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近年の艦艇は各国ともに省人力化を進めているように思えるのですが、ダメコンについてはどう考えているのでしょうか。ダメコンに関しては機材の自動化等で対応できるのもではないと思うのですが。 4型改 |
- 基本的には、「省人力化によって、各個人の所掌分担は広がり仕事は増える、」と考えて頂いてよいかと思います。
現に、もともと攻撃分隊の人員が少ない艦(補給艦とか観測艦等)では舷門当直等、砲雷科が主力となるべき部署も他科の人間が立つことになります。
応急対策についても同様で、本来は応急科と砲雷科がメインとなるのですが、船勤科や補給科の人間も駆り出されることになるわけです。
「くも」クラスあたりでは、舷門当直も応急部署も船勤科なんかは殆ど出番はないのですが、これがAOEとかAGSあたりになるとしっかり組み込まれていたりします。
元むらくも乗員
- なるほど。とすると、攻撃や事故などで、火災、漏水、舵故障などが同時に発生したりすると、補給艦などは対応困難になってしまうのでは?あるいはそこまで深刻な状況は想定していなかったりするのでしょうか。
4型改
- >2
私は退職してから15年以上経過していますので、現在の状況は良くわからないのですが・・・・
基本はそれぞれの事象の深刻度から優先順位を割り宛てて、その順位に従って重点処置を行って行く事になるはずです。
(防火・防水・舵故障の複合事象を想定した訓練は、恥ずかしながら私は経験しておりません。)
某AGS乗組み時、私は防火・防水の各部署では応急班、応急操舵部署では舵機室S/P要員でしたから・・・同時に起発生してしまったら、確かに対応不能かもしれませんね・・・・・。
(ちなみに、私は船務科員でした。)
元むらくも乗員
- わかりました。ありがとうございました。
4型改