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巡潜甲・乙型のカタパルトと格納庫の間にリフトとターンテーブルが有りますが、これはどんな用途で使われたのでしょうか? リフトの方は、滑走車を甲板下に格納する為と、水偵を運搬車から滑走車に載せ換える時に、高さを合わせて作業に便利な様にと想像出来ますが、ターンテーブルの必然性が思い浮かびません。 以前、格納庫と扉の質問をされていた方もいらっしゃいましたが、この辺りの詳細がわかる写真等は無いものでしょうか? ヤムラ |
- 帰ってきた機体をしまうのには便利じゃないかと思いますが?
SUDO
- 以前、巡潜甲・乙の格納筒扉について質問した本人です・・・。質問後も折を見て調べてはいるのですが、未だに格納筒扉の開き方について詳細は不明です。
また、今回ご指摘のターンテーブルについてですが、伊-29などの写真では確かに円形のテーブルが写っていますが、昭和17年10月のものと伝えられる伊-11潜(甲型)の前甲板の写真(出典:光人社刊「写真太平洋戦争」第5巻P172下段)では、この部分が円形ではないように写っており、ご指摘の設備は本当にターンテーブルなのか?または、甲乙型でも艦によって装備未装備の違いがあるのか?という疑問も覚えております。
回答になっていなくて、申し訳ありません。
つね
- 機体を90度旋回させて主翼の組立・折畳作業を容易にするためとのことです。
chuukichi
- >1
私も最初はそう思いましたが、クレーンで吊ってる状態で方向を合わせる方が早いでしょうし、フロート付けたままでは運搬車に載らないんで、疑問に思いました。
>3
なるほど!
確かに、機体が首尾線方向だと翼が舷側からはみ出して仕舞い、作業は困難ですよね。
疑問は解けました。
>2
伊29の写真に写ってるのはリフトです。どうやらこれにも旋回機能が有る様ですね。
ご指摘の通り、写真で見る限りこれらの装備は艦によって違う様です。どうやら、甲型初期艦では、非旋回リフトのみで旋回盤は無し、乙型初期艦で改良されて滑走車用(リフト兼用)と運搬車用に二つターンテーブルを装備(図面や、上空から撮影された魚雷積み込み作業中の伊15の写真でハッキリ判ります)。後期艦で運搬車用の旋回盤を廃止と想像します。
皆様のご指摘から考えるに、最終的に採られた飛行機発進回収プロセスは、
格納庫前面の甲板パンチングプレートを外す→格納庫扉を開ける(向かって右)→機体を引き出しリフト上の滑走車へ→主尾翼、フロートを取り出す→機体を首尾線と直角方向へ回して主翼取り付け→機体を戻してリフトを上げ、フロートを取り付け→発艦。
帰還した機体をクレーンで吊り上げ→吊り上げたまま高さと方向を調整してフロートと主翼を外す→機体を運搬車に載せる→取り出しと逆の順序で格納庫にしまう。
と解釈しました。
SUDO様、つね様、chuukichi様、お答えありがとうござういました。
ヤムラ
- >2
一部訂正。
ご指摘の伊11の写真は、機銃甲板から前方を望んだものだと思いますが、ターンテーブルの淵がレール両側甲板上に円弧に見えます。その前方、穴の開いている部分がリフト位置で、上昇させる時は邪魔に成る両側の木甲板部を外側に跳ね上げる仕組みに成ってます(甲板との合わせ目が見えます)。なお、枠状の部分の用途は解りません。滑走車では無い様です。主翼取り付け治具かも知れません。
従って、甲型も最初からリフトとターンテーブルは両方備えてたと思われます。
乙型後期艦もターンテーブル省略せず、写真では判読出来ない(見えない)だけかも知れません。この場合回収手順は、クレーンで吊ったままフロートを外し、機体を横向きでターンテーブル上の運搬車に載せ、主翼を外すって手順に成るかと思います。
混乱した書き込み申し訳有りません。
ヤムラ
- なるほど、伊-29の写真に写っているテーンテーブルと、一見してあまりに大きさが違うので見落としていました。写真が小さいのでややわかりにくいですが、確かに円弧状の部分があるように見受けられます。リフト降下時にも、動作部上面がむき出しではなく、きちんとその上を埋める木甲板が用意してあったのですね。
つね