153  日本の火縄銃に見られるような頬付け式銃床は、一般的な肩付け式銃床に比べて何か利点があるのでしょうか?
銀将

  1. >Q.頬付け式銃床

    (銃を上方へ素早く振り回す必要がある)鳥猟において、挙銃−照準 動作が素早く出来ると考えます。

    元々、種子島に伝わった火縄銃がマカオ製(或いは中国製)の鳥猟用火縄銃だったものが、
    その後も銃床形態が延々と幕末まで続いたのでしよう。
    (当時の火縄銃は命中射距離が100M以下だったので、本格的な肩付け銃床への発展や必要性を感じなかったのでしょう)


    挙銃(きょじゅう) とは :
       http://www.gunshop-urawa.co.jp/lesson&Safety/lesson&Safety_skeet_03.htm

      スキート射撃では、頬付けが大切みたいですね!!


    以上 ホラ私見でした。 詳しい方のフォローを待ちましょう。

    軌跡の発動機?誉

  2. 最近立ち読みしたかネットで見たのかも覚えていないので大変恐縮ですが、種子島銃に類似したマライあたりの銃をしらべたところ尾栓は螺旋が施されていなかったそうで、それ(ら?)を根拠に日本の物の粗悪模造品だとし、やはり伝来品は正真正銘欧州製の可能性を提示している方がおられるようです。詳しい方のフォローをお願いします。
    (まったくの記憶違いかもしれないので違っていたらすいません、風説程度とお考えください)
    素人ですが・・・

  3. 図書館で借りた本で、署名は失念したのですが、引き金の形式が日本のものと欧州のものは異なるそうです。日本製火縄銃は、ばね式で火縄が落ちるようになっていますが、欧州のものは引き金と火縄はさみが直結されているとのこと。で、欧州製の方が狙撃には向いているとありました。

    狙撃の場合は肩当があった方が良いのでしょうが、連射の場合、特に当時の小柄な日本人の体型では肩当式は肩に対する負担(衝撃の連続)が大きかったのかもしれません。
    富士見町

  4. 火縄銃を専門に研究している訳ではありませんが、一般論としてご質問の利点について述べれば、大口径の弾丸を、携帯火器から発射出来る簡便性を上げられると考えます。
    ショルダーストックが無い為、大口径リボルバーの発射反動受け流しに似た要領で、反動をマズルジャンプごと半回転運動に変え受け流せるので、大口径の銃を人間が据銃姿勢から発射でき砲車を必要としないと言うものです。
    実際、日本固有の大筒は、手首の返しなどの術を使い大きな発射反動に対処しています。
    単発の火縄銃は、連射時、照準線の保持の必要が無いのでこれで良かったと考えられます。
    只これは、たまたま日本に渡来し最も普及したタイプの火縄銃にショルダーストックが無かった為に、後に発展的に普及した総合的技術で、最初からそれを意図したものではないので利点と言うより特徴と言うべきでしょう。
    諸外国では、その後。フリントロックなどで、バッテリーに打ち付けるハンマーの衝撃が大きく、発射前振動が大きいのでそれに対する確実な銃保持の為ショルダーストックが不可欠になっていきます。
    以後ライフリングの発明などでより正確な射撃が可能になりますのでショルダーストックの無い日本型火縄銃は、大きな火器進化の趨勢の中では隘路にはまったものであると考えられます。

    退役老少佐

  5.   みなさんありがとう。やはり多少の利点はあっても全体として頬付け式は肩付け式に劣っていたのでしょうね。だから消えてしまった・・・・全体として頬付け式が優っていたらM16もAK47も頬付け式になっていたのでしょうか(笑)。
    銀将

  6. ゴミレスかな?
    私が以前見たTV番組の解説では、日本式の鎧と肩付け式の銃床が相性が悪かった為に普及しなかったと言ってました。
    言永つむぐ


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