オープンボルト | クローズドボルト | |
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1. | ボルトが後退位置にあります。 |
ボルトが前進位置にあります。 |
2. | 引き金を引くとボルトが前進し弾薬を装填します。 |
引き金を引くと撃針が弾薬を撃発させます。 |
3. | 装填完了と同時に弾薬が撃発されます。 |
ボルトは後退して薬莢を排出します。 |
4. | ボルトは後退して薬莢を排出します。 |
ボルトが前進し弾薬を装填します。 |
1. | ボルトが後退位置にあり、シアによって支えられています。 | |
2. | 引き金を引くとボルトがシアから解放されます。ボルトはメインスプリングの力で前進しつつ、弾倉から弾薬を抜き出します。 | |
3. | 前進し切ったボルトが弾薬を薬室に挿入し切ると同時に、撃針が雷管を叩いて弾薬を撃発させます。 | |
4. | 発射ガスの圧力によって弾頭が銃身内の前進を開始します。 | |
5(a). | 発射ガスの反作用により、ボルトがメインスプリングを圧縮しつつ後退を開始します。ここで重要なのは、薬莢が薬室から抜けきる前に弾頭が銃口を飛び出さねばならない、ということです。さもないと… | |
5(b). | 弾頭が銃口を飛び出す前にボルトが後退すると、未燃焼の発射ガスが機関内部に逆流してしまいます。これを早期解放と呼び、極めて危険な現象です。 | |
6. | 弾頭が銃口を飛び出した後も、ボルトは慣性によって後退つつ空薬莢を排出し、最後退位置でシアに捕捉されます。 | |
7. | 引き金が引かれていた場合はシアが解放され、再び(2.)以降のサイクルが繰り返されます。 |
1. | ボルトが後退位置にあり、シアによって支えられています。 | |
2. | 引き金を引くとボルトがシアから解放されます。ボルトはメインスプリングの力で前進しつつ、弾倉から弾薬を抜き出します。 | |
3. | 前進し切ったボルトは弾薬を薬室に挿入しつつ、撃針が雷管を叩いて弾薬を撃発させます。 | |
4. | 発射ガスの圧力によって弾頭が銃身内の前進を開始しますが、ボルトと薬莢は慣性およびメインスプリングの力によって前進を続けます。 | |
5. | 弾頭が銃口を飛び出す頃、ボルトは反動によって後退を開始します。 | |
6. | ボルトは慣性によって後退しつつ薬莢を薬室から引き出します。すでに弾頭は銃口から出た後で、銃身内のガス圧は低下しています。 | |
7. | 薬莢が排出され、ボルトがシアによって捕捉されます。引き金が引かれていた場合は再び(2.)以降のサイクルが繰り返されます。 |
1. | 弾薬は既に薬室に入り、ボルトは閉鎖位置にあります。撃針だけが後退位置にあり、図では省略していますがシアによって支えられています。また、銃身とボルトはロックされています。 | |
2. | 引き金を引くとシアが撃針を解放し、弾薬を発火させます。発射ガスの圧力によって弾頭が銃身内の前進を開始します。 | |
3. | 弾頭前進の反作用を受けて、ロックされた銃身とボルトは一体となったまま後退を開始します。 | |
4. | 弾頭が銃身を飛び出すとほぼ同時に、銃身とボルトのロックが解かれます。ボルトは慣性によってメインスプリングを圧縮しつつ後退を続けます。 | |
5. | 銃身はリターンスプリング(拳銃では省略されている場合が多い)によって復座を開始します。ボルトは空薬莢を排出したあと最後退位置に達します。 | |
6. | ボルトはメインスプリングの力で前進しつつ、弾倉から弾薬を抜き出します。前進の途中でシアが撃針を捕捉し後退位置にとどめます。 | |
7. | ボルトは弾薬を薬室に押し込んで閉鎖位置に落ち着きます。引き金が引かれていた場合はシアが撃針を解放し、再び(2.)以降のサイクルが繰り返されます。 |
1. | ボルトが後退位置にあり、シアによって支えられています。 | |
2. | 引き金を引くとボルトがシアから解放されます。ボルトはメインスプリングの力で前進しつつ、弾倉から弾薬を抜き出します。 | |
3. | 前進し切ったボルトが弾薬を薬室に挿入し切ると同時に、撃針が雷管を叩いて弾薬を撃発させます。 | |
4. | 発射ガスの圧力によって弾頭が銃身内の前進を開始します。図では省略していますが、この時銃身とボルトは何らかの機構によってロックされています。 | |
5. | 弾頭前進の反作用を受けて、ロックされた銃身とボルトは一体となったまま後退を開始します。 | |
6. | 弾頭が銃口を出たあとも、銃身とボルトのロックは解かれません。慣性で後退を続けるボルトはメインスプリングを圧縮しつつ最後退位置まで下がります。 | |
7. | 最後退位置において、シアがボルトを捕捉します。ここでロックが解除され、銃身はリターンスプリングによって復座を開始します。空薬莢は薬室から置き去りにされた形となって排出されます。 | |
8. | 銃身が最前進位置に戻ると次弾発射が可能になります。引き金が引かれていた場合はシアが解放され、再び(2.)以降のサイクルが繰り返されます。 |
1. | 弾薬は既に薬室に入り、ボルトは閉鎖位置にあります。撃針だけが後退位置にあり、図では省略していますがシアによって支えられています。銃身とボルトはロックされています。 | |
2. | 引き金を引くとシアが撃針を解放し、弾薬を発火させます。弾頭を押す発射ガスの一部が銃身の開口部を通ってガスシリンダーに入り、ピストンを押してボルトキャリアを後退させます。 | |
3. | 発射ガスはピストンを押しつづけます。弾頭が銃口を飛び出す直前、ボルトキャリアの後退が完了して銃身とボルトのロックが解かれます。 | |
4. | 発射ガスはベント穴によって抜かれますが、慣性によってボルトキャリアは後退を続け、ボルトはメインスプリングを圧縮しつつ後退を続けます。 | |
5. | ボルトが後退しつつ空薬莢が排出され、ボルトはメインスプリングの力で前進に転じます。 | |
6. | 前進するボルトは弾倉から弾薬を抜き出します。前進の途中でシアが撃針を捕捉し後退位置にとどめます。 | |
7. | ボルトは弾薬を薬室に押し込んで閉鎖位置に落ち着き、ボルトキャリアとピストンはリターンスプリング(図では省略)によって前進位置に戻ります。引き金が引かれていた場合はシアが撃針を解放し、再び(2.)以降のサイクルが繰り返されます。 |