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いつも楽しく拝見しております。現在福岡県甘木市に展示中の、福岡航空宇宙協会が所有している零戦32型について質問します。下記web page上で、この機体について、"オリジナルは22型だったようですが、32型として復元したようです"、と説明されていました。この零戦は、世界唯一現存する零戦32型であると信じていたのですが、このような可能性もあるのでしょうか?。皆様ご教示いただけましたら幸いです。また、同種の質問が過去ログに含まれていましたら、申し訳ありません。 http://www.geocities.jp/okasan41/hiko09.htm Toro |
- グアムの時点の写真・方向舵の修正舵(32は修正片)・機体内に残るステンシルで22型と判断されているようですね。
しかし日本での修復時の写真を見る限り翼端・補助翼・は32型物と思われますし、機銃弾倉パネルは初期の32型の物と推測できます。
22型がベースだとしても何処まで32型が混じっているかは各型の機体細部に本当に詳しい方が検証しないと判らないでしょうね。
まして2號銃が装備されていた32型が戦時中米軍によって引き上げられ検証されていますし、その写真を見ると修正舵が付いているようにも見えますから何とも言えませんね^^;
>世界唯一現存する零戦32型であると信じていたのですが・・・・
世の中は広いですから32型オリジナル部品が多く残る機体が存在しますので安心していて下さい。将来的には公開されると思いますよ。
A6M232
- A6M232様、ご回答ありがとうございました。
1) 復元される際、22型と32型が混在している。
2) 特徴的な翼端部分は、32型がベースとなっている。
ということでよろしいでしょうか?。
実はつい先日実物を見学したのですが、至近距離で見える翼端下面は、かなり修復されているようでした。そのあと上記web pageをみたところ、"オリジナルは22型"とのことで、もしかしたら翼端チップ部分だけ、後から32型風に新製したのかと勘違いしました。
>32型オリジナル部品が多く残る機体が存在しますので安心していて下さい。
>将来的には公開されると思いますよ。
富士の裾野方面でしょうか?。安心して気長に待ちますね。
Toro
- >2
1) 2) はその通りと私は予想しています。
不確定な書き込み・意見で申し訳ないですが、内部まで検証していないので此処までしかかけない事をご理解頂ければ幸いです。
先日カナダ・ブレイド社で見てきた翼端を画像掲示板に掲載しておきますので、次に見学する機会が在りましたら見比べて見て下さい。
結構凝ったラインで溶接されております。
A6M232
- >>将来的には公開されると思いますよ。
>富士の裾野方面でしょうか?。安心して気長に待ちますね。
日本国内ではないようです。
絵塗師
- Blayd Corp.でお撮りになった写真を拝見しました。あるところにはあるものですね。ところでBlayd社のH.P.が閉鎖されているようですが、A6M232様が先日ご覧になったということは、Blayd社自体は活動を続けているのですね。貴重な情報を開示していただきまして、ありがとうございました。
http://www.warbirds.jp/32/index.html
も拝見しました。里帰り時、32型の主翼であったこと、確認いたしました。"主翼は新造"説もありますが、A6M232様の見解が真実ということですね。
Toro
- >A6M232様の見解が真実
いやまた申し訳ないですが私の素人判断ですので真実とまでは言えなく推定としか言えないのです。
推定の理由
主翼外翼
1.修復時の写真を見る限り主翼結合部から外も主桁が腐食の為無くなっています(亜鉛を含む主桁の腐食度合いの特徴)
2.後縁の補強部材の木材を止める木ねじが露出している。
3.ヒンジがオリジナル。
翼端
1.補助翼との間から覗くと翼端灯の基部がオリジナル通りの提灯型です。2.取り付けるTナットの穴までも数が一致する。
(翼端灯整形カバーは新造です)
補助翼
1.操作桿に繋がるアームがオリジナル
2・羽布を剥がした骨格でも主要部材がオリジナルにほぼ一致する事。
しかしこれだけ言えば主翼新造説はほぼ間違いですね^^;
カナダ・ブレイド社は注文が在れば後2機可能だそうです、その未組み立てのパーツもさらりと見てきました。
A6M232
- >1
すいません修正です
>機銃弾倉パネルは初期の32型の物と推測できます
>機銃弾倉パネルは100発弾倉用の初期の物と推測できます
A6M232
- >1
すいません修正です
×機銃弾倉パネルは初期の32型の物と推測できます
○機銃弾倉パネルは100発弾倉用の初期の物と推測できます
A6M232
- A6M232様、かさねがさねありがとうございます。あの"零戦32型"については、最近出版された零戦の復元機の写真を集めた書籍でも、「機首まわりをのぞいて、すべて新造」と説明されており、それをもって私も、資料的価値の低いものかも?、とも思いこんでいましたが、そうではないようですね。
ところで現在、展示場所である"音楽館"には、零戦の隣に、三菱重工のヘリコプタ、登録番号JA003MのMH2000が展示してあります。まだまだ耐空性のある機体だと思っていたのですが、これにも驚きました。
遅れましたが、絵塗氏様も、RESいただき、ありがとうございました。
Toro
- お名前を間違えました。
>絵塗師様 の名前を、絵塗氏様、と間違えました。申し訳ありません。
Toro
- >最近出版された零戦の復元機の写真を集めた書籍
ああっ、すぐに判りました。
あの書籍は写真は素晴らしいですがキャプションの多くが全く逆ですね・・・読者の力量が試される書籍です。
次に出た本では木製計器板を金属と書いていましたから更にキャプションがパワーアップしています・・・・・^^;(しかしその様な点を注意すれば良い書籍ですから私は過去の本と共に重宝していますからありがたい事です)
著者様にはあの計器板を複製するに、オリジナルに限りなく近いミリサイズカバ合板が国内にもアメリカにも無く、協力者様に世界中を散々探して頂きやっとフィンランド製を手に入れる事ができ、まして末期木製の塗装感を出す為に木目を埋めずに塗装したとは夢にも思わないでしょう・・・・笑
(お暇でしたら此処を見てみてご笑覧下さいhttp://www10.ocn.ne.jp/~a6m232/page024.html)
余分な事申してすいませんでしたが上記の話しを参考にしていただき、当該書籍キャプションの判断材料にしていただけたらと思います。
よってあの32型は決して資料的価値の低いものではなく、検証され各部品の詳細が判れば更に価値が高い物と私は思います。
A6M232
- A6M232様のHPを拝見しました。もう、本当にすばらしいですね!。ミリサイズ樺合板・・・,凄い情熱に圧倒されました。また完成した呉の62型のコクピットに収まった姿や表情は最高ですね・・・(私と同世代、というのも驚きました。なんとなく、50代くらいの社会的にも落ち着かれた人と思ってましたので。)。
あと、例の書籍ですが、実は立ち読みだけですませていたのです・・・。
>その様な点を注意すれば良い書籍ですから・・・。
ということであれば、呉62型の続編も含め、購入いたしましょう。なんといっても一次資料を収集し、考察を加え、書籍やH.Pで自分の意見を披露するというのは大変な勇気と手間がいることと存じますので、このような方々には、素直に敬意をはらいます。
Toro