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質問ばかりで申し訳ありません 20センチ連装砲に換装後の最上型の2番砲塔の砲身は少々仰角を付けた状態が定位置(この表現でいいのかな?)ですが換装を前提に設計されていたにしては不思議に思います(僕だけ?)。 これは換装時の砲身長が設計時に考えていたものより長い物にしたためですか? それとも不自然な空間を明けることで換装の予定を気取られないための処置の名残りなのでしょうか?(15.5センチ砲時代はほぼ一番砲塔背面ピッタリに見えます) ひよッ子 |
- 換装前提じゃなかっただけのことだと思います。
SUDO
- あらっ?そうなんですか。
てっきり軍縮条約で重巡の建造枠が「高雄型」で一杯になったので建造枠が残っていた「軽巡」として建造しておき条約破棄後「重巡」にするのを予測し計画された「巡洋艦」だとばかり思っていました。
多数の資料にそう書かれていたもので…
ひよっ子
- この当たりは学研の「最上型巡洋艦」に記されてる事ですが、つまりは、砲塔の径からして異なり、最上も利根も船体側を改造して無理やり20糎砲に交換してます。
はなから交換前提だったならば、もうちょっと手立ては有ったわけで、結局のところ、交換を前提とした設計はしてなかったと言えるのではないでしょうか。
SUDO
- 高雄型の第三砲塔も若干の仰角をかけて「定位置」にあります。従って、不格好ながら最上型も許容されていたのではないでしょうか。
換装が前提かどうか、ですが
換装の予定はあったが、設計条件がタイトなためやむを得ずそうした(高雄型の砲塔位置もそうなのですが)。とも考えられますね。
tackow
- 最上型の元計画であるC-37案は、1930年7月24日に「条約の廃棄通告後もしくは緊急時には主砲を8in砲に換装する」事を決定の上でその内容を纏めてますので、tackowさんの言われる通り設計条件がタイトだった事に起因するのではないでしょうか。
大塚好古