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2916 4年くらい前に3冊か4冊組で発売されていたUボート関係の別冊写真集で見たのだと思いますが、艦橋から数人の人々が前方の一点を双眼鏡で注視している写真で皆、両手を開いて指の付け根あたりで鏡胴をはさむようにして保持していました。
過去ログで双眼鏡が話題になった際も紹介されている双眼鏡愛好会の掲示板
http://tcup7002.at.infoseek.co.jp/binoculars/bbs
でだいぶ前に、何故そういう持ち方をしているのだろうか聞いて見たら、漁船の船長が同様な持ち方で水面に魚群の兆しを探す写真の載ったサイトをある人が紹介してくれました。でもそうする目的も理屈も判りません。多分船の動揺とか長時間支えることによる腕の疲れかなんかが関係するのではと想像するばかりです。どなたかわけをご存じありませんか?
Yp

  1. 正解かどうか判りませんが・・・・

     一度、船の上で双眼鏡を覗いてもらうのが一番早そうなんですが、揺れる船の上で双眼鏡を覗くのってそう簡単じゃないです。体から伝わる船の振動や、揺れをキャンセルしないとうまく見えないし、慣れればできますけれど、普通の人だと揺れてる船の上で双眼鏡を目に当てたら、立ってるのも結構難しい。

     どうも私もそういう持ち方してるみたいで、両手を開いて下から親指の付け根で支えて、胴の横を手のひらで軽く支えるような持ち方になります。これをしっかり上から指で押さえると、体の揺れに対応できなくて、普通の地面に立っている時でも視野を固定できません。(今、やってみました。)
     どうも、手で即席のジンバルを作るにはそういう持ち方になるみたいです。それと、きちんと見ようとした場合、船の手すりなどに肘を固定して見るのですが、この場合、双眼鏡を軽く支えないと船の振動(エンジンの振動など。)がもろに伝わって、まともに見えなくなります。

     というわけで、そういう理由なんじゃないでしょうか?でも双眼鏡を両側から鷲掴みにして、うまく見える人がいるのでしょうかねぇ???私はダメなんで、私だけが特別なのかしら??

    elebras

  2. 有り難うございます。すると動揺や振動で眼と双眼鏡の軸がずれるのを防ぐにはああいう風に持つのがいいってことですね。これは大きくない船の上で双眼鏡を使う人の間では普通のことなんでしょうか。あんまり写真などで見ないですけど。
    Yp

  3. その持ち方は、「疲れない」ためだと思います。双眼鏡を長時間持つと、はっきり言って疲れます。そのため、脇を締めて持つと楽になります。脇を締める結果、必然的にYpさんの言われるような持ち方になります。
    つまり、揺れ対処というよりも、疲労対処と考えます。実際に艦上で私はそのように双眼鏡を保持します。
    teiji

  4. 有り難うございます。でも鏡胴を普通に掴んで脇を締めて持つ事だって出来ると思うんですが‥‥。それに掴んでいるときと異なり、挟んで支えるには幾分余計な力が必要な気もします。
    Yp

  5.  話の元の保持の方法が、いまひとつわからないのですが、しっかりと握っていないとの
    理解で書きます。質問者が実際に双眼鏡を覗いて確かめたら良いのでしょうが、双眼鏡を
    鷲掴み状態というのは、すぐにつかれてしましいますし自分の動きがダイレクトに伝わって
    目の方も長く持ちません(自分では握りこぶしの上に載っけるなんて方法も使います)。
    要するに持ち上げている手はいつもブルブルふるえているわけで、しっかりと保持しない事で
    振動が伝わらないようにしているのだと思います。(昔見たカツオ漁船では30センチ位の棒を
    双眼鏡にくくりつけて腹の前で棒を握って保持してました、地方によるかもしれません)
    すずき

  6. >5
    >昔見たカツオ漁船では30センチ位の棒を
    双眼鏡にくくりつけて腹の前で棒を握って保持してました、地方によるかもしれません

     あー、それ見た事ありますね。自分で覗いた事もありますけれど、慣れないと上下の調整が大変でした。水平線を見るだけでしたら良いんですけれど、それ以下(それ以前)のものを見ようとすると、双眼鏡だけを下に向ける事ができなくて・・・確かに疲れなくて良いですけれど・・・。

     私の船上での双眼鏡の覗き方は、まず腰を前に突き出した姿勢(足の位置はそのときの揺れ方次第)で立ち、両肘を締めて胸の上に乗せるような感じで双眼鏡を保持します。手は前にも書いた通り、下から親指の付け根に双眼鏡の重さをかけ、残りの手全体で柔らかく鏡胴を支えます。指は自然に曲げたままで、前後のバランスが悪い時だけ、軽く上から支えるような感じです。
     小さい双眼鏡の場合は親指の上に乗せて人差し指と中指で横から支えるような持ち方にもなる事があります。体は可能ならば船体の一部に預けた方が楽で、長時間でも疲れにくくなります。

     映画のシーンなんかのように、肘を横に張る持ち方では、5分続きません。疲れると言っても良いのでしょうが、上腕に力を入れていないとなりませんので、すぐに手が震えるようになり、視野を固定できなくなります。

     30年前のカツオ一本釣り漁船では、若い連中が交代で前部マストの見張り台に上って、鳥山(餌を穫る鳥の集団)を発見する見張りをやらされました。30分で気持ちが悪くなり、1時間で目が真っ赤、2時間も続けたら涙がぼろぼろ止まらない・・・・で、覚えたのが、肉眼で兆候を見つけて、双眼鏡は確認だけに使うというやり方でした。
     そんなに苦労しても、ベテランの連中はマスト上よりも早く発見して、船はとっととそっちに向けて走っているのが普通で、マスト上からマイクで「鳥山〜〜〜」ってがなっても、「あー判ってるから、早く降りてこい。」なんて言われて、くさってました。無線局長がどーしてマスト上って鳥見張らにゃいけんのかいね〜〜〜(T_T)
    elebras

  7. うー、結局そうした方が「楽」って事なんですね。皆様貴重なお話をどうも有り難うございました。
    Yp


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