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http://membres.lycos.fr/barkmann/document/german_ww2/images/panther-g-koblenz/panther-g-koblenz%20(7).jpg この青さといい形といい、当時の消防・警察車両の警報灯のようです。 言葉の不自由がなければ直接問い合わせてみればよい事なのですが、この色味が 正確な再現なのか気になって仕方ありません。 THW |
- 申し訳ありません、97へ追記するつもりでした。
THW
- せめてBG-3について調べて頂ければ良いのですが、、、はっきり言えばBG-3は青を比較的良く透過します。緑以降の可視は不透過で、近赤外以降を良く通します。ですので「可視域では青色に見える赤外線透過ガラスフィルタ」は世の中にはありますという回答になります。
なお、赤外線を透過するフィルタに関して言いますと、濃赤色フィルタを使うことはありません。厳密に言えば黒色色素ガラスフィルタであり、NIR近くの赤色を通すためにそう見えるだけです。
sorya
- 一般的にはこのような色もあるという事についてはsorya様の解説で理解できましたが、やはり知りたいのは、このドイツ軍の装置は実際どうだったのかという事です。望遠鏡の部分については現存する実物で注意書きなどの配色が確認できるのですが、ライトのフィルターの色に関してはどうも資料が見つけられません。
THW
- 色の再現はかなり難しいので何ともいえない部分がありますが
コーティングによる色合いという感じがします.
3〜40年前位まではフッ化マグネシウムの単層コーティングが普通だったので
レンズが青く見えるのは特に奇異ではありません(中古のカメラレンズを見れば
わかる)、レンズ系のコーティングが実用化されたのがWWIIちょっと前ですので
大戦中は単層の青いコーティングしかありませんでした.
すずき
- >>すずき氏
単層コーティングでの波長制限フィルタは非常に難しいですよ。波長域を限定したAR(=低反射)コーティングならば比較的楽ですが。
現代でも制限幅の広い波長制限フィルタを単層コーティングをもって実装することは超技術に近いものであると考えます。干渉フィルタであるなら特にそうです。特定波長のみ通したいというのでしたら、エタロンのような厚いガラスブロックを用いた空間共振フィルタ(レーザー発振器に用いる共振空隙と同じ考え方です)という手もなくはありませんが(但し重くなります)。何故未だ色素ガラスフィルタが存在するのかを考えてみる必要があります。
>>THW氏
一般的にはそのような色があるではなく、色素ガラスでは青色に見えるものが一般的だということです。興味があったので手元にある光学系の古い学術書を読み直してみたのですが、色ガラスフィルタはやはりありました。しかも青紫系のものです。しかし、残念ながらFG-1250(の事ですよね?)のIRサーチライトに用いているガラスフィルタの具体的な緒元はありませんでした。現状における私の回答としてはa)青紫系色素ガラスフィルタによる実装、もしくはb)青紫系色素ガラスフィルタ+単層の短波長制限フィルタである「可能性が高い」というものになります。
せめてサーチライト部分に関する当時のアップ画像があれば、、もっと情報が確定できるのですが。
sorya
- 下記1のサイトの絵ではレンズ中央と周辺に濃淡が描いてあり、モノクロの写真でもかすかにそのような構造が見て取れます。バルブ中央の鋭いピークを嫌い、反射板かフィルターをこの部分に設定してあるような感じです。しかし、質問者の方の参照用写真でもアドレス2の写真でもこのような構造は見当たりません。以上の事は、色は分かりませんが、展示してあるFG1250レプリカが、完全にオリジナルを再現していないような印象を与えます。
1.http://www.geocities.com/Area51/Capsule/2930/nightfightingpanthers/nightfightingpanthers.htm
2.http://www.jagdtiger.de/index2.htm?http://www.jagdtiger.de/GermanTanks/PzV-05.htm
どうしても確実な事を知りたければ、その博物館に英語でも良いから手紙を送って尋ねてみるしかないように思います。
む
- 結局、問い合わせる位しかやる事はないようですね。まあ、海外のフォーラム等でも特に話題となった形跡がないのを見ていると、青であると断定できる新資料が見つかったという事もなさそうな感じがします。
ありがとうございました。
THW