「拳銃弾」でしたら、「空包」ですね。ただし、空包をなにに使うかによってもちがってくるはずです。音や銃火だけ出したいのか、軍事訓練用に使うのか。後者の場合、弾頭うんぬんよりも発射薬のほうが問題です。通常の無煙火薬を使用すると、弾頭がないので圧力がかからず、雷管を打っても燃焼しないでそのまま銃口から飛びだしていくだけだそうです。そこで燃焼速度の速い、低圧力のもとで燃焼するよう調整された特別の発射薬が使用されます。ライフル弾の場合、米軍では薬莢先端をスター・クリンプで閉じたもの（ショットガンの実包と似た閉じ方）を使いますが、米軍に拳銃用の空包があるかどうかはわかりません。音と煙と銃火を演出したい映画用のプロップガンの場合は、つぎのサイトの写真を拡大すれば見られます。
http://www.answers.com/topic/blank-cartridge
　また、『「鉄砲」撃って１００！』（かのよしのり著；公人社）には、「空包、狭窄弾、疑製弾」という章があり、自衛隊の「空包」についても書かれています。
　紙で蓋をするというのは聞いたことがありますが、ロウで蓋をするというのは寡聞にして聞いたことがありません。
Ｊウォ〜ク

私もロウで蓋をした空砲って聞いたことないです。
仮にあったとしたら、銃身にこびり付いたロウを取るのが大変だと思いますが･･･
でもまあなんでも調べてみるのが肝心ですね。ちょっと調べてきます

おじいちゃんと呼んで

３のご質問は、市販品在りです、ウインチエスターのHPで３８スペシャル弾が５０発＄２６．４５だそうです。ここのブランクのラインナップはこれだけですね。
オート用カートのブランクも無いですね、ブランクじゃオートは作動しませんから（チョークなしでは）実用性が無いのでしょう、実際一般用途として拳銃のブランクって何に使うのって感じで、陸上競技のスタート位でしょうか？あと何かの通信信号？
空港などで鳥を追うなら散弾のブランクの方が実用的ですし。
基本的な３８のブランクを製品化しとけば３５７マグナムでも使えますし、他には売れるニーズが無いのではないかと思います。
１　２のご質問なのですが普通、木製、紙製の弾頭を付けるか、薬莢の口を折りたたむかが一般的といえば一般的じゃないでしょうか、蝋というのはあまり聞かないですね少なくとも一般的とはいえないのでは、防湿性も悪そうですし、むしろ古いモデルガンファンとしては、キャップ火薬出現前のブローバックモデルガンの弾込めを連想しますがブランクに蝋で蓋をするのソースは何なのでしょうか？

退役老少佐

先ずはＪウォ〜ク様、おじいちゃんと呼んで様、退役老少佐様、丁寧なご回答ありがとうございます。

Ａ１）
私の想定している空包の使用目的ですが、実包を人に撃ったように見せかけるためです（これは趣味で書いている小説に使う話ですので、ご安心を＾＾）。
またご紹介頂いた本を探してみましたが、どこも品切れでした。しかしＧＵＮ用語辞典という本がありましたので入手しました。
（空包と空砲は違うのですね。ご指摘ありがとうございました）
Ａ２）
上記本の空包の項で「昔のブランクカートリッジは弾丸を抜いたケースに紙または木の蓋を被せたものだった」と記述されていました。
しかし、現在では何で蓋をされているのかが記されておりませんで、相変わらず謎です。
私も頑張って調べてみます。
Ａ３）
蝋で蓋をするのソースは昔付き合いのあったガンマニアの友人です。
紙だと火薬に湿気を通すし、プラスチックだともしも人に当たった場合危険なため、蝋が使われていて・・・と言う話でした。
空包の市販品情報ありがとうございます。さすが米国・・・あるものなのですね。
＞一般用途として拳銃のブランク
用語辞典には空包の使用目的の一つで、猟犬やウマを銃声に慣れさせる訓練に使うと書かれていました。ひょっとしたらそのための物かもしれませんね。


う〜ん結局、蝋で蓋をするというのは私の聞き間違いだったの？？
トゥルビーネ

＞拳銃用空包の用途
　すでに書かれていますが、拳銃用空砲の主な用途として、『軍・警察等での訓練用』『猟犬や馬の訓練用』『陸上競技の号砲用』『護身用』『映画等での撮影用』『実弾の拳銃が所持できない地域等での代用品』等があります。
　これらの用途に使うための空包専用拳銃（ブランク・ピストル）もあり、通常の拳銃そっくりのものもあれば、一頃話題になったキーホルダー型というのもあります。
　なお、ブランク・ピストルに使われる空包弾薬は、.22口径や.32口径、９mm等の他、８mmなどの専用規格もあります。

＊８mm空包（画像は伊フィオッキ製。主にオート用）
　http://image.sportsmansguide.com/dimage/19856i_ts.JPG?cell=320,320&cvt=jpeg
＊.380空包（上と同じくフィオッキ製。.38／.357口径リボルバー用？）
　http://image.sportsmansguide.com/dimage/28044_ts.JPG?cell=320,320&cvt=jpeg

　ちなみに、米ハリウッドの実銃プロップでは、コルト・ガバメント等の.45口径の自動拳銃は空包が入手しやすい９mm空包に改造されることがあるようです。

＞空包の蓋
　これもすでに書かれていますが、現在使用されている空包は、薬莢先端をスター・クリンプ状に絞ったり、薬莢先端を延長して弾丸状に成形した形状となっています。弾丸の代わりとなる蓋については手元に資料がないのですが、紙やプラスチック等が主に使われているものと推測します。
　空包で蝋の蓋というのは自分も聞いたことがないのですが、パラフィンを弾丸の代わりに使う室内射撃用の弾ならあります（ご質問者様が入手された『GUN用語事典』にも載っているはず）
ブラック・タロン

A1)自分の知っているのは、紙で蓋して識別と密閉（水密）のためにラッカー塗料を塗るというものです。
はいどーも

ブラック・タロンさま、はいどーもさま、レスありがとうございます。

博学の皆さまが、空砲の蓋を蝋でするという事を聞かれたことがないということは、私の勘違いであった可能性が高いですね。

ご協力して下さった方々、本当にありがとうございました。
トゥルビーネ