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ずっと以前(まだ冷戦中)に読んだ本に 以前、米国が日本に空母を一隻無償で提供しようと持ちかけたことがあった。大蔵省がその運用・維持に必要な予算を計算して驚き、丁重にお断りした。 というようなことが書かれていました。で、質問です。 1.この話は実際にあったことなんでしょうか? 2.事実なら、米国は日本に空母を与えて何をやらせようとしたんでしょうか? 3.米国は日本に何級の空母を渡そうとしたんでしょうか? おうる |
- 聞いたことはないですが、ありうるとすれば、インディペンデンス級をフランスが1960年に2隻を返却
しているので、それの可能性が高いかと。
そのころだと仮定すれば、S2FやHSS−1あたりでの対潜作戦能力強化目的でしょう。
仮定の話ばかりで無意味かもしれませんが、そのころの日本は貧乏国で、護衛艦の旗艦である「あきづき」型さえ
アメリカの金で作ってもらったような状況ですから、とても空母など運用する予算はなかったのは確かです。
キック
- 昔の世界の艦船に載っていた記事によれば、昭和28年に海上自衛隊の整備に当たり将来対潜用の空母の貸与を米側に打診、これに対して米側はコメンスメント・ベイ級のCVEを貸与すると回答した、という話だったようです。
基本的には対潜空母として活動させる予定だったようですが、CVEの貸与は海自が丁重に遠慮申し上げ、更に大蔵省も運用経費を見て驚愕し、取り止めになったという話です。
大塚好古
- >1
揚げ足取りみたいで恐縮です。
あきづき型うんぬんのご発言は、域外調達(OSP)のことをおっしゃっているのだとは思いますが、空母「メルボルン」を保有していたオーストラリア海軍の「パース」級ミサイル駆逐艦も似たような経緯で「アメリカの金で作ってもらったような状況」だったんじゃなかったですかね。(こいつらも米海軍のDDナンバーがついてます)
域外調達=貧乏国の救済措置 という単純な図式じゃないと思いますよ。
大塚先生もおっしゃるとおり、当時の日本に空母を運用するカネがなかったのは紛れもない事実だとは思いますが。
枚方太郎
- ありがとうございました。
私が思っていたよりもずっと古い話のようですね。てっきり経済復興を遂げた後の話かと思っていたので「空母の運用費用ってそんなに高いのか?それとも大蔵省が渋ちんなのか?」と疑問に思っておりました。
おうる