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大昔の野戦電話について教えて下さい。 良く戦争映画の中の描写で、掛ける前にハンドルをぐるぐる回してますがあれは交換所や相手先の呼び鈴を鳴らすために発電機を回しているとの理解で良いのでしょうか? またその後の通話自体はハンドルを回さなくても成り立つようですが、この辺りの手順の理屈や構造について知りたいと思います。 宜しくお願いいたします。 ニワトリ |
- 自分の通っていた小学校の理科室に同じ構造と思われる電話がありました。
ニワトリ様のおっしゃる通り通話自体はハンドルを回さなくても成り立ちます。
構造はハンドルが発電機となっていて回すと接続されたもう一機の電話のベルが鳴り先方を呼び出す仕組みになっています、通話自体は直流電源(自分が見た物は3.0V?の箱型の電池が使用されていました)で、双方が受話器を上げると電源スイッチが入る仕組みでした。
Urbanus
- 磁石式電話で検索すると作動原理を解説したページが多数発見できます。
wittmann
- たしか、第2次大戦のは通電ため発電したのじゃない?
ガルフ
- 友人が日本製野外電話機を持ってました。
発電機(交流)で相手方の電鈴(コイルがあってハンマで叩く。目覚まし時計みたいな感じ)を鳴らします。
電池(1.5V箱形紙ケース1個、長距離は2個直)は、たぶんバイアス電流として流すと思います。
アンプ機能は無いみたいです。 大声を出さないと相手には聞こえないと思います。
びっくりしたのは、自衛隊のTA−T1野外電話機と接続、通話、呼び出しが出来たこと。
現在、1個しかないので試験用に繋いでみたらイけました。
型番は覚えていないけど、かなり後期、戦後すぐ?の物かも。
木箱に入っていて、携行ベルトは白でした。
KOBA-P
- 皆様ありがとうございます。参考になりました。
初歩的な話で恐縮ですが、交換所もしくは一方の端末で電源を確保しておけば各電話機は無電源で持ち回れる、使用時以外は電気の消費が無い、等がこの方式の利点と言う事でしょうか?
ニワトリ
- >5
このような方式は簡便でいいのですが、ただ問題は距離が制限されると
いう問題があります。問題は線路抵抗です。音声よりも先に
ベルをならす信号の減衰が問題になります。
まあ4wにするとか小手先の方法はありますが、確実に長距離を通信するなら
DX信号装置をつかうのが一般的だと思います。この場合は端末側でも電源
を必要とします。
(アナログの通信技術を知っている人間がどんどんすくなくなっているので
この方法も近い将来に設計できなくなるかも)
wittman
- >6.wittman様
良く分かりました。ありがとうございます。
ニワトリ
- あと、通話終了後にハンドルを手前に半回転させるそうです。なんでも、相手のベル鳴らすためのダイナモに残った磁気ないし電気を消すためとか。理系ではないので根拠はわかりかねますが、昭和30年代の地方や非都市部では、まだクランク電話が現役で、あたりまえにやっていたそうです。
まるき
- 鉄道では500mおきに設置されている「沿線電話」で使われています。
最終手段の非常用の装置は簡単な構造にかぎります。
また、詰所間の専用回線に残っていたりします。
にわとり(上州人)
- >8.9.
結構意外な所で生き残っているようですね。
地味な話題に諸々の返答、感謝です。
ニワトリ