三菱 零式艦上戦闘機21型 A6M2b

 11型の翼端を折り畳み式に改良した通算68号機(15年11月完成)以降806号機(17年6月完成)までの機体を零式一号艦上戦闘機二型と呼び、17年の名称変更により、零戦21型と呼ばれる。
 機体の仕様は11型に準ずるが、127号機以降廃止されバランスタブに変更されたた補助翼の突出型マスバランスが、横須賀での下川大尉(140号機)の空中分解事故等により復活するなどの小変更が存在するが全ての機体がこの仕様に統一された訳では無い。
 また16年11月より中島飛行機小泉製作所でも零式一号艦上戦闘機二型の生産が開始され、その後、中島では52型の登場以降も19年2月まで生産が続けられ、あ号作戦に参加した航空隊の多くは約半数を新造の21型で装備した。第一機動艦隊の装備した爆装零戦も、いわゆる中古機では無い。
 17年春以降、機銃を百発弾倉装備のものに換装した機体が存在する。

文章作成:BUN
乗員1
全幅 12.00m
全長 9.060m
全高 3.509m
主翼面積22.438m2
自重 1680kg
総重量 2336kg
エンジン 中島 栄12型(NK1C)
空冷二重星型14気筒 離床推力940hp 1
プロペラ ハミルトン定速3翅、直径2.90m
最大速度 533.4km/h(4,300m)
巡航速度 333.4km/h(4,700m)
上昇限度 10,300m
航続距離(時間) 2,222km(増槽使用3,350km)
武装 2*mg7.7mm 2*mg20mm 2*b30or60kg


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