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ベトナム戦争時に使われていたイサカM37やレミントンのM31など、古いタイプのポンプアクションショットガンには、 引金を引いたままポンプすると次弾が発射される、ラピッドファイア(slam fireという呼称もあるようで)という機構がつています。 このため、連射性能が高く近距離ではSMG以上の火力を発揮したとあります。 しかし、M870など最近のポンプアクションショットガンにはそのような機構は無いようです。 これは機構上の不都合でもあったのでしょうか? (故障しやすいとか、暴発しやすいとか) 新米 |
- 誰も回答しませんので、私が少々・・・・
“SLAM FIRE 注1.”操作は本来、銃メーカーが想定した射撃法では無いと考えます。
その様な射法自体が ”危険イレギュラーな行為 注2”ですので、現代においては (単射)手動銃には
本来不要なディスコネクターをあえて組付け、引金を引いたままの連射が出来ない構造にするSHOTGUNメーカーが多々と思います。
米軍小火器マニュアル中のSHOTGUN の項目にても、“SLAM FIRE”射法については一切触れていません。
注1.“SLAM FIRE”:
本来の意味は連射暴発。 (自動式)連発銃において撃針のボルト前面固着、撃針ばねのヘタリ、
トリガーメカニズムの故障 等 不時の理由で射手の意図無く(弾倉が空になるまで)機関銃の様に
連続暴発してしまう事。
ショットガンに於いては、引金を引いた状態のままポンプスライドを繰り返し、続け様に連射する行為。
注2.”危険イレギュラーな行為”:
1.ブリーチボルト不完全閉鎖状態での撃発を誘引。
アサルトライフルの様なオートシアを備えれば解決する方法はあるが、
ハイメカニズムでコストアップとなる。
2.射撃精度の低下。 片手はフォアエンドの前後操作という不安定状態での連射で、
据銃がおろそかとなり、当たらなくなる。
又、ショットガン特有の大きな射撃反動の連続が、射手に過大な負担となる。
以上 私見でした。
軌跡の発動機?誉
- 上に補記します。
戦前のほとんどのSHOTGUNはディスコネクターを組み付けておらず、メーカーの思惑の有無に関係なく
”SLAM FIRE”が可能なんですが、これを制限する方向になったのは いつごろからか調べてみました。
1960年代前半に出現した”WINCHSTER M1200”で既にディスコネクターを組み付け、
”The M1200 cannot be fired by slamming ・・・・・”
と 謳い文句を上げています。
そして1980年版 ”GUN DIGEST (米国の代表的な銃器総合カタログ本)”スライドアクション・ショットガンの頁、
各メーカーのSHOTGUN特徴紹介では、以下の言葉が散見されます。
”Trigger disconnector prevent doubling”
1980年時点では、ほとんどのメーカーがディスコネクターを組み付け、”SLAM FIRE”を制限している事が解ります。
後は、博学な方のフォローを待ちましょう。
〜?誉
- なるほど、ディスコネクターが無いから連射可能なんですね。
それは確かに危ない。
機関銃のフルオートシアのようなもので実現しているのかと思っていました。
ありがとうございました。
新米
- 超ごみレス
私の持ってるスパス12のモデルガンはラピッドファイヤ出来たりします。なんでだろう??
言永つむぐ