大戦後半で日本軍機を圧倒したことから、本機の性能も優れていたような印象を もたれているが、実際は大馬力の割には重量過大で むしろ低性能といえます。 反面 なによりも実働率が高く丈夫な機体と、耐弾性に富んで生還率が高い事、 (具体的なデータとして 撃墜/損失比は19.1/1を記録している)が勝因でした。
それと1934年秋から戦時急造空母がぞくぞく竣工し、機動部隊兵力が増強された 時期と同じく、大戦後期だけの生産ながら12、000機という この絶対的数量が 戦局を一変させた理由ではないでしょうか。 いずれにしろ本機にあたえられがちな質的評価は、誇大では と思われます。
後期型では 日本の重爆にも匹敵する爆弾やロケット弾搭載能力を備え、これが 島づたいの侵攻作戦に威力を発揮し、運用面でも機上操作で翼を自動折たたみ 展張できる事も、空母の搭載能力を増すことに貢献していました。
更新日付 | 型番号 | 制作会社 | 備考 |
XF6F-1 | Grumman | 試作 | |
XF6F-2 | |||
XF6F-3 | |||
F6F-3 | 最初の量産型 | ||
F6F-3E | |||
XF6F-3N | |||
F6F-3N | 夜間戦闘機 | ||
XF6F-3P | 偵察 | ||
XF6F-3T | 雷撃実験機 | ||
XF6F-4 | |||
F6F-5 | |||
F6F-5E | レーダー装備夜間戦闘機 | ||
F6F-5N | 夜間戦闘機 | ||
F6F-5P | 偵察 | ||
F6F-5D | 無線誘導機 | ||
F6F-5K | 無人標的機 | ||
F6F-5DK | 標的機を誘導機に変更 | ||
XF6F-6 | |||
Hellcat I | 英国使用のF6F-3 | ||
Hellcat II | 英国使用のF6F-5 930機 | ||
Hellcat N.F.II | 英国使用のF6F-5V 30機 |
大戦機の共通の資料として充実させていきたいと思っています。いろいろな資料の制作提供をご協力いただける方を歓迎いたします。 いっしょに大戦機のデータベースを作り上げたいものです
更新日付のないのは データーがありません