スピットファイア
Spitfire


スーパー・スピットファイア

 グリフォンエンジンによる高性能化で、強度上の問題が発生した主翼を再設計したもの。水平尾翼も変更されている。もはやマーリン・スピットとは別の機種ともいえるが、問題があったといわれる楕円翼形状や外引込み式の主脚を踏襲しているため、シルエットはさほど変わらない。
 外側脚カバーはこのスーパー・スピットでようやく追加された。
 Mk.22後期型より、垂直尾翼が発展型「スパイトフル」用の、さらに大きなのものとなる。ごく一部に延長翼付の機体もあった。
 プロペラは5翅が基本だが、Mk.21・Mk.22の一部は試験的に二重反転プロペラを装備している。

 これらスーパー・スピットは高性能だが操縦性が悪く、パイロットの評判は良くなかったといわれている。
 新設計された主翼の生産にもたつき、大戦には間に合わなかった。

型番号 エンジン
(R.R.グリフォン)
武装 尾翼 生産数 備考
Mk.21 61 20mm機関砲x4 グリフォン用 120 キャノピーはファストバック型
Mk.22 61 20mm機関砲x4 グリフォン用
スパイトフル用
260 Mk.21のバブルキャノピー装着型
Mk.24 61 20mm機関砲x4 スパイトフル用 81 1947年10月に完成した最終型
Mk.22 の燃料搭載量を増加
ロケット弾装備可

作成:どんべ