199 大日本帝國陸海軍が採用した100式短機関銃の装弾済みの弾倉はどのように(どこに)入れて持ち運びしていたのでしょうか
専用の弾盒や収納袋等があったのでしょうか???
出来れば着装の仕方も教えていただけたらと思います

御願い致します
HAYASI

  1. 専用の弾盒あります。
    装着例は大日本絵画刊『日本の軍装』P35に絵で示されています。
    お近くの、都道府県立クラスの図書館で閲覧可能、購入も改訂版は比較的最近ですので入手可能かと思います。
    退役老少佐

  2. すみません、ちょっとフライングでした、海軍ですね、海軍は、ちょっとわかりません↑は、陸軍義烈空挺隊の着装イラストです。
    ただ、百式の海軍装備数って極少数ですね。
    退役老少佐

  3. 有難う御座いました
    早速探してみます
    HAYASI

  4. 極めて限定された例なので参考程度に聞いてください・・・。
    並木書房【日本海軍軍装図鑑】P255に昭和20年の第101特別陸戦隊の例が掲載されています。

    【日本海軍軍装図鑑】によりますと、特製弾薬嚢ジャケット(正式な名称かは不明)というベスト形状のジャケットが作られたそうです。
    特製弾薬嚢ジャケットには6個ずつ2段のポケットが縫い付けられており、手榴弾・手投円錐弾・百式短機関銃の弾丸(弾倉ではない)のいずれかを収めるようになっていたそうです。

    これ以外の持ち運び方法については未見の為、私には分かりません。
    ウエストモーランド

  5. 退役老少佐さんが仰るように、専用の機関短銃弾倉嚢もあったようですが、数は極少数だったと思われます。中西画伯のイラストに登場する弾倉嚢ですが現物の写真を確認できませんでした。義烈空挺隊の出撃前の写真では、弾倉嚢ではなく弾倉を直接2−3本腰のベルトに差し込んでいる隊員が見えます。昔のGunの特集では弾倉嚢として紹介されているものがありますが、専用のものではなく、海軍製の雑嚢のように思えます。
    須川薫雄氏の著書では、軽機用の弾倉嚢等を活用したとあります。
    弾倉は一丁あたり8個の弾倉が支給されていたようです。
    桃パパ

  6. 桃パパ様、お元気ですか?ナイスフォロー感謝です。
    私も気になり、中西画伯の元ネタを当たりましたが同じ結果です。

    昔のGunの特集では弾倉嚢として紹介されているものがありますが、専用のものではなく、海軍製の雑嚢のように思えます。
    これにも同じ感想です。

    従って、専用弾倉嚢の存在は、中西画伯のイラスト以外確認出来ません。
    ですので在っても極少数と言う事ではないでしょうか。
    退役老少佐

  7. おゝ退役老少佐さま、お久しぶりです。
    その節は大変お世話になりました。(またお会いしたいでありまス)
    閑話休題
    戦時画家の吉岡画伯が描かれた「レイテの高千穂隊」は日本の挺身隊の装備を克明に描いた貴重な資料ともいえます。通常云われる「一〇〇式機関短銃改」を持つ兵士にも専用弾倉は描かれておらず、挺進隊用の皮カバー付きの一式弾帯(?)が装着されていたようです。しかも、銃剣は30年式のようです。オスプレの日本軍の軍装特集にも義烈空挺隊のイラストが載ってますが、手にしているのは前期型ですし、やはり"弾倉嚢を装着しております。
    出展元が気になります。
    桃パパ

  8. 連続でごめんなさい。
    弾倉の装着方法は前期型、後期型で違うので同じ一〇〇式機関短銃の弾倉であっても交換性はなかったとなってます。
    前期型では弾倉装着基部のボタンを右にスライドさせて装着しますが、後期型では基部の短い突起を下に押し下げることにより弾倉を装着しました。
    桃パパ

  9. これは陸軍の挺進部隊の場合です。百式使っていた方に取材時に聞きましたが、その方は雑嚢に弾倉入れていたそうです。

    サルバトール003

  10. ↑陸軍にしろ海軍にしろ、専用弾倉は極稀だったという事で終わり。現物は見たこと無いけど、海軍のベ式機関短銃には専用の弾倉嚢があって使ったと
    お聞きしました。
    桃パパ

  11. 百式の専用弾倉嚢はごく稀にもなかったと思います。
    サルバトール003

  12. >9ごめんなさい逆を書いてました。
    前期型→突起を下に押し下げる。
    後期型→ボタンを横にスライド
    でした。
    桃パパ

  13. ご両所、感情的な有った、無かったは止めましょう。
    と言いますか、まず私が謝らなければならないのですが、この件は、全くの、私の勇み足です。
    昭和十六年二月の一〇〇式機関短銃の制式制定趣意書に、『弾倉袋ハ九九式軽機関銃弾倉帯甲ヲ用イ弾倉四個ヲ収容シ一銃ニツキ二個トス』云々とありました。
    専用弾倉嚢の設定はこの時点でなし、であれば以後皆さんが聞き取り等で雑嚢などを流用と言うのが実際の運用法と推測されます。
    ただ、事実誤認の端緒となった中西画伯のイラストですが、九九式軽機関銃弾倉帯甲ではありません、敢えて言えば九九式軽機関銃属品袋でしょうか? 何にしろ一〇〇式の専用ではなかったようです。
    尚、本来、九九式軽機関銃弾倉帯甲は本来弾倉二個収容ですが一〇〇式の弾倉は四個収納出来るようです。
    調べが甘くご質問者や他の回等者の方にご迷惑をお掛け致しました、誠に申し訳御座いませんでした。

    退役老少佐

  14. 退役老少佐さま 趣意書の件ありがとうございました。これですっきり眠れます。
    サルバトール003

  15. >退役老少佐さま
    良い情報のご提供ありがとうございました。勉強になりました。
    桃パパ


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