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たまに、自衛隊の護衛艦のVLSからミサイルが発射される映像を雑誌等で見ますが、だいたい1発づつしか撃ってないですよね。 あれって、例えば、5発同時に撃つ訓練とかしないのでしょうか。 ミサイルがもったいなくて、できないのでしょうか。 弘田 |
- たしか自衛隊はお金が無いのでVLSいっぱいにミサイルを搭載していないと記憶してます。やっぱもったいないんでしょうね。
それから同時に撃つということはあまり無いようです。数秒の時間差をつけないと噴射による乱気流がを互いに影響を及ぼしますから。
キーロフ
- 乱気流と言う点ではむしろ同時発射の方が問題なのではないしょうか?
翼の揚力で飛ぶ飛行機と違い、ロケットで強引に打ち上げるミサイル
ですからほとんど影響ないと思われます。そもそも艦船は移動してい
るわけで、構造物が出っ張っているわけですから発射機の周囲は常に
乱気流だと思われます。
単純にミサイル自身が他のミサイルとの位置関係を認識して干渉しな
いようにできるか出来ないかの問題だと思います。例えば同時に5発
撃つ時には発射機の端っこ同士を発射させるとか、でないとお互いに
ぶつかりますし、束になって発射して外側のミサイルから順番に離れ
て行くような制御をしたとすれば、真ん中のミサイルは目標以外に無
駄に飛んでいる時間ができるので本末転倒です。
どうも
- それ以前に、イージスシステムは別として通常の誘導システムでは複数目標に対応出来ないのではないでしょうか?
わんために
- 仮に複数機がイージス艦だけを狙って攻撃かけるとして、各機ともばらばらの進路、タイミングで攻撃かけるのが普通では?複数目標誘導機能使うにしても、5発ものミサイルを調子合わせて同時に発射する必要が実戦においてどの位あるんでしょうかね?
アリエフ
- 5発も同時に撃つことは無いですね。以前映像でアメリカ海軍がトマホークの連続発射をしてましたが、時間差を取って発射してました。
日本の護衛艦の場合はイージス艦で無い限り個別に誘導は出来ませんので連続発射は2発までのはずです。
それ以前にやっぱり貧乏だからあまり撃てないのでは?
SC
- そもそも発射間隔は一秒に一発撃つのですから、同時に発射する必要がないのでは?
レーダーの探知距離を考えれば、そんなに急がなくても十分に間に合うのではないでしょうか。
ペトリオット
- 5発同時と僕は書きましたが、それは例えばの話です。別に2発でもいいし、数秒時間をずらした発射でもいいのです。
要するに、複数のミサイルを管制する訓練はしているのかなあと思ったのです。だいたい、一発だけ撃っている映像しか見たことがないもので。
それに、イージス艦って、もともとソ連の飽和攻撃を想定して作ったのでしょ。そういう訓練はしないのでしょうか。
やはり、予算の関係でしないのでしょうか。
関係ないけど、某マンガを読んでいたら、VLSからどんどんミサイルが発射されていますね。
弘田
- ちなみに、旧ソ連時代に開発・配備されたロシアのスラヴァ級等の巡洋艦、駆逐艦の場合、対空ミサイルをアメリカや日本のようなVLSでなく回転式のVLSに装備しています。この方式だと1発ずつ順に回転させながら撃っていくわけですが、冷戦時代まで国民生活を犠牲にしても多額の軍事予算を投入し、海軍艦艇の強化を図っていた旧ソ連で、何で同時複数ミサイル発射が不可能な回転式ランチャーにしたんでしょうかねえ。こういうこととも比較して考えてみては?
アリエフ
- AN/APY-1レーダーについてのページ
(http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ship/weaps/an-spy-1.htm)に
"Salvo rate of less than 2 sec per launcher (CG-52 and above with MK 41 VLS)"
と書かれていますので、二基のVLSを備えるこんごう型では1秒以下の間隔で発射が可能と思われます。
訓練する、しないは存じませんが。
>アリエフ様
>4、方向はともかく(着弾の)タイミングは極力合わせるのでは? また、航空機はともかく、旧ソ連のDDG、CG、SSGNが相手の場合、短時間に、同方向からミサイルが殺到する可能性があると思いますが。
>8、スラヴァは、回転式のVLSを"8基"装備していますので、ランチャーの形式から同時複数ミサイル発射が不可能とは言えないのでしょう。
そもそも、これらの発言の意図は、必要性が低いから「そのような訓練をしない」ということか、「そのような能力はない」ということのどちらなのでしょうか?
れん太
- >9 8の私のレスは、7のレスとほぼ同時書き込みで、質問がVLS多数同時発射の訓練をなぜしないのか?という趣旨と捉え、それに対し書いたものです。間隔置いての連続発射訓練に対してではありません。
で、検索してみたら、昨年7月のハワイでのリムパック演習で、イージス艦きりしまが4発のミサイル(スタンダードSAMか)を発射してミサイル迎撃訓練を行ったということですから、必要なときには訓練するんでしょう。
ただ、ミサイルの値段は決して馬鹿になりません。航空機ですが6目標への複数同時攻撃能力を持つというF14のAIM54が1基約1億、イージス艦のスタンダードSAMもそれ位するようで。それぞれ6発撃てば約6億円吹っ飛びますね。それ十回やれば60億円。F14も実戦では敵の爆撃機や巡航ミサイルを見つけ次第、6発位のAIM54を連続発射する必要があるわけでしょうけど、米海軍でAIM54の6発連発の訓練を頻繁に行っていたなんて話聞いたことがありません。それだったら、実弾撃つのは最小限にした上で、それでも目標捜索、ミサイル誘導に関するシミュレーション的な訓練で費用節約を図るのが普通だと思いますけど。
アリエフ
- ちょっと質問の趣旨とはハズれるかもしれませんが…
米海軍(海自も?)は艦対空にしろ空対空にしろ1目標に2発撃つのが標準のようです。初期は信頼性が低かったからでしょうが1発目がはずれたってからでは時間的余裕がないし。後日オリバーハザードペリー級が1発ずつしか誘導できなくなったときも批判されたらしいです。はずれたらどうするんだって。
たしか、米海軍がイラン民間機を撃墜したときもしっかり2発撃ってますよね。
てぃんかん
- >10
4番 、8番の”同時”が文字どおりの同時であるとのこと、了解しました。それでも、4、8の内容は、適当だとは思いませんが。
10番の後半の内容に関しては、私もそう思います。
>9
AN/APY-1は、AN/SPY-1の間違いです。お恥ずかしい。
れん太