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最近話題の新乾電池「オキシライド」ですが、従来の乾電池を遙かに上回る容量を持ち革新的と言われてます。 この技術を潜水艦用バッテリーに応用すればかなりの航続距離アップになると思うのですが そういった研究はされているのでしょうか? 私は「電気関係」が苦手なので、優しくご指導してもらえば幸いです。 マーフィー |
- た〜くさん繋げば動くでしょう。
使い切った後で積み直す努力と根気と金と勇気があれば。
すすむ
- 逆に質問なんですが、一次電池としてのオキシライド乾電池の技術を二次電池に応用出来るもんなんでしょうか?
私も電気関係は苦手なんですが、一次電池であるオキシライド電池を応用したら、二次電池の応用がどうこうって単純な話でいけるモン何でしょうか?
(ちなみに、一次電池と二次電池の違いについては、あさりよしとお氏の「まんがサイエンス1」に非常にわかりやすく解説されていたかと記憶しています、最近全巻図書館向けに再販されているようです。)
ooi
- ともかく、電池の本を読んでください。
「電池のサイエンス」岡田和夫著 森北出版株式会社 1800円
この本、お奨めです。
私も電気関係は苦手ですが、そのような人でも平易にわかるように記述されています。
すすむ
- オキシライド自体は別に革新的でもなんでもないです。15年以上前から知られていましたし。ただ、1次電池として工業化されたのが最近であっただけです。因みに言うと、オキシライドはアルカリ型と同様に高負荷においてのみその能力が発揮されます。逆に言えば低負荷ではマンガンとあまり変わらないということです。
sorya
- そうでした、オキシライドは充電出来ない使い捨てでした・・・
一次電池と二次電池の違いすらもよく知らなかったので全く問題外でした。
もうちょっと自分で調べてみます。素人の浅知恵でご迷惑おかけしました。
「まんがサイエンス1」「電池のサイエンス」は今度図書館・本屋で探してみます。
ooi様、すすむ様貴重な情報ありがとうございます。
マーフィー
- 潜水艦のバッテリーは難しい問題ですね。
日本の潜水艦のバッテリーが未だに鉛電池だと聞き驚きました。
そんなバカな、なぜ今時そんな旧式な物を、と思いました。
しかし、調べてみると…
たとえばリチウムイオン二次電池は軽量で大容量を誇りますが、大電流を流そうとすると急激な電圧降下を起こし、使い物にならないそうです。つまりダッシュができない。
また寿命も短く、せいぜい500回程度の充電しかできません。数年で寿命がきて全取り替えなんてことになると、莫大な金がかかります。ニッケル水素やニッカドでも似たようなもんだそうです。
その点、鉛電池は安くて特性も安定し、メンテナスをきちんとすれば極めて長寿命です。とりわけ大電流の取り出しには向いているようですね。
氷点下のオホーツクから南太平洋まで様々な環境下を巡航する日本の潜水艦には鉛電池が現実的なのかもしれません。兵器はバランスが重要ですから。
これは個人的な推測なので間違ってたら突っ込んでください。
カタヒラ
- 鉛蓄電池が、大電流を取り出すことに必ずしも向いている訳ではないのでは?
ペースト式、クラッド式の得失を考慮されたでしょうか。
最近では、ドイツでナトリウム硫黄蓄電池を搭載した潜水艦が登場しました。
また高温電池ですし、断熱材で覆っているので、温度環境の変化には強いようです。
すすむ