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発展途上の国ではよくAKを見ますがM16などは見ませんよね? ぶっちゃけどっちが安いのですか? なぜAKがよく使われているのですか? ミック |
- AKの方が安いです。
AKの方が優秀だからです。特に故障をしない事が。
霞ヶ浦の住人
- それは構造が簡単であり丈夫、何よりも安価で出来ることが1番でしょう。
団長
- そういうところに売ってくれる、また安く売ってくれる国のメーカーで作っているのが、AK47系列中心だからです。
逆に言えば、M16系列は、そういう商売をする国では作っていないので、そうした地域での普及の度合で差がついています。
「AKは安く作れる」のではなく、「AKを安く作っているところがある」のです。
ロシア製の純正品よりも、ずっと安く。
まなかじ
- M16系にはバッタ物はないのでしょうか?
また簡単に出来ないのでしょうか?
ミック
- http://mgdb.main.jp/pukiwiki/pukiwiki.php?%C2%E7%B1%A7%20K2
バッタもの一例(?)
あとはフィリピンあたりのテロ屋さんがM16系コピー(?)使っているとかいないとかいう話を聞いたことはありますが、実際の映像では未見です。
AK系統の銃を途上国で多く見かけるのは先述の方々のご意見や各方面でよく言われる性能、あとは需要と供給の関係です。
トーン♯
- ゴミですが。
>フィリピンあたりの(略)M16系コピー(?)
NHKでこの地域の紛争について報道するときなどは頻繁に見かける気がします、先日の元日本兵? 事件の時なども見かけました。うろ覚えなので正規軍側の装備だったかもしれませんが。
あとは読売の国際面でも口元バンダナ+M16なんてなカッコの人を見かけますね。
紅葉饅頭
- フィリピン軍のM16は、エリスコツール製のライセンス生産品です。
ただ、どこからか、軍や法執行機関からエリスコツール製M16は横流しされているようですね。数年前、大阪高検で、ヤ○ザさんから押収されたエリスコツール製M16を鑑定したことがあります。
キリン
- なるほど!
皆さんありがとうございます。
M16とAK47を比較した場合どちらが性能がいいのですか?
例えば飛距離、威力、弾ズマリ、メンテナンスとかですけど。
それとバッタ物とオリジナルには性能の差はやはりでるのでしょうか?
ミック
- >8. 威力や有効射程で言えば 7.62mm 口径の AK(47) は 5.56mm 口径の M16 より有利とも言われますが、撃ちやすさも含めた射撃精度では M16 が勝るとも言われます。AK シリーズの信頼性は伝説的でさえありますが、使い方さえ間違えなければ M16 が故障破損続出の欠陥銃というわけでもありません(ベトナムでの悪評は粗悪な弾薬と整備手順教育の不足だったと言われています)。
両者それぞれ特長も短所もあり、武器としての価値に大差はないと思います。個人が趣味で持つなら選択の余地や意味もあるでしょうが、武装集団が装備として揃える場合は銃単体の性能より価格や弾薬補給の安定性などを優先するでしょうね。
>それとバッタ物とオリジナルには性能の差はやはりでるのでしょうか?
バッタ物(ライセンスあるいはコピー生産品)といってもピンからキリまであり、モノによるとしか言えません。世界中で生産されている AK の眷属には、オリジナルよりも高性能といわれる(かつ高価な)物もあります。
AK47 ではありませんが、中国製の SKS カービンは一時期大量にアメリカに流入していました。ガンショウへ行くと $99.95 の特価で売られていたりして、手に取って見ると表面仕上げはザラザラ、木製部分はケバケバ、プレス部品はケバが残ってたりいかにも安かろう悪かろうな仕上がりで、撃ってるうちにピンが緩んでサイトが外れるとか言われていました。「キリ」の方にはそういう物もある、という程度に御紹介。
ささき
- >1.AKの方が安いです。
AKの方が優秀だからです。特に故障をしない事が。
>2.それは構造が簡単であり丈夫、何よりも安価で出来ることが1番でしょう。
上記1.2.に、たくさん投票しますです。
それを現実としている要素は、軍用小銃としての実用性能を持ちつつ基本構造が簡易 且つ
部品点数が少なく出来上がっているからです。『AKは安く作れる構造になっています。』
つまり シンプルイズ何とかの1例ですね。
現代に於いて 最も実戦(陸戦)経験が豊富 且つ 国家存続性から常に本気で、現在・近未来の陸戦形態を思考している
イスラエルの現・基幹小銃は何であるか、その元がAKである事を誰も発言しないのが不思議であります。
イスラエルは米国よりのM16供与のしがらみを切ってもGALILを開発、採用しています。
そのGALILを制式装備している他国もちらほら有ります。 南アフリカ・・・・
さて、AK47の対比としてM16を挙げておられる方がほとんどでありますが、出現時期、性格から言えば
M14,FAL あたりが 好敵手と考えます。
次世代において AK74 対 M16 の対比となる物と私見いたします。
※ 但し ”GALIL”は ”DIN規格”で製作されいる事を補足いたします。
一部余談にて失礼しました。
軌跡の発動機?誉
- >10軌跡の発動機?誉様の発言に殆ど賛成します。しかし、下記の2点だけ意見を異にします。
1 「イスラエルは米国よりのM16供与のしがらみを切って」はいません。
ガリルは、機関部はAKですが、弾薬はM16と同じ、5.56です。M16と併用するために、弾薬を共通にしたのだと思います。
2 実戦での使用者の評価は、AK74より、AKMの方が高いようです。
日本人傭兵が書いた本を読みました。AKMを一番高く評価していました。ついで、AK47です。新型であるはずのAK74の評価は低かったです。
M16は問題外でした。理由は、小口径弾です。確実に敵を倒せる、7.62弾の方が実戦では有効だとしていました。
霞ヶ浦の住人
- 確かに、TVニュースでの映像では、IDFの兵士がM16シリーズを携帯している場面を良くみかけますね。
もっとも、5.56弾を利用する小銃を自主開発した国全てが、「しがらみ」を感じているかどうかはわかりませんが。
SAW
- >10
途上国でAK系列が多く使われているのは、ささきさんの仰るように、機能性能とはあまり関係がないものと思います。
ここで問題になる「性格」は7.62口径のバトルライフルであるかどうかではなく、低強度戦争に適する廉価な普及版自動小火器という括りであると思います。
また、その意味で、AK47系列同士の中でも競争はあるのであり、例えば東独製のAKMと北鮮製の58式では58式が選ばれるのですから、構造の話に持っていっても仕方ないように思います。
そうした途上国が植民地から独立して国軍を整備し、またその結果としてクーデターや内乱を起こしたり、というのは概ね1960年代半ば以降のことです。
スタートラインの線引きがそこにある以上、その時点で一線に並んでいるわけですね。
「出現時期」からしても、また上に述べたような「性格」からしても、AK系列の競争相手としてM16を設定するのは適当と思われます。
まなかじ
- AK47の好敵手がFN-FAL、という意見に一票。
正規軍M-16、ゲリラAK47という構図はアジアでは良く見られますが、もっと紛争の多い、南米やアフリカでは体験的にFN-FAL対AK47という構図の方が圧倒的です。
ライセンス生産の量から見ても、アフリカ、南米でライセンス生産される軍用自動小銃はM-16よりもFN-FALの方が多いですし・・・。
ゲリラにAK47が良く使われる背景には、あまり価格の要素は関係しないと思われます。それよりも入手の容易さの方が重要なファクターです。武器の取引には輸出入双方の国が発行する公式書類が必要ですが、M-16生産国の米国に武器ブローカーが正規の手段で取得したものでない書類を持ち込んでも、相手にされないどころか、犯罪として扱われます。しかし、世界にはそのような書類でも、さまざまな事情や思惑から、簡単に認めてしまう国があるのも事実です。そのような事情のある国の多くがAK47生産国であり、武器ブローカーに金を払えば、ともかく船積みして生産国から出せることが最重要なファクターであると思います。こと南米に限れば、弾薬入手の難しいM-16よりもAKの方が闇市場では価格が高いのが実際で、正規軍の装備ならいざしらず、ゲリラの武器としてならば武器ブローカーの手を経ている限り、価格での競争力というのは無いに等しいと思います。
もう一つ経験だけから言わせて頂ければ、7.62mmと5.56mmの口径差によるストッピングパワー云々なぞ、実際の戦闘場面では、まったく、完璧に、影響がありません。1mmでも多く身を隠せる場所から、小銃だけ出して、闇雲に弾をばらまく、というのが実際の戦闘です。こんな状況では、「弾を撃ちつづけることができるか?」が小銃の良し悪しの判断基準です。そういう意味では、初期のM-16を除き、AKもFALも対策完了以降のM-16も大きな差があるわけでは無いと思います。
elebras
- >11.12にレス
私は>10.の中で AK47、AK74、M16、M14、FAL、GALIL この中で機能性能や実用性はどれが良い、どれが1番。
又 口径はどうのこうの、どれが良い、等 何も申してはおりませんです。
AK系に対する評価を 言っただけですが!! まとめ繰り返します。
『軍用小銃としての実用性能を持ちつつ基本構造が簡易 且つ
部品点数が少ないので、安く作れる構造であり故障も少ない。』
ちなみに プロの小火器研究者と言える!? 元極東某国陸上次A隊幹部学校研究員であった高○三郎氏というお方、
少々前の某業界誌(JADI 2003.2月号)に寄稿された中で同様主旨を書かれおりました。(私はこの方と面識は有りませんが)
抜粋・・・
『短薬莢のAKは同じ口径の小銃よりも発射薬が少なく短射程ながら、むしろ弾丸の威力は向上し、構造簡素で故障が少なく信頼性に富み、維持整備、製造も容易である。 半世紀間におけるAKの生産量は5000万丁以上と20世紀に実用化された各国のどの小火器より遥に多い。』
文才も見事にて正に ミックさんの質問に対する明解と思います。
>11.1 「イスラエルは米国よりのM16供与のしがらみを切って」はいません。〜 5.56です。
私は 『イスラエルは 5.56とのしがらみを切った」と 申してはおりません。
イスラエルは M16銃とは少々縁切りだけれども、弾薬に関しては いざ有事の大量消費・供給(米国よりの援助)を考え、
米国基幹小銃弾と統一せざる得ないと判断し 5.56を継続したものと私見します。
古今東西 今昔、正規軍の基幹小銃の選択・制定は、まず弾薬有りきで 次に銃本体が決定するものです。
AK系 M16系 その他 何を使用するかは、まず使用弾薬の製造能力或いは 安定供給(供給元)が優先し、
それは同盟、イデオロギー 等 政治的なものが主要素と私見します。
>.14 南米でライセンス生産される軍用自動小銃はM-16よりもFN-FALの方が多いですし〜
この辺のHPが参考になります。 elebrasさん仰せの通り、南米は意外にAK使用国が少ないですね。
http://www.fas.org/asmp/library/scourge/scourge-ch4.pdf
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以上 少々脱線、私見多く失礼しました。
〜?誉
- ↑>15 冒頭 御免訂正します。
誤:>11.12にレス 正:>11.13にレス
〜?誉
- 実は、各国の意志が銃の供与に影響を与えているのです。値段の問題ではありません。軍事供与することはすなわち、以後の軍事・政治的関与を許すこととなります。単なる武器の軍事的採用とは異なります。武器を供与することは長期間にわたり整備補給等で軍事に関与することで政治的に長く強い影響を及ぼします。それゆえに共産圏の旧ソ連、中国および北朝鮮が多くの後進国に小銃等の少額武器と軍事顧問団を派遣しているのです。また、供与に実質的に値段はありません。目的は相手国の支配ですから相手の国の経済状況に合わせて適当(適切な金額)に決めるのです。一般的な商売とは全く違います。
つっち