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基本的な事で恐縮ですが、本物に接する事がありませんので、宜しく御教えください。代表的なセミオート拳銃を例に御教えいただければ幸いです。 セミオートの拳銃に初弾が装填され、撃鉄も起きて、すぐに発射できる状態にあったとします。又は何発か発射した後の場合です。その後に発射する必要が無くなった場合の操作です。 @弾丸を装填したまま撃鉄をおろして、携行するためには、どのような操作が必要でしょうか。 Aさらに、その後に発射する必要が生じた場合には、どのような操作が必要でしょうか。 河野 |
- 1.シングルアクション/ダブルアクションでデコッキングレバーを備えている拳銃であればデコッキングレバーを動かせば撃鉄をおろせます。デコッキングレバーを備えていない拳銃であれば撃鉄を指で押さえ、トリガーを引きながらゆっくりとおろすしかありません。
2.シングルアクション/ダブルアクションの銃であればそのままトリガーを引けば撃てます。シングルアクションオンリーの銃であればまた撃鉄を起こすしかありません。
町田
- (1) 銃によっては撃鉄を下ろさず、そのまま安全装置を掛けて携帯する思想の設計もあります(コルトガバメント、ブローニングハイパワーなど)。これを「コック&ロック(Cock and Lock)」と呼び、次に抜いたときは安全装置を下ろすだけで撃てる利点があります。しかし暴発事故につながることも多いので官公庁などでは禁止する場合もあります。
なお有名な?ロシアのトカレフ TT-33 には安全装置そのものがなく、装填・コックしてしまえば町田氏が 1. で述べているような方法で撃鉄を下ろすか、弾倉を抜きスライドを引いて実包を取り出すか、さもなくば撃ってしまうかの選択しかできません。
ささき
- あと、こちらがシングルアクションやダブルアクション、デコッキングについての過去ログです。他にもいくつか関連のログがありますが、結構数があるので検索してみて下さい。
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001540.html
http://www.warbirds.jp/ansq/4/D2000839.html
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001612.html
町田
- 早速のご教示、有難うございます。
御手数をおかけしました。
河野
- >2.トカレフ TT-33 には安全装置そのものがなく・・・・・・・・
蛇足ながら私の経験から言えば、トカレフは撃鉄をハーフコックの位置に降ろせば、
安全装置が働いてそのまま携帯可能(100%安全とは言わないが)です。
再射撃の場合は、いちいち撃鉄を慎重にコックしなければなりませんが!!
(その方法でしか安全装置を解除出来ない)
トカレフ TT-33 も 中々思慮深いハンドガンです。
軌跡の発動機?誉
- >トカレフ TT-33 も 中々思慮深いハンドガンです。
トカレフは薬室に実包を装填したまま持ち歩くことを想定していない銃であり、また使用者は操作方法についての教育を受ける軍人であることが前提なのですから、それはそれで良いと私も思います。
ささき