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又蝶型空戦フラップについて教えて下さい。空戦時の操作は操縦桿にスイッチがあったと(穴吹空戦記)のことですが、そもそも着陸時のフラップと空戦時とでは動き、もしくは操作に違いはあったのでしょうか。 元GTII |
- 機構も操作方法も同じで、降ろす角度が違うだけだと思います。
ささき
- 一式戦の操縦桿の頂部には、右には「下」と書いた黄色いボタン、左に「上」と書いた赤いボタンがあり、それぞれを押すとフラップは上下します。フラップのレールには目盛があり、開度が表示されるようになっています。指を離すと、その位置でフラップは停まります。
一式戦のフラップは、紫電改などのものとは違って、「自動」空戦フラップではありませんので、操縦者は目盛を目視して、着陸操作と空戦時などそれぞれの場合に応じて適正な開度を選びます。
片
- 操縦桿上のボタンだけではなく、操作レバーもありませんでしたっけ?
セミララ
- 回答有難うございます。ファウラーフラップの一種ということですが、翼面積を広げつつ開く角度を変られるという優れものということで有名な装置として、今に残っているのでしょうか。又着陸時には翼面積を変えずに、ただ零戦と同じように下げるだけということもできたのですか。とすれば、零戦はファウラーフラップうを活用する、という発想は全くなかったのでしょうか。
元GTII
- >3
操縦桿上のボタンは電動で油圧の四方コックレバーをコントロールするものです。
電気系統が使えなくなった場合に、四方コックを手動で操作します。
片
- >4
2で説明したとおり着陸時には大きく開くというだけのことで、レールに沿ってフラップが後方に移動しながら垂れるというだけのことしかできませんし、それで充分なはずです。
片
- >#4 元GTIさん
>ファウラーフラップの一種ということですが、翼面積を広げつつ開く角度を変られるという優れものということで有名な装置として、今に残っているのでしょうか。
翼面積を広げつつ開く角度を変られる...というのが、ファウラーフラップです
>又着陸時には翼面積を変えずに、ただ零戦と同じように下げるだけということもできたのですか。
できません
>#5 片さん
了解です
セミララ
- 有難う御座いました。ついでの質問ですが、紫電改の自動空戦フラップというのも、ファウラーフラップですか。
元GTII
- ファウラーフラップというよりは、セミファウラーフラップという方が正確かと
セミララ
- >8
十五試水戦の頃には後方への大きな移動量を持つ親子式ファウラーフラップだったのですが、紫電改に至るまでに移動量が縮められ、開度が大きくなり、子フラップが固定されるなど変化しています。
片