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ww2の対潜兵器について質問させてください 「爆雷は自艦への被害(爆雷の海面上を通過時に爆発)を防ぐため後方への投射、投下しかできなかった」と読んだことがあります。ではヘッジホッグやスキッドのような前投兵器はどのようにして自艦へのダメージを回避してたのでしょうか? ネット上でいろいろ調べたのですが、よくわかりませんでした。よろしくお願いします。 yosuke |
- ヘッジホッグの場合だと、200〜250メートル先に対潜弾を打ち込むもので自艦への影響はまったくありません(スキッドも同じ)、逆に言うと至近距離の敵を攻撃できないという欠点も存在します。
わんために
- この問題は、爆雷の危害圏と沈降速度と設定深度の3つを押さえて考えないといけません。
つまり、戦前の爆雷は、沈降速度が低い上に設定深度が浅かったのです。
これは普通の艦が投下した場合、あまり遠くまで離れないうちにドカンと行く事になります。前方に向かって投射したら、艦の真下で爆発するかも知れないから危険だったのです。
ヘッジホッグ等は、戦時の一般的な潜水艦深度が結構深い、爆雷弾頭の沈降速度も速い、#1で述べられてるように遠くまで発射するという点から、例え艦の真下で爆発しても(これは発射艦の速度と、爆発深度次第ではある)それは爆雷の危害圏よりも遠いはずなので許容される訳です。
ですから、浅深度爆雷を低速艦で投下する場合などは、爆雷にパラシュートを付けてさらに沈降速度を遅くして、投下艦が危害圏から脱出する前にドカンと行かないように工夫したりもしてます。全ては爆雷の特性の問題だったのです。
SUDO
- 長く疑問に思っていたことが解けました。わんためにさん、SUDOさん、ありがとうございました。
yosuke