147  毎度くだらない質問ばかりで恐縮ですが、リボルバー拳銃についてお尋ね
いたします。
 オートに比べて頑丈なリボルバーですが、撃ちまくっていれば、いずれは
ガタがきます。
 その際、「バレル」「シリンダー」「フレーム」のうち、どれが真っ先に
ダメになるのでしょう?
 銃によって違うとか、どの銃も同じ傾向だとかもお教え頂ければ幸いです。
Takeahero

  1. リボルバーの衰損過程ですか?
    まず、シリンダーギャップが大きくなり復元しなくなるでしょう、毎回の射撃の反動でシリンダー後部前端軸が目に見えない規模でへこみ、シリンダー前端と銃身後端の隙間が大きくなり、ガス漏れが大きく為るので、初速が上がらなくなります。
    初期のS&W M29 44MAG などでは数千発でこれが発生したという古いリポートの記憶があります。
    次が銃身の焼損、ただし恐らく1万発前後の発射で起こると考えられますが、現存する100年前後前の銃でも、多弾数発射による銃身焼損や摩滅は少なく多くは、手入れ、保存の状態不良でライフルを錆びさせた為機能が不良になっているものがほとんどです。
    もし、銃身命数近くまで発射された銃であればシリンダーや重臣にリング痕が発生するものも出る可能性があります、多弾数発射でシリンダーや銃身が膨張した可能性がありますが、多くは別の要件で発生しているのかもしれません、但し以後の発射は発生要件の如何にかかわらず控えるべきでしょう。
    そして最後が、フレームの破損でしょうが、銃器設計上銃身命数の約三倍の強度で設計するとされていますので長期使用のみによるフレーム破損は考えにくいです。
    他の部品の命数は理論上、銃身命数の三倍がフレームの命数、フレームの金額と各部品の金額の比率にフレームの命数の分率を掛けた物が各部品の命数とされます。
    仮に銃身命数1万発の拳銃のフレーム命数は3万発でフレーム金額が2万円とすれば単価4千円のトリリッガーの命数は3万発の5分の1で6000発などと言う計算をするらしいですが実際と合致するのかは使用条件等の関係から何ともいえません。
    後は、銃器設計の現場に詳しい方々のフォローをお願い致します。

    退役老少佐

  2. >シリンダー前端と銃身後端の隙間が大きくなり、ガス漏れが大きく〜
    手元に古いgun誌があって、このへんに関して写真が掲載されていました。漏れたガスが銃身後端のすぐ上のフレーム部分を直撃していて、撃ち込む事に浅い溝のような焼き切れ(削れ)が出来たとのことです。
    シートン

  3.  お二方、有り難うございます。
     やはり、直接圧力を受けるシリンダーから傷んでいくんですね。
    Takeahero

  4. 質問に対する直球回答ではありませんが一言申せば・・・・・

    一般にリボルバーで真っ先に壊れる部品は、「バレル」「シリンダー」「フレーム」ではありません。

    ます数千発以下で、撃針、撃針軸(撃針止)、弾倉回転止め(弾倉固定子)、各種スプリング、撃鉄軸、等の小物部品が
    破損又はやれが来ます。←消耗品的。
    その次が 撃鉄、引金、弾倉軸、開閉子(ヨーク,クレーン)のガタツキ 等の部品と思われます。
    「バレル」「シリンダー」「フレーム」の主要3部品は意外に長持ちするものと思います。


    >2.フレーム部分〜焼き切れ(削れ)が出来たとのことです。
    ガスカッティングという事象は 強装弾・マグナム・リボルバー、或いは 近年流行のアルミフレーム・リボルバー
    に起こる特異事象であり、約100年以上製作続けられている一般.38口径スチールフレーム・リボルバーにおいては
    気にする事象ではないものと思います。

    軌跡の発動機?誉


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