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いつもお世話になっております。 WWII日本機のプロペラは、舶来ライセンスばかりだったのは有名ですが、イタリアやソ連はどうだったのでしょう? 米英独仏のような自国デザインメーカーは有ったのでしょうか? イタリアに関しては、シュナイダーカップの関係から、有りそうな気もするのですが・・・。 Takeahero@職場 |
- 両国とも、ハミルトンのライセンスを有してます。
少なくともフィアットCR.42や、ヤコブレフの今でも使ってる練習機のプロペラは、特有の支持構造からハミルトン系であるのは確実でしょう。
SUDO
- イタリアについてはピアッジオがあります。
金属ブレードのプロペラメーカとしてはフィアットと勢力を二分しています。
九七戦が使っていたような調整ピッチを作っていましたが、1937年に独自設計の電動定速式を完成、1939年初め頃から量産は軌道に乗り、機種を問わず1940年あたり以降の新型高速機の多くが採用しています。MC.200やP.108などについてるのがハブがむき出しでわかりやすいと思います。
また、これも日本でライセンスを買うという話があったそうです。
但し、やはり一見してわかるようにモーターカノン装備ができない(ウォームギア配置の関係上)ため、セリエ5戦闘機ではドイツのVDM系電動を使っているようです。
また、イタリアでハミルトン恒速のライセンスを持っていたのはフィアットです。
フィアットもそれ以前は調整ピッチを作っていますが、1935年にライセンスを入手し1936年に量産開始、G50やCR42、またBR20などのフィアット機の他、SM79やBa65といった戦前型軍用機の多くが採用しています。また、大戦中に実用化された機体でも小中馬力発動機の機体の多くに適用されています。
VDM電動はフィアットで製作されるはずだったようですが、生産開始にはいたっていなかったようです。
この他、練習機などの木製固定ピッチプロペラはカプロニでやっていた他、中小メーカの転換生産で賄っていたようです。
まなかじ
- 回答有り難うございます。
イタリアには有ったんですね、自国デザイン。
あのMC.72のコントラがハミルトンじゃ、ちょっとガッカリですよね。
ソ連はまぁ、無いだろうとは思ってました。
Takeahero@職場
- >3. シュナイダー時代はまだ恒速プロペラが実用化されていなかったので、MC72 も S6B も男らしく(笑)固定ピッチプロペラですよ。
ささき
- >3. そうでした。のどかな時代でした・・・。可変もまだでしたっけ。
Takeahero@職場
- うわ、>3.じゃなくて 4.でした(恥)。
Takeahero@職場
- >5
可変ピッチ自体の発想はWW1の頃からあったのですが、大出力の実用レベルになったのは1933年のユナイテッド・エアクラフト社のハミルトン高低二段可変ピッチが初ということになります。
またラチエは軽競争機用の空気圧式高低二段可変ピッチプロペラの製作から始まった会社で、競争機の隆盛が可変ピッチの普及に繋がったという側面もあります(まあラチエの空気式自体は後の電気式とは何の関係も無いに等しいですけど)
SUDO
- つうか、ソ連のは何がどれなのかわからないです(ぉ
まなかじ