愛知99式艦上爆撃機11型 D3A1

昭和14年12月、中島D3N1、三菱D3M1をおさえ制式採用された日本海軍初の全金属低翼単葉急降下爆撃機。
生産は同年11月から始まっていて、南支に展開していた第14航空隊に配備され、実戦デビューをはたす。
夏には中支にも配備され、陸上目標に対しても艦爆は有効であることを証明。
母艦配備もこのころ本格化、翌年4月の一航艦編成までに主要空母の艦爆は本機に改載された。
本機の栄光は真珠湾攻撃にはじまり印度洋海戦で絶頂に達し、実に80%を超える命中率を記録する。
珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦、ソロモン海海戦と機動部隊とともにあったが、 南太平洋海戦を最後にD3A2に後をゆずった。

乗員2
全幅 14.360m(展開時)
全長 10.185m
全高 3.085m(折畳時 3.348m)
主翼面積34.90m2
自重 2,390kg
総重量 3,650kg
エンジン 三菱 金星44型
空冷二重星型14気筒 離床推力1,080hp *1
プロペラ 住友ハミルトン(CS-30)3翅牽引恒速、直径3.050m
最大速度 382km/h(2,320m)
巡航速度 287km/h(6,000m)
上昇限度 8,070m
航続距離(時間) 1,470km(1820km)
武装 2*mg7.7mm 1*mg7.7mm(後方固定旋回) 1*b250kg 2*b30or60kg