面倒なことに、MG151には15mm口径のMG151/15と20mm口径のMG151/20があります。当然使用する弾薬も初速といったデータも違います。
BF109のF型などにはMG151/15が搭載されていますし、一般的にドイツの初期型BF109に積まれていたのはMG151/15の方です。ですが火力不足の問題もあってＧ型以降はMG151/20モーターカノンが主に積まれています。

FW190の方はMG151/20が全て積まれていたと記憶しています。
http://www.warbirds.jp/crazy/jp/gun/mg151.htm

しかしFW190A3の頃からすでにMG151/15の生産は停止しているはずなので、その後の機体に現地改修ならともかく「仕様」としてMG151/15となっているのは変ですね。その辺はどうにもわかりませんが参考にして頂けると嬉しいです。
ちなみに私の記憶ではFW190A3の頃からMG151は全てMG151/20が搭載されていたと記憶しています。
コンボラ

最後の1行が4行目と被ってましたね・・駄文ですみませんでした。
コンボラ

ＭＧ１５１（１５ｍｍ）を搭載したのはＦＷ１９０のごくいちぶにとどまった。とありますから逆に搭載していた型も有ったという事、どの型だったのでしょう？
ちなみにＦＷ１９０の翼の内側の機銃が全ての型でＭＧ１５１（１５ｍｍ）
と書いてある取説は下の取説です。
http://www.warbirds.jp/kunimoto/OSRD/FW190/TOP.jpg

飛行機狂

　A-0でMG151(15mm）の搭載試験をやってますけど、A-2以降が内翼部に搭載したのはMG151/20の筈ですけどねぇ。機体の重量計算もMG151/20とその弾薬重量で計算してますし。
Fw190顕彰会会長

Ersatzteil-Liste、つまり補用部品リストということですから、MG151/15となっている項に関しては純正品以外にも使える代替品のリストということではないのでしょうか？
つまり、内翼の機関砲はMG151とMG151/20で互換性があるが、外翼の機関砲は互換できないという話ではないのでしょうか？
まなかじ

原本はページ差し替え式のファイルになっています。補用部品番号から見て、問題の部分は外翼のMG-FFよりずっと番号が若く非常に初期の試作時代のものと考えられますから計画段階の部品リストページと適用型式一覧表のページが新情報に更新されないままファイルされているサンプルがたまたま連合軍に捕獲されたということではないでしょうか。
しかし「Fw190の内翼機関砲は本来MG151（15mm）で計画されていた」ことを説明する貴重な資料と思います。
ＢＵＮ

ＢＵＮ先生殿
お送りした取説のＭＧ１５１が翼付け根に搭載されているとされるページには（８１ｂ１ぺーじ）Ａ８／９型やF８／９型やＧ８／９型も乗っています。そんな時期まで１５ミリだったとは信じがたい、そうだとするとＡ２型が計画された時期にもうＧ８／９型が計画されていたことになってしまう？

もうひとつの可能性はＡ２が作られた頃は、ＭＧ１５１もＭＧ１５１／２０
もＭＧ１５１と書いていたという事かもしれません。それならばつじつまが合います。
飛行機狂

まなかじ先生殿
取説には外翼がＭＧ１５１／２０と書いてあり、内翼はＭＧ１５１と書いてあります。だから内翼は１５ｍｍだとおもったのです。決してＭＧ１５１／１５と書いてある訳では有りません。
ＭＧ１５１と書いてある取説の該当ページはＡ２が製造された頃かかれており、ＭＧ１５１／２０が掲載されている取説の該当ページはＡ６が作られた頃発行されているので、Ａ２が作られた頃はＭＧ１５１もＭＧ１５１／２０もＭＧ１５１と呼ばれていたのかな？とも思い始めました。
というのも、ＭＧ１５１の１５ｍｍは銃身が銃口から８０ミリくらいのところが太くなっていますが、その膨らみを確認出来るＦＷ１９０の写真は一枚も見つから無いからです。
飛行機狂

この件につきましては、外国機に詳しい敵国艦船研究家先生殿に聞いてみたいところです。
飛行機狂

申し遅れましたがこのErsatzteil-Liste、つまり補用部品リストというか部品表と日本では表現される事がおおいのですが、Ｂｕｎ先生にお送りするためにコピー本を作りました。多めに作ったのであと２冊有ります。希望があれば実費でお分けします。
飛行機狂