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海上自衛隊の掃海艇などには20MMの多連装銃を装備していますが、なぜ銃身が多連装なのでしょうか。掃海艇などでは時間あたりの発射速度はそれほど必要ではないのはあたりまえであり、単に国内メ−カ−の都合により値段の高い20MMを採用しているだけにしか思えません。どなたか教えて下さい。 つっち |
- 自衛隊装備年鑑によると、掃海艇、ミサイル艇に装備されているJM61-M(20mm機関砲)は近接防御対空火器である、とされています。
対空火器である以上、高い発射速度が求められるのは当然であると思います。
とはいえ、JM61-Mは発射速度は450発/分、CIWSは3000-4500発/分。発射速度はかなり落とされています。
人見 忍
- 弾薬統一化のためでは?使用弾薬を M61(空自のバルカン、VADS 対空砲、海自の CIWS)や M197(陸自のコブラ)と同じ 20x102 に合わせると、選択肢はあまり無いと思います。20x102 を使う現用の単砲身機銃ってありましたっけ?M39 リボルバーカノンはとっくの昔に生産中止だったと思いますが…。
ささき
- >1
JM61以前に使われていたエリコンも発射速度は450発/分でした(発射持続可能時間は違うかもしれませんが)
(N)
- >2
GIATの20M621が20x102カートリッジですね。トルコにKa-50の売込みがあった際の武装案に含まれていますのでおそらく調達可能であるかと。
あと20x102を使用する機関銃としてはチェコがGSh-23を20x102に対応させたZPL-20なるものを製品化しているようです。こちらはガスト式なので単銃身ではないですが。
けい
- 端的に述べてしまえば、既に似たような機材があるのに、「わざわざ掃海艇の為だけ」に「部品互換性も無く」、そして、そもそも「保守ライン等を新規に起こす必要のある」装備を採用しなければならない絶対的な理由がないということです。
正直、専用銃を採用してくれた方が正につっち氏の言うとおりの状態になります。
国内メーカー、商社的には非常に美味しい商売です。本当に美味し過ぎます。
sorya
- みなさん、たくさんの回答ありがとうございます。たいへん参考になりました。
つっち