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稚拙な質問をお許しください。 ダグラス A1H スカイレーダーなのですが この機体について、米軍最後のレシプロ機という事で興味を持って見ていました。 最近、戦時中の日本軍の戦闘機についても知りたくなってきて、色々なWEBサイトや 本などを漁っています。 そこで紫電改や疾風の画像を見た時に、スカイレーダーの印象と重なってしまい、両者をよく見比べたのですが、細かい所ではだいぶ違いはあるのですが、機種の防眩塗装がどうしても似ているとしか思えないのです。 特に、それまでの米軍の空冷星型エンジン搭載の戦闘機とは一線を画す、ベーシックなデザインというか、見た目から受ける印象が、日本軍機、特に疾風と似ているとしか自分には思えないのですが 日本軍機機のデザイン(主に防眩塗装)が、スカイレーダーの開発者に影響を及ぼした可能性はあるのでしょうか? 宜しくお願いします。 轟沈三等兵 |
- ありません。
機首上面に帯状の防眩塗装を施すことは、米陸軍航空隊でも第二次大戦中から普通に行われていたことです。
片
- >それまでの米軍の空冷星型エンジン搭載の戦闘機とは一線を画す、ベーシックなデザイン
大戦中でもこんな塗装例がありますよ。防眩色は黒ではなくオリーブ・ドラブかも知れませんが。
http://wmilitary.neurok.ru/wwii/p47-f2.jpg
戦前にだってこんなのがあったりします。雷電と似ていますが、別に雷電が XP-66 をパクッた訳じゃないでしょう。同じ目的を目指せば似たような色や形になるという、ただそれだけの事ではないかと。
http://www.warbirds.jp/data/us/htm/p-66.htm
>スカイレーダーの開発者に影響を及ぼした可能性
塗装パターンを決めるのは用兵者(軍隊)ですから、開発者は無関係でしょう。
ささき
- 枝葉末葉な事ですが、米空軍はまだT-41使ってますから、
A-1が「米軍最後のレシプロ機」って事は無いでしょう。
グリーネマイヤ智久
- 「枝葉末節」チョット恥ずかしい間違い
グリネマイヤー
- みなさん、ご意見ありがとうございました。
ささきさん、ではオリーブドラブではなくアルミの地肌色に黒の塗装という点では日本軍機と共通していますね。
またスカイレーダーはどの日本軍機よりも後に造られた機体である事から、用兵者に影響を与えた可能性はゼロとは言えませんね。
日本軍機と同時期あるいは以前にアルミ色の地肌に黒色の防眩塗装がしてあればこれは否定できるし、そのような疑問も持たないのですが。
轟沈三等兵
- >日本軍機と同時期あるいは以前にアルミ色の地肌に黒色の防眩塗装
バルティ BT-13 基礎練習機
http://www.ascho.wpafb.af.mil/REMARKABLE/PHOTOS/PG-159.JPG
ノースアメリカン AT-6 高等練習機
http://www.ascho.wpafb.af.mil/ARMING/PHOTOS/PG-6c.JPG
このような例もあります。戦前・戦中すでに似たような塗装例が米国内にあるのに、戦後のスカイレイダーだけが「旧日本軍の影響を受けた」というのは考えにくいでしょう。
ささき
- 貴重なご意見ありがとうございました。
轟沈三等兵