二式練習用戦闘機 A5M4-K

九六式四号艦戦を基礎として、複座の練習用戦闘機に改設計した機体。
旧名は十五試練習用戦闘機と呼ばれ、昭和17年12月に制式採用された。
寿四一型680馬力を搭載し、後部胴体の両側に水平安定ヒレを付けた。
九州飛行機で4機試作された後に、日立(佐世保工廠)で24機生産された。
部隊ではすでに零戦が配備され、旧型化した本機の価値は失われていた。
下記の九六式練戦と同じ略符号であるが、単座か複座かで区別できる。

 参照 九六式練習用戦闘機 A5M4-K
九六式四号艦戦の一部を練戦に改造したもので、昭和17年7月に制式採用された。
変更点は装備の一部を撤去したくらいで、詳細及び機数等は不明。
寿四一型、四二型を搭載し、本機も後部胴体の両側に水平安定ヒレを付けた。
改造の要領としては、操縦席のすぐ後方に教官操縦席を設け ここに複式の操縦 装置を装備した。
原型の四号でも密閉式風防は廃止されていたから、本機も特に設けられず、ただ 地上での横転事故に備えて、操縦士の頭部を保護するために設けられた力小骨は かなり後方に移された、また車輪のスパッツが廃止された。

肝心の練習機としての資質は というと、もうひとつのようでした。 現型同様極めて扱いやすい機体で、九五艦戦や九三中練から いきなり乗っても すぐ乗りこなせた といわれていたそうです。

全幅
全長
全高
自重
総重量
エンジン
プロペラ
最大速度
巡航速度
航続時間
武装



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