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ドイツのVT信管についての質問です。ミサイル用のVT信管は作られていたと聞きましたが88ミリ砲や10.5センチ、12.8センチ砲用のVT信管は実戦配備されなかったのでしょうか?もしそれらにVT信管が使われていなかったのにドイツ軍の対空砲火はかなりの戦果を挙げているようですが高射装置などによるものなのでしょうか? 黛 |
- >ドイツ軍の対空砲火はかなりの戦果を挙げているようですが高射装置などによるものなのでしょうか?
もっと単純に、配備数が多いからだと思います。
ささき
- それに、B-29と違い、B-17、B-24は高度10,000mを飛んでいる訳ではありませんし。
また、日本の大都市はほとんど沿岸部にありますので、中途での高射砲による迎撃はできませんが、ドイツの場合は内陸部に都市があり、進入経路もある程度限られていますので、連合軍の爆撃機は継続的に高射砲、戦闘機による迎撃を受けることになります。
富士見町
- ミサイルに使えて砲弾に使えないというのは、耐衝撃性及び小型化への要求が桁違いであるからです。
ドイツの技術では、ロケットで打ち上げないと壊れてしまう、しかもあまり小さくない電波信管がやっとだった、ということでしょう。
それでもなお、終戦時にもまだテスト段階で実用化には至っていなかったかと。
ドイツの対空砲火の戦果は確かにたいしたものですが、視点を変えて、撃った砲弾の数に対して見れば「え、たったこれだけか?」というようなものです。
つまり、ささきさんの仰るように、高射砲の数、そして撃ち上げた砲弾の数が無体に多いのですから、そのくらいは落ちていないとおかしい・・・そういう数字だと思います。
まなかじ
- いわゆる弾幕射撃を張りやすい地形になっていたということでしょうか。それも多数の高射砲によってウインドウを張る事ができたと。ありがとうございました。
黛
- 便乗してすみませんが
という事は、もしドイツと日本の立場が逆であったとしても、
撃墜できる連合軍機の数には大差は無かったとも考えられるのでしょうか。
hanimaru