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防空射撃で質問なのですが、射撃指揮所による複数の機銃または高角砲の一斉射撃というものがあったと思うのですが。大和を例で見たときに、指揮所と指揮下の機銃がずいぶん離れて配置されていることがあるのですが、この場合指揮所での方位と角度をそのまま砲側に伝えて撃った場合、砲弾は敵機の左右に大きくずれるような気がするのですが、どのように1点に砲弾が集中するように対処していたのでしょう? また、指揮所からは伝声管で方位や角度を支持していたのでしょうか? 亜美 |
- 指揮装置から各砲塔には微妙に違うデータを送るんです。
この修正量は指揮装置によっては大まかであったり、高度な計算をしていたりと様々です。日本の場合は方位角を砲別で出します。現代のなら距離や信管調定秒時も変えるでしょう。
また場合に依っては、砲の側で修正します。例えばA砲塔とB砲塔には同じデータが送られるが、各砲は適切な修正量(表を持ってたりします)を加えて射撃する訳です。また応用例として、距離データだけ貰っておいて方位データは自前(つまり砲側照準)で行うという事もします。19世紀末から20世紀初頭の砲戦ではこれが普通に行われてました。
指揮所からのデータ送信も、音声、伝令、ブザー、何等かの指示器から電気信号(第二次大戦ではマトモな指揮装置はコレ)までありますし、指揮所から完全リモートコントロールなんてのも第二次大戦レベルでやってます。
SUDO
- 大和の場合
>指揮所と指揮下の機銃がずいぶん離れて配置されている(中略)どのように1点に砲弾が集中するように対処していたのでしょう?
・・94式高射装置から高角砲へ
・・・計算して、各高角砲それぞれに異なったデータを送ります
・・95式機銃射撃装置から機銃へ
・・・各機銃間には同じデータが使用されたようです
・・・射撃装置と機銃群との位置の違いは考慮されていたと思うのですが、良く判りません(膅(←月へんに唐の字)軸角修正というのがこのことだろうか)
>指揮所からは伝声管で方位や角度を支持していたのでしょうか?
・・94式高射装置から高角砲へ
・・・セルシンという仕組みを使ったメーターで、角度を"指示"します
・・95式機銃射撃装置から機銃へ
・・・機銃射撃装置が、機銃を直接操縦(装銃?)(リモートコントロール)します
セミララ