アメリカがほろびる可能性について : MAG犬(98/11/5 10:24) re:アメリカがほろびる可能性について : レーダサイト(98/11/20 21:59) re:アメリカがほろびる可能性について : Hiro(98/11/12 12:27) re:アメリカがほろびる可能性について : ささき(98/11/7 17:46)
WW2でいちばん大きい収穫を得、冷戦でソ連を壊滅させ、アジア太平洋地域にあらたなかたちの植民地構築を進め、唯一の潜在的な敵となった中国の弱体化をもくろみ、EUは、まあ・ほおっておこうかな・という、一見スーパーパワーのアメリカ.これを倒すにはどうすれば可能か?また倒すことがよいのかどうか.
> WW2でいちばん大きい収穫を得、冷戦でソ連を壊滅させ、アジア太平洋地域にあらたなかたちの植民地構築を進め、唯一の潜在的な敵となった中国の弱体化をもくろみ、EUは、まあ・ほおっておこうかな・という、一見スーパーパワーのアメリカ.> これを倒すにはどうすれば可能か?> また倒すことがよいのかどうか.現在、アメリカは岐路に立っていると考えています。軍事的には、スーパーパワーを維持しながら巨大な債務国となっている現実を直視するべきでしょう。軍事力は、経済を含む総合力の反映です。すでに、経済的関係で米国は多くのアンフェアーな圧力を周辺にかけています。(特に日本には)これは、すでに衰退の始まりだと思います。それが拡大し、周辺諸国の許容量を超えたときに危険水域に達するのでしょう。その時点で、どのような国際情勢が出来ているのか、想像もつきません。しかし、それは遠い将来の話ではないのかも知れませんね。
アメリカはまだ若い国です。建国して200年少し大国になって100年足らずです。中国の王朝や日本の政権の交代または世界史の一つの国の絶頂期は300年単位くらいで変化しています。これでいけばいつかは下降するにしてもあと100年くらいはアメリカの天下かと思われます。対抗するとしたら中国日本を中心としたアジアの躍進かロシアを取り込んだEUの巻き返しかといったところですが、どちらにしても世界は緊密に連鎖していますので将来的にアメリカだけのごり押しはなかなか通用しなくなってもいきそうです。
WW2当時のアメリカとナム戦当時のアメリカ、現在のアメリカは違う国と言うほどでないにしても体質はずいぶん変わっています。変わり身の早いことがこの国をスーパーパワーならし続けています。どんな巨大組織でも一旦固まった体制は少しずつ腐ってゆき、やがてな内部から崩壊して滅びる運命にあるのですが、アメリカという国は特殊です。腐る端からそれを補う新鮮な人材や価値観が常に生まれ続けているのです。この原動力のひとつはアメリカが就職や移住の門戸を他国にくらべて大きく開いており、世界中から優秀な人材がアメリカに集まってゆくところにあると私は思います。ですがこれを嫌うアメリカ人も少なくありません。KKKほど過激ではないにせよ、「アメリカ人のためのアメリカ」という声は年々強まっているように思えます。ビザや市民権取得の審査も厳しくなる一方です。アメリカがこの調子で内部産業保護、外国人流入規制強化を続けるならば、今の活気は次第に失われ、経済的にも技術的にも世界の中心から取り残され、巨大な軍事力を支える経済基盤も失ってしまい、遂にはスーパーパワーから転落するのではないでしょうか?