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本当に些細な質問で恐縮なのですが、河用砲艦はなんと読むのでしょう? 「がようほうかん」「かようほうかん」「かわようほうかん」? シズネロス |
- 「かようほうかん」だと思います。
まなかじ
- さて正確には、何と読むのでしょうね?
「こうようほうかん」とも読めますが、揚子江や黄河で違っているかも知れませんね?
揚子江なら、「こう」黄河なら「が」と呼んでいてもおかしくないでしょうしね。
青江
- 「河」の字の音は「か」、訓は「かわ」です。
「かよう」または「かわよう」になると思いますが、「かわよう」では湯桶読みですわりが悪いので「かよう」であると思いますが確実ではありませんという話です。
黄河、大河、運河の「が」も「か」の音便変化です。
これは「河」の字が最初にくる熟語で「が」の読みをするものがないことから明らかです。従って、「がよう」と読むことはあり得ません。
河野を「こうの」と読むのは旧カナで「カウノ」と書くように「かわの」の音便変化です。河本の「こうもと」も「カウモト」と書き「かわもと」の音便変化です。
河内山、河内を「こうち」と読む場合「カフチ」と書き、この場合は「こう」として書いていますが、これは明らかに「かわち」と区別するためという意図があります。
また、黒龍江、長江(揚子江)の場合、例えば江上艦隊という用語があり、これは「こうじょうかんたい」と読みます。
つか、確実な情報はないのでしょうか(ぉ
まなかじ
- 確実でなくてすみません(汗
私も「かようほうかん」だと思います。昔何かの本でルビがふってあったような・・・
>2
日本語の読み方をおっしゃっておられますので日本のことだと思いますが、日本海軍の河用砲艦で黄河流域で活動した艦があるのならお教えください。
私が知る限り、日本海軍の河用砲艦はすべて揚子江流域で活動しており、なぜ黄河のことをおっしゃられるのかがよくわからないもので・・・
枚方太郎
古本にルビ附ってないかな?と思ってちょっと本棚あさってみました。
あいにく読みは解らなかったのですが
昭和11年頃の旧海軍には河用砲艦との艦種類別は無かったようです。
資料では一等(安宅、淀)二等(嵯峨、熱海など)砲艦が区別されて
いるだけで…後になって出来たのでしょうか(満海軍等は未確認)。
もしかして深谷甫氏など研究者の造語?かも。
それならどう読んでも良いのかなとも思ったりして。
てぃんかん
- 追記します。
「海軍グラフ」昭和9年3月号の写真解説に「かようはうかん」のルビがありました。
写真そのものは「砲艦 熱海」となっています。
それと造語は不適当ですね。むしろ訳語とするべきかもしれません。
てぃんかん
- 類別等級とは別に、艦種の概念を示す語として「河用砲艦」「河海両用砲艦」などは海軍文書中で現れています。
片