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25ミリ三連装機銃の関連質問です。学研大和2の水谷清高さんの考証では 戦艦大和、武蔵のシールド無しの25ミリ三連装機銃は管制されていなかったとの事ですが、 ノンシールドの三連装機銃はすべて特設機銃ということになりますか? 猫P |
- 違います。新造時から装備していた艦橋基部の4基,後部艦橋の4基(計8基)の三連装機銃は戦艦「大和」の場合大改装時にシールドを追加した三連装機銃に移設していますが管制されています。従って「シールド無し三連装機銃=特設機銃」ではありません。
Ranchan
- 回答ありがとうございます。
武蔵の場合は、増設された三連装機銃はすべてノンシールドとされていますが、これらは、管制されていなかったのですか?
猫P
- 戦艦「武蔵」の場合も増設された三連装機銃には管制されているものと管制されていないものがあります。
ただ,「『武蔵』最終状態でどの三連装機銃が管制されていたか?」は諸説ありますが,
・管制されていたと思われるもの・・・新造時から搭載の8基,中央部両舷側の4基,後部艦橋基部両舷階段状配備の6基,前部艦橋両舷直下の2基,飛行機作業甲板両舷の4基
・未管制と思われるもの・・・両副砲横の5基
・諸説あるもの ・・・高角砲甲板の6基
計 35基
というところかと思います。
また,戦艦「武蔵」最終状態における対空兵装(機銃,機銃指揮装置,噴進砲の配備状況,どの三連装機銃にシールドが付いていたか)には諸説・諸証言があり,同じ学研本でも「大和型戦艦」P114「武蔵の主要対空火器配備(1944年10月)」と「大和型戦艦2」の折込イラスト「戦艦『武蔵』最終状態」では食い違いが見られます。
「大和型戦艦2」にある折込イラスト「戦艦『武蔵』最終状態」も,(より新しい分,より正しいとは思いますが)「『絶対に間違いない』とは言い切れない物」であり,戦艦「武蔵」の正確な最終状態は現段階では不明とお考えになる方が良いと思います。
Ranchan
- 早速の回答ありがとうございます。大変、参考になります。
関連質問ですが、>新造時から搭載の8基とありますが、新造時に二、三番副砲の前後にノンシールドの25ミリ三連装機銃が4基搭載された、と
学研に出ています(計12基)が、如何でしょうか?
猫P
- >4
そのとおりですが,戦艦「武蔵」最終時において新造時から引き継いで装備位置の変わっていない三連装機銃は8基(前部艦橋基部4基・後部艦橋4基)です。そういう意味にご解釈下さい。
Ranchan