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スキージャンプの空母にも、アングルドデッキがありますよね。ロシアの空母とか。でも、アングルドデッキの部分は、スキージャンプになっていません。もし、そこもスキージャンプになっていれば、2機同時に離艦できると思うのですが、どうなんでしょうか。 弘田 |
- アングルドデッキが考案された理由とその利点を考えれば、大体想像がつくのではないかと思うのですが。
T216
- >1の捕捉です
アングルドデッキは、着艦用に設けられています。
このおかげで、発艦と着艦が同時にできるし、着艦の時、甲板の上をかたずけるのが楽になりました、(前半分に寄せてしまえば良い)
で、ここにスキージャンプの様な出っぱりを設けると、万一着艦ワイヤーを引っかけ損ねたりして、着艦をやり直す時、邪魔になるのは、理解できると思います。
8bd
- ラファールMの発着艦公試の際に、フォッシュのアングルドデッキ上に仮設の小規模なスキージャンプを付けてカタパルトの能力不足に対処した例があるので、アングルドデッキ本来の目的を損なわずにスキージャンプを設置することは不可能ではありません。
但し、ソ連空母が艦首につけているような本格的なスキージャンプを設置する場合、既に指摘が為されているように着艦複航時に支障が出る可能性が否定できないことから、設置がなされないのだと思われます。
なお、Su-33(Su-27K)はその大推力を活用することにより、アングルドデッキ側からも自走発艦が可能であると、初期に行われたクズネツォフの発着艦公試時に報告がなされたことがあります。
大塚好古