字に裏付けられていると思います。

 やられ放題だった日本の中島飛行機武蔵野工場あたりの被災も
米軍評価ですら「不十分」となっています。
 私見ですが、日本空襲の勘どころは「港湾の機雷封鎖」にあるのでは?

BUN


778 [771] [781]
戦略爆撃は核の代用作戦
(98/11/24 16:32)

>  1944年には独はGNPそのものがピークなのです。
>  戦車生産も陸ファンはご存知の通りの内容です。
>  爆撃の効果は大変大きかったけれども、「戦略爆撃」が
> 達成しなければならなかった目標のはずの「敵国のGNP低下」が
> あまり成功していなかったのは数字に裏付けられていると思います。

>  やられ放題だった日本の中島飛行機武蔵野工場あたりの被災も
> 米軍評価ですら「不十分」となっています。
>  私見ですが、日本空襲の勘どころは「港湾の機雷封鎖」にあるのでは?


核兵器の無い時代においては、戦略爆撃つまり敵国の都市や工場を破壊することは、大変意義のある作戦です.(襲われる側の人道の問題は、ここでは議論しません)加えて、収穫直前の麦畑に害虫や毒物をまけば、一層効果的です.一国を、その戦争遂行能力すなわち経済活動を根絶やしにするのが目的ですから.1944年におけるドイツのGNP、および日本帝国の航空機生産数などをみる限りでは、ピークを示しているのですが、いずれも断末魔とでもいうべき国民生活の様子だったと思います.ドイツも、ソ連軍によるベルリン進撃や、米英軍によるライン渡河がなくても、戦争は1−2年延びる程度.ドイツは持ちません.帝国も、原爆投下がなくとも、あと1年もたなかったでしょう.2000万人動員構想などという不気味なプランもあったのですが、例えば塩の在庫が45年暮れまでしかない状況だったのです.


781 [778] [785]
戦略爆撃は核の代用作戦にしても、さ。
BUN(98/11/24 22:53)

 確かに、都市や工場を破壊する事は確かに有効な戦争の手段でしょうが、
歴史的に見て、第2次大戦時の「戦略爆撃」が非常に高価な代償を要求する戦術であって、
費用対効果の点で割に合わなかった、と言いたいんですが・・・。

 独が資源に不足を来したのは東欧やウクライナの占領地を陸戦で失ったのが主因ですし、
日本の工業原料や食料の不足を深刻化させたのは外洋航路を全て放棄せざるを得なかった
からで、B29の空襲ばかりが理由ではありません。
 また、独にしても日本にしても、1944年頃というのは食料の表だった不足は
無かったんですよ。流通の秩序が崩壊した戦後の混乱期のイメージがどうしても強く
印象づけられてしまいますが、この当時、都市部であっても飢餓はありませんでした。

 また、年間1万人単位で未帰還者の出る独本土空襲を果たして数年に渉って実施できたか、
やはり疑問に思えます。加えて、アメリカ参戦直後に欧州反攻作戦が実施可能であったら
あの「戦略爆撃」は無かったか、はるかに小規模のもので済まされていたとの可能性も
検討すべきなのではないでしょうか。

BUN


785 [781] なし
戦略爆撃に限った収支は不明
(98/11/25 10:36)


>  独が資源に不足を来したのは東欧やウクライナの占領地を陸戦で失ったのが主因ですし、
> 日本の工業原料や食料の不足を深刻化させたのは外洋航路を全て放棄せざるを得なかった
> からで、B29の空襲ばかりが理由ではありません。
>  また、独にしても日本にしても、1944年頃というのは食料の表だった不足は
> 無かったんですよ。流通の秩序が崩壊した戦後の混乱期のイメージがどうしても強く
> 印象づけられてしまいますが、この当時、都市部であっても飢餓はありませんでした。

>  また、年間1万人単位で未帰還者の出る独本土空襲を果たして数年に渉って実施できたか、
> やはり疑問に思えます。加えて、アメリカ参戦直後に欧州反攻作戦が実施可能であったら
> あの「戦略爆撃」は無かったか、はるかに小規模のもので済まされていたとの可能性も
> 検討すべきなのではないでしょうか。

犬...ここからは推定の話ばかりになります.
「戦略爆撃」だけに限った収支でみると、おっしゃるとおり得だったのかどうかわかりません.
上陸作戦や陸戦が、戦略爆撃のおかげで、だいぶ楽に展開したとは思います.
1944年後期、日本の米の配給は成人男子1日2.5合、女子2.1合でした.多くの人は、配給以外の食料の入手が必要になってき始めていました.
欧州でも、ドイツ人はましな食事をしていたかも知れませんが、東欧諸国はひどくなっていました.
ダムを破壊すれば、驚異的な速度で修復し、ベアリング工場を爆撃しても3ヶ月後には生産を回復するなど、すごい努力がなされていたようですが、その分、どこかの部分の仕事に穴があいたのです.そして多くの場合、国民の生活関連の仕事が犠牲になったようです.
また、爆撃軍団の中には、「飛行士1万人を失っても、敵国人を10万人殺せば、勝ちだ」という計算をしていた人がいたかも知れません.良し・あしでなくて.


770 [769] なし
B17「陸攻」説にこだわってみる
BUN(98/11/23 21:18)

 1940に構想されたテンテンボマー(即ちあのB36)からですよ。
アメリカが敵国の心臓部を飛行機で叩こうと最初から構想した機体は。
 じゃあ、B17はおろか、B29はどうなるんだ、と言われても、
あれは、「汎用大型の爆撃機」で、開発の構想そのものは
日本以上に戦闘機無用論のまかり通っていた戦間期のアメリカで
本土に侵攻してくる敵艦隊を攻撃する為に計画が始まっています。
ですからミッドウエーで使われたような用途が本来のB17の仕事なのです。
 さすがに雷撃はしませんが・・・。

航空機用エンジンのちょっとした停滞期だった20年代から30年代にかけては
どこの国でも多発機の効率の良さが目立って、「戦闘機無用論」的な
考えが蔓延したのですが、アメリカは戦闘機という機種まで廃止してしまい、
海を渡って来る敵には強力な爆撃機群が立ち向かう構想でしたよね。

 だから、ちょっと大袈裟ですが、B17って「陸攻」なんですよ。
 いや、その基本構想だけでB29までいっっちゃうのだから、もう「富嶽」かな。


BUN


760 [757] なし
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
Hiro(98/11/22 04:04)

私はどちらかというと一式陸攻のデザインは悪くないと思いますので汚名を返上す
べく4発にしてあげたかったほうです。機体強度増加とか簡単に4発化はできないと
は思いますが、4発にすれば自重増を考慮しても防弾だけではなく爆弾搭載量や火力
を増加でき攻撃力防御力が強化され航続距離も更に伸ばせたと思います。生還率が
増し速度も少し速くなったかもしれません。つまり戦略爆撃機に近づくことになり
ます。資源が乏しい日本では4発は運用が難しいという意見があります。確かに生
産数は減少するでしょうが双発で損害が多すぎて作戦を遂行できないよりはましか
と思います。双発のままの重量増は長所である航続距離を犠牲にするだけでなく速
度も落ちます。それだけ敵戦闘機に追尾されやすくなり多少の防弾は効果がなくな
ると思います。
アニメについては何を議題にしても別にかまわないと思います。


759 [757] なし
re:陸攻の場合、4発と双発ではどっちが・・・その他1個
SUDO(98/11/22 03:42)

> あの速力を維持したまま防弾を強化するには
> 手っ取り早く4発にしてしまうのと、航続低下覚悟で双発のままにするのと
> どっちがいいのでしょうか(っつーか、どっちが難しいのでしょうか)?

B-25とかB-26を見ると、双発が良いのでは
稼働率とかも考えると4発はかなりの支援を必要とする
調達コストの増大も問題となるでしょう

勿論、犠牲になるのは航続性能です
実際、アレほどの航続性能は必要が無かったのですから
詳しくは「世界の傑作機、一式陸攻」を

>  「あなたはどっち?」で一部の人が激爆していた(そのうちの一人は私です)アニメ系の話題、ここでするべきなんでしょうか?気が向いたらでいいですから、ご意見をお聞かせ下さい。

構わないと思いますよ>あくまで個人的にはね>結構好きだし(笑)
ただ、あんまし盛り上がるなら、ここに移動したほうが良いとは思うし
そーゆーネタばかり、しかも基本的に変わらない設問・・ってのは・・・


FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]