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紫電改の公式速度は596/hですが、川西航空機のほうで測定したところ610/hを超えたそうですが、本当のところはどうだったのでしょうか?海軍側で測定した時に『誉』エンジンの調子が悪くて、596/hしかでなかったのでしょうか?本当のところはどうだったのか教えてください。それと、終戦後の紫電改がF4Uより速かったと何処かで聞いたのですが、本当の情報だったのでしょうか? 海坊主 |
- 「596h」ではなく「594km/h」だと思いますが、これは「公式速度」といったものではなく全備重量、公称出力で計測された実測値として参考に用いられた数値です。これしか速度が出ない訳でもなければ、これ以上出ると保証されている訳でもありません。その時点で広く用いられた参考のための数値なのです。部内の参考資料に用いられる数値は試作機のものでも良ければ、その前に生産していた略同型の旧型機が記録した数値を流用しても問題はなかったのです。
その機体の性能を表わす数値を眺めて「もう少し速くてもいいはず」または「何でこんなに速度が出るのか」といった疑問が生まれる背景にはそのような事情があったりします。
また紫電改が急速に注目を集めたのはその試作機が誉発動機のブースト制限下で620km/hを記録したためです。この時の計測値を公文書上で使っておけば後の世で機体設計の良し悪しを問われるも無かったでしょう。
紫電改編隊がF4U編隊を実戦で振り切った、といった逸話も伝えられていますが、それが事実だとしても紫電改がF4Uより高速だとは言い切れません。
BUN
- >紫電改がF4Uを振り切ったとの逸話が事実としても紫電改がF4Uより高速だとは言い切れない。
これは振り切ったということは事実であっても最高速で必ずしも優速ではなかったってことですか?
(例えばF4Uの苦手な低空での話とか、増槽を積んでいたとかで)
架空戦記ファン
- > 2.
よーいドンで加速競争した訳ではなく、紫電改編隊とF4U編隊の間には数qの距離があったとされ、また紫電改はダイブしてますから、そのまま単純に水平速度での優劣を比較する要素にはなりにくいかと。
T216
- ああ、そういうことですか。T216さん、説明ご苦労です。
架空戦記ファン