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前回は素人質問に丁寧な回答ありがとうございました。 双葉社発行の超精密3DCG再現「戦艦大和」の中に大和のマストの上部は「木製」だった旨の記述がありますが(信号灯台より上部)、海底の第一主砲塔跡付近で確認・撮影されたものは50年以上経過している「木材」にしては原形を完全に留めている様に見えます。 当時の主力艦でも「木製」のマストがまだ主流で「防腐処理」が優れていたということでしょうか? 単に記事の読み間違い・勘違いかもしれませんが教えてください。 ひよっ子 |
- 木材を腐朽する微生物や、木材を食料としている小動物は深海底にはごく少ないからじゃないかな・・・と。
分解する者がいなければ、水に浸かった木材も腐りはしませんから。
まなかじ
- 水中にある木は非常に耐久性が強いんです、半永久に保つといっても過言じゃないです。
蛇足ですが、昔は建築物の基礎としてよく用いられていたのが「木杭」です(現在も住宅の基礎に用いられていますが)。
http://www.wood.co.jp/forestforum/marubil_shiodome_wood_chozou.html
http://www.taisei.co.jp/cg/ancient_world/venezia/avenezia.html
tackow
- 縄文時代の丸木船の半分だけが発掘されたことがありますが、あれも地中の水に浸かっていたから残っていたんだそうです。発掘後、放っておくと直ぐにボロボロになってしまうんで、とっとと何か保存のための処理をしたそうです。
ちなみに、なんで半分だけ発掘されたかと言えば、許可された調査地域の境目にあったからで、残り半分はその境目の外にありました。発掘の際、水は抜けてしまったので、残りはすでに朽ち果ててしまっているでしょう。惜しいことです。
tomo