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5174 私の叔父は戦争中、上官に小銃にさびが着いているとろを見つかり「天皇陛下からお預かりした銃を粗末にしおって!」と言われ殴られたと言っていました。航空隊でも着陸に失敗して機体を壊してしまった場合、上官から殴られたのでしょうか?
戦記マンガでは機体を壊してしまっても「この機体は扱いづらい。」「このボロめ!」「ひよっこがまた壊した。」と軽く済ましていますが…。
SS

  1. 小銃には菊の紋章がありましたが、航空機にはそれが無かったというのが一つのポイントだと聞いています。
    (航空機の場合「献納機」と言って国民が寄付した物もあるようですし)

    同じに軍艦も巡洋艦以上は艦首に菊の紋を付けていますが、駆逐艦や潜水艦は付けていません。
    フネを失いつつ生還した艦長と駆逐艦長/潜水艦長のその後の扱いが違うのもこの辺りではないかと思います。
    しかし陸軍の場合菊の紋などがない水筒などの備品でも、同じような扱いを受けたという話もありますね。


    f8

  2. >「天皇陛下からお預かりした銃を…」
    兵隊物語でのイジメはよく耳にする話で、言いがかりは何でも良かったようです。「菊の御紋」が無くても同じような理由でのシゴキ・イジメは起きたでしょう。

    しかし完璧に整備した銃にイチャモンを付けられたのならともかく、歩兵が銃に錆びを生じさせたのでは、日本軍でなくとも制裁・懲罰の対象になり得たのではないかと思いますが。

    >飛行機を壊した場合
    時と場合によるでしょうし、教官の性格にもよるでしょう。具体的な理由もなく「気合が入っとらん」などとポカポカ殴る(嫌われ者の)教官もいたようです。しかし「天皇陛下からお借りした飛行機を壊して…」という(歩兵隊ではお決まりの)言いがかりについては、寡聞にして聞いたことがありません。
    ささき

  3. 新兵教育の中で小銃の扱いを理由に殴られる兵と飛行機の操縦を行う下士官とは立場と待遇が全く異なります。空中勤務者は軍隊の中でごく少数の特殊技能を持った士官と下士官なのです。
    また航空兵器は小銃等よりも遥かに格上の制式兵器ですから御紋章の有無などは関係ありません。
    しかし、重大な事故が発生した場合、小銃を破損した程度では済まされません。当事者が若ければ殴られる事もあるでしょうけれども、そのような非公式な制裁があろうが無かろうが、しかるべき報告書が作成され操縦者の責任の有無が問われます。公式な処罰の対象となる問題であるということです。ただ飛行機の事故率の高さから不問に付される事もあり、戦時ではその傾向は更に強まります。

    海軍の場合でも御紋章の有無に関わらず、艦艇を事故で損傷させてしまった艦長は当然責任を追求されます。重大な事故であり経歴にも影響が出る可能性があり、教育中の新兵を殴って済ますような事柄ではないからです。

    BUN


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