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2883 キエフ級航空巡洋艦や、モスクワ級対潜巡洋艦などの
最前部に装備されているSUW-N-1とは、どのような
対潜ミサイルだったのでしょうか?

SS-N-14/15/16などのように、「ロシア製艦載ミサイル」を示す
SS-N-**やSA-N-**などとは、全く別系列のモノなのでしょうか?
漣(Saza-nami)

  1.  Webで検索しただけのデータですが・・・
     SUW-N-1は米海軍のアスロックに相当する2連装の対潜水艦ロケットシステムで、別名FRAS-1(Free Rocket Anti Submarine:無誘導対潜水艦ロケット)、NATOコード名は"Ugra"です。陸のFROG-7(9M21 ルナM)砲兵ロケットシステムの対潜版らしく、ロシア名はRPK-3 Vikhrのようです。
     スペックだけ見るとアスロックというよりはボフォース対潜ロケットのロシア版って感じもしますが、核弾頭型だけでなく魚雷装備型もあるようです。

    就役年度:1967年
    全長:6.2m
    胴体直径:0.55m
    発射重量:1,500kg
    射程距離:29km
    弾頭:5kt核爆雷

     詳細は詳しい型にフォローをお願いいたします(;^_^A
    ブラック・タロン

  2. ミサイルと言う範疇では無く、”ロケット弾”の分類なので、ミサイルと同じ型版は就いて居ない筈です。
    RBUシリーズと同類の区別で問題無いとは思います。
    ちなみに、キエフクラスはこの兵装は積んでないですよ。(モスクワクラス搭載です)
    SS表記だと、艦対艦ミサイルの系統なので相当はしません。
    Su-47

  3. >2

     キエフ級のうちバクーを除いた三隻はRPK-1 Vikhrを搭載してますよ。因みに本システムはボフォースやRBUといった近距離用の対潜臼砲より、アメリカのSUBROCや初期の核弾頭型RPK-2(SS-N-15)に近いと思いますが(後期になるとRPK-1ランチャーからRPK-2用の82R対潜ミサイル(核及び魚雷装備型)を発射できた、と言う説もありますし)。

     あと御題で出ているSS-N-14/15/16は対潜ミサイルで、対艦ミサイルの系統ではありません。
    大塚好古

  4. 追記。RPK-2用の対潜ミサイルの呼称は81Rと82R説がありますが、多分初期型と後期型で呼称が変わっていると思われます。
    大塚好古

  5. …ん?
    とするとキエフ級のRPK-1発射機は、
    「イコールSS-N-15系列の対潜ミサイル発射機」と見て、
    差し支えないと言うことですね。

    >Su-47・大塚好古 両氏
    いや、親スレの方には「対艦ミサイル」とは書いてませんが。
    「艦載ミサイル」と書いてます。
    SS-N-15も、「艦載対潜ミサイル」でしょ?
    漣(Saza-nami)

  6. 先ほど調べましたところ、Web上での資料では
    キエフ級の艦首発射機はRPK-1/2系列の発射機となっていました。

    ただ、このようなソースも。
    →世界の艦船1985 1月号(古っ!!)
     これに載っている要目一覧では、キエフ級はSUW-N-1となってました。
     (冷戦中の資料だからな…信頼性は薄いですよね…)
    漣(Saza-nami)

  7. >5

     いや、2の方がSS-N-**は対艦ミサイルと書かれていたから、SS-N-14〜16は対潜ミサイルであって、対艦ミサイルの系列のみとは限らんでしょう、という意味で書いたんですが、まぎらしかったですかな(^^;。

    >6

     RPK-1は1123型(モスクワ)と1143/1143.2型(キエフ・改キエフ)が搭載しております。SUW-N-1はRPK-1発射機のNATOの型式番号、FRAS-1がその使用するロケット弾のNATO呼称なのです(FRASはFree Rocket Anti-Submarineの略)。

     ついでにいうと、モスクワ級のRPK-1も82Rを使用できます。
    大塚好古

  8. >6
    えーと、つまり
    RPK-1とSUW-N-1は同じモノです。すなわち、VikhrとUgraは同じ。
    RPK-1というのはロシア(ソ連)軍での型番РПК-1を英字表記したものです。
    対して、SUW-N-1は、РПК-1=RPK-1のNATOコード番号です。
    「SUW」とは「Surface to UnderWater」の略号であり、ロシア語やソ連軍とは何のかかわりもなく、西側が勝手につけたものです。
    対立しませんお。

    RPK-3はロシア名「メーテル」、NATOコードではSS-N-14「サイレックス」として識別されるミサイルです。
    ロシア名「ヴィコール」はRPK-1であり、SUW-N-1「ウグラ」なのです。
    まなかじ

  9. かむってしまつた・・・
    まなかじ

  10. つまり要約すると…
    RPK-1Ugraという発射機から打ち出され、
    FRAS-1というロケットモーターで核爆雷を投射する…
    この対潜兵装システムがSUW-N-1Vikhrである。

    そして同じように、RPK-2発射機から
    81R/82R対潜ミサイルを発射するシステムがSS-N-15であると。
    さらにRPK-1/2両発射機には互換性があり、
    RPK-1からも81R/82Rが発射可能である…
    つまりキエフ級・モスクワ級は、81R/82Rが実用化された後には
    SS-N-15を装備していた可能性が大である…
    ついでに言うならばRPK-3発射機を使った対潜ミサイルシステムが
    SS-N-14である…

    こんな感じでしょうか?
    漣(Saza-nami)

  11. >大塚さん
    いえ、どちらかと言うとミサイルとロケット弾どちらに分類されるか?、であって対艦ミサイルのみの系列と言う意味の発言では無いです(少しアバウトだったでしょうが、、)
    キエフ系列も積める事を少し忘れていたようで、此処で訂正しておきます。

    Su-47

  12. >10
    惜しいっっ(ぉ
    SUW-N-1「Ugra」で、RPK-1「Vikhr」ですね
    まなかじ

  13. と、FRAS-1とSUW-N-1は西側のコード、RPK-1はロシアのコードですから、混在はあまり好ましくないと思います。
    どちらかをカッコでくくるとかして、区別しておいた方が良いでしょうね。
    まなかじ


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