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毎度くだらない質問ですみません。 欧米(今や世界的か)で標準的な105mm口径の砲ですが、この「105mm」と云う数字は何処から来ているのでしょう? インチ換算でもハンパですし、「ポンド砲」の流れなんでしょうか? Takeahero |
- フランス元祖の口径だと思います。
まなかじ
- まなかじさんと同じ意見です。
フランスで105mmの砲が開発される→第2次大戦頃までに米軍がそのまま、あるいは改良して導入する→米軍の標準がNATOの標準、その後に世界標準になる、という流れです。フランスが105mmを採用した経緯は分かりません。
nahki
- >2
105mmは、第一次大戦時にはドイツおよびフランス軍で大量に運用され、両国の兵器メーカ、つまりシュナイダー、クルップ等が世界中に売り込みかましてばら撒いてますので、NATO以前に世界標準口径みたいなものです。
この口径が105になったのは、おそらく30ポンド・パロット(南北戦争で北軍が大量に使った当時としては高性能な最新火砲)という、105mmカノンの源流になる大き目の野戦砲(ないしは軽い重砲)が4.2インチ(107mm)であり、また区切りの良い4インチも別の流れで存在していたことなんかは思いつきますが。まあ、ドイツが当初100mm(てか99mm)に手を出していたことが原因でしょうね。
6インチ級でも、フランスは155で、ドイツは150(149)にしてますから、差別化というか負けたくないという気分等もあったと思われます。
SUDO
- 皆様ありがとうございます。
#フランスが105mmを採用した経緯は分かりません。
その経緯が知りたくて・・・。
SUDO様
詳しい解説ありがとうございます。
大雑把に言って、4インチをメートル法でキリの良い数字に切り上げたと解釈してよろしいのでしょうか?
Takeahero
- ふと思ったのですが、107mmが「谷径」で、その「山径」が105mmって可能性はないでしょうか?
ドイツの88も「谷径」だと90mmだと聞いたことがありますので。(確証は無いんですが。)
Takeahero
- >5
砲弾の場合、口径は一般的に弾丸の径を言いますから、105mm砲の谷径が107である可能性はあると思いますが、それが107mmのパロットと関係するかというと否でしょう。なぜなら、30ポンド・パロットもライフル砲でして、107mmなのは谷径になるんです。
SUDO
- 直径75mmの円の断面積が4417.86 mm^2。これを倍にすると8835.72 mm^2。その直径は106.1mmになる。
74mmで同様にすると104.7mmになるのですが。
む
- >7
その算数が、何か105mmという口径を決めるのに関係したと考えられる根拠をご存知なのでしょうか?
SUDO
- >6
なるほど、確かに砲の場合は山径で考えないとおかしくなっちゃいますね。砲弾が鉄なわけですし。
すると・・・
#107mmなのは谷径
すみません、山径なら理解できるんですが・・・。
Takeahero
- >9
ああ、そうでした、訂正します。
「107mmなのは山径」ですね。
SUDO
- #SUDO様
スッキリしました。
長々とお付き合いありがとうございました。
Takeahero
- #SUDO様
スッキリしました。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
Takeahero
- わぁ ミスった><
Takeahero
- 榴弾砲はともかく、米国の戦車砲は、
75mm→90mm→105mm→120mmと増えてますね。
15mmずつ拡大しています。
発展途上の105mmと見ることもできるかと。
通りすがり
- >14
M60、M60A1/A3、M1の105ミリ砲でしたら、もともとはイギリスの砲ですが。
まなかじ
- >14
まなかじさんも言っておられますが、米戦車の105mm、120mmは自国設計じゃありませんから、関係ないかと。
Takeahero
- >14
最初の方の37はともかくとして、76.2とか152もあるんですけどね。
>16
120mmという口径はM103重戦車の主砲口径として、M1A1以前にも採用実績があります。
105mmも、自走榴弾砲以外にも、不採用になりましたがT95で第二次大戦中に既に手を出してますね。
SUDO
- >17
ご指摘感謝です。どマイナーなんで忘れてました・・・。
お恥ずかしい。
Takeahero